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2014年3月 3日 (月)

GirlsLoveFestival11 行ってきました&入手品など

 「少女恋愛作品ファンによるイベント」の「GirlsLoveFestival」、第11弾に当たる「GirlsLoveFestival11」に行ってきました。参加された皆さんお疲れ様でした!

 開催場所は、大田区産業プラザPiOです。前回の第10回記念「GirlsLoveFestival10」は横浜で行われましたが、PiOはこのイベントが一番多く開催されている場所ですし、戻ってきた、という感じもしますね。
 天気は雨混じりで外の気温は低めでしたけれど、会場内は緩やかで暖かな空気に包まれていました。1階のホール全体を使って、GLF11と、併催の「アイ☆FES2」を合わせて280以上のサークルさんが参加されていて、一般参加の人達も多く、ある意味ホットだったとも言えそうですね。

 サークルさんのブースは、通常の配置の他にプチフェスの集合配置で分けられている場所もあります。「ゆるゆり」や「魔法少女まどか☆マギカ」、「ラブライブ!」などの作品も目立っていた気がします。それと、「その花びらにくちづけを」もけっこう多くなってきている感じですね。
 そしてこの「~11」で初めて行われた「艦艇娘百合祭」では、「艦これ」をメインジャンルにするサークルさんがたくさん参加されていました。入り口から右側のかなりの部分に配置されていました。やはり人気が高い作品、という事なのでしょうね。

 コスプレでも「艦これ」をモチーフにする人達は多かった気がします。島風の大きなリボンを完全に再現している方もいらっしゃって、なかなかのクオリティだったような。
 その他だと、「~まどか☆マギカ」、「ゆるゆり」、「マリみて」、「その花~」などがあったみたいです。皆さんそれぞれに作品への愛情を表現していらっしゃるのですね。

 企業ブースでは、これまでにも出展した事のある工画堂スタジオゆりんゆりん10mileがグッズ販売などを行っていました。さらに、Innocent Greyは初出展となっています。(なお、ゆりんゆりんと10mileのサイト、それからInnocent Greyのサイトの一部は、アクセスするのに年齢に制限があります。)4月にPC用ゲーム「FLOWERS」が発売予定ですね。ブースではスギナミキさんなどによる製品予約者向けのサイン会が行われていて、その時間帯はかなりの人が。それだけ期待度の高い作品なのでしょう。そういえばブースでは作品のオープニングムービーが初公開されていた、、、はずなのですが、人が多くて近づけず、見る事ができませんでした(近い内に公式サイトで発表されるのを期待したいです)。

 なお、他の会社からは今月に新作がリリース予定があります。ゆりんゆりんからは「その花びらにくちづけを 天使たちの約束」と、看護学校シリーズ3作品を1本にまとめた「~天使たちの詰め合わせ」が、10mileからは「ひとりのクオリア」、「ふたりのクオリア」、それにこの2つをまとめた「クロスクオリアセット」が発売されるそうです。工画堂スタジオでは今の所予定はないみたいですけれど、これまでにも「リトルウィッチパルフェ」、「ソルフェージュ」、「白衣性恋愛症候群」などがシリーズ化されていますので、これからも何かあると良いかもです。

 それからこの「~11」では楽しみにしていた事がもう一つ。それは、アフターイベントで行われる、「その花~」シリーズのWebラジオ番組「玲緒っぽいらじお」の公録、、、!
 番組では、作品のヒロインの1人、川村玲緒(声は杏花さんが担当されています)が百合にまつわるトークを(時々来るゲストと一緒に)繰り広げています。番組としては初公録になるという事で、収録の様子を直接見られる一つのチャンスでもありました。

 イベントの後、企業ブースとは反対側の端にステージが作られ、机やポスターがセッティングされました。参加者が誘導されてその前に座るのと同時に録音の準備も進められていきます。と、その中の1人の女性が実は花さんだったんですね。
 ステージ映えのするかわいらしい衣装でした。本番では、ミニドラマを収録したり、観客(全員ミカ女メイト、という設定(?)です)やリスナーに作品シリーズの紹介をしたり、会場からの質問に答えたりしていきます。番組としては初めての公録でしたけれど、花さん(玲緒)は流れるように進行されていて、さすがです。それと、さりげなく机の上にカルピスソーダが置いてある

 質問コーナーでは、会場からの質問に答えるだけでなく、花さんが会場にいる女性に質問をする場面もありました(ちなみに観客の割合は、男性がかなり多い感じでした、、、いえ、ミカ女メイトは全員女性、なのかも?)。ちょっと百合なエピソードも披露されていました。

 そして、ある女性が立って質問した時に、玲緒が激しく反応を。そこにいたのは、彼女の恋人、沢口麻衣(声は和泉あやかさんが担当されています)だったんですね。「来ちゃった♡」なんてあやかさんはおっしゃってましたので、もしかしたらブッキングされたわけではなくプライベートで会場にいらっしゃっていたのかもです。
 あやかさん(麻衣)の質問と花さん(玲緒)の答えがまた百合な雰囲気でした。客席とステージで向き合って照れる2人、という場面も見られました。

 その後いったん収録を区切ってから、花さんがステージで歌を披露されました。曲は、番組の主題歌や「ミカエルの乙女たち」のテーマ曲にもなっている、「純真な花占い」です。
 このステージのために用意されたのでしょうか、かわいらしい振り付きで一生懸命歌っていらっしゃるのが印象的でした。それから、途中の歌詞の「君だけに 君だけに 降り積もるI love you」という所で急に体の向きを変えたと思ったら、あやかさんを正面に見つめ手振り付きで歌っていたのもポイントですね。

 歌の後にはちょっとした告知もありました。これまでに「その花~」関係で花さんが歌われた歌をまとめたアルバムが制作されるそうです。後で配られていたチラシによると「初夏」に発売予定との事です。確かに、思い出してみると、番組の曲だけでなく、「赤文字系」、「青文字系」どちらの作品シリーズでもテーマ曲を歌っていらっしゃいますので、これを集めたらかなり聴き応えのあるアルバムになりそうです。

 この公録の模様は、番組の第76回配信で流される予定だそうです。配信時期は、今月後半ぐらいになるでしょうか。スタジオで収録したパートと半々で配信するらしく、どんな放送に仕上がるのでしょうね。

 では個人的にゲットしたものを、新刊を中心に一部ご紹介、、、。

(・作品名(作家名、サークル名(敬称略)))

・「わがまま」、「しんゆう」(暦、華)
 「わがまま」は、高校生の大崎ちかこと、彼女の恋人で生徒会長の吉田彩乃が主人公です。彩乃は生徒会の仕事が忙しくてちかことの約束を破ってしまい、2人はけんかしてしまいます。2人の仲がどうなってしまうのか、という所がドラマになっていますね。キスした直後の表情が、彼女達の気持ちを十分に伝えているようで良いです。ぎゅっと抱き合っている様子とかも雰囲気があります。
 「しんゆう」は、同じ学校が舞台で、榮子と美以子の「親友」が主人公です。ちかこと彩乃がつきあっている噂は学校の皆が知っていて、他にも女の子同士のカップルが誕生しているそうです。そんな中で榮子が美以子に対して抱いている思いがどうなっていくのかが描かれていきます。

・ウチの娘が可愛すぎてつらい♡(もりこっこ、ゆかりた)
 「艦これ」の最上型3番艦「鈴谷」と4番艦「熊野」が結婚! そして次の瞬間には、ちび鈴谷とちび熊野という2人の娘が彼女達に引き合わされます。4人家族のほのぼのとした愛情豊かな暮らしぶりが描かれていきます。他の艦娘達も少し関わってきて華やかさを添えていますね。

・妄想AROUND(こはく。、こはばん屋。)
 「戦姫絶唱シンフォギア」より、翼とマリア、響と未来のエピソード2本立てです。翼とマリアは同棲中? アーティストとしての仕事から帰ってくる翼を待ちきれないマリアは、つい妄想してしまっているみたいです。
 響と未来の方は、第2期の後のストーリーのようですね。今までと同じように響と同じベッドに入っている未来は、これまでの事(第8話の場面辺りでしょうか)を思い出しています。傷つきながらも、未来の手を離して戦いの場へ向かう響。その時の彼女の言葉を思い出して、未来は感情が高ぶってしまっています。でもお互いにふれあえる今は、彼女達の気持ちは通じ合っているのでしょう。

・Old Fashioned(麻璃音、金米糖工房)
 「マリみて」より、蓉子、聖、江利子のエピソードです。卒業後も3人は会って一緒に買い物したりしているようです。それぞれの性格も、お互いとのつきあい方も、リリアンの頃と変わっていない雰囲気が出ていますね。聖が蓉子をどう思っているかを口にする場面では、言葉にワンクッションあるのが印象的です。

・チェリーブロッサムと少女X(ちさこ、chico*)
 百合姫コミックスから発売中の短編集「ダークチェリーと少女A」の登場人物にまつわる短いエピソードが載せられています。ちょっとコミカルな部分も織り交ぜながら、彼女達のラブな様子がうかがえます。

・ソノハナ通(環月紙袋、紙袋Works)
 「その花~」の解説本です。これまでにリリースされたゲーム、ドラマCD、同人誌の全タイトルをリリース順にまとめたリストや、ゲームの始め方ガイド、それにコミケで配布されたおまけ本の全リストなどが収録されていて、かなりのデータ量ですね。また、各カップルの登場作品の紹介と合わせて、キャラの説明や4コマ漫画なども載せられています。
 そして、このシリーズのプロデューサー、身から出た鯖さんと、原画担当のぺこさんへのインタビュー記事も収録されています。シリーズを始めたきっかけや、物語のポイントなど、作品を知る上で参考になる内容になっています。

 といった感じで、本番もアフターも盛り上がった1日だった気がします。さらに次回「GirlsLoveFestival12」は、10/19の開催が告知されています。場所は「~10」の時と同じ横浜の横浜産貿ホールマリネリアです。また楽しいイベントになると良いですね。

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