FLOWERS CMムービーが公開されています他

　制作Innocent GreyによるPC用ゲーム「FLOWERS」より、作品のCMムービーが公開されています。「DOWNLOAD」のページにある「デモムービー」のリンクからアクセスできるようになっています。

　映像の長さは５０秒ほどですね。ピアノと弦楽器で奏でられる穏やかな音楽が流れ、色とりどりの花が描かれる中、女の子の透き通るような声が、こう問いかけます、「女の子を好きになったらいけないんですか？」、と、、、。
　ストーリーを紹介する短い文章とともに、緑濃い並木道、古風な建物の窓辺、手紙、本、といったモチーフが登場します。その合間に、ピアノの鍵盤の上で絡み合う細い指先、唇を寄せ合う制服姿の２人の少女などが描かれていきます。

　こういう雰囲気は素敵ですね。自然に囲まれた歴史ある学園、そこでひっそりと行われる少女達のふれあい、みたいな。王道百合かもですけど麗しいです。作品本編の方もこういうイメージで描かれていくと良いかもです。

　本作は、ジャンルとしては「百合系ミステリィADV」とされています。また、バナーなどでも強調されている所では、全年齢対象とされています。
　ストーリーは、主人公の１４歳の女の子、白羽蘇芳（しらはねすおう、CVは名塚佳織さんです）が、聖アングレカム学院に転校してくる所から始まります。この学院は３年制の女学院で、１学年１クラス、生徒数は各学年２３名ずつ、全寮制のミッションスクールです。
　学院では、社会的な人物を育てる理念のもと、「アミティエ」という制度が作られています。学院が決めた生徒同士が３人１組の「擬似的な友人」となって、ともに行動するのを義務づけられているのだそうです。

　蘇芳はその制度に興味を持って、この学院に来たらしいです。彼女は実は心配性で気が小さいそうですので、この制度であれば、たとえかりそめでも自分に友達ができるのでは、と思ったのかもですね。
　実際に彼女には、花菱六花（はなびしりっか、CVは明島ゆうりさんです）と匂坂マユリ（こうさかまゆり、CVは岡本理絵さんです）というアミティエが取り決められます。そうして学院生活を始めていくのですが、彼女達の前に事件が起きてしまうようです。

　事件に遭遇した蘇芳が学院の皆のために謎を解こうと活動する、という部分がミステリーテイストになっているのでしょう。また彼女が学院の女の子達と関わっていく中で、百合な出来事がいろいろあるのでしょうね。
　他のテーマを持ちながらも百合エピソードが同時に紡がれていく、みたいな構成も面白いですね。女の子同士が恋愛する世界観が背景に存在しているのを感じつつ、謎解きも楽しめるのではないでしょうか。

　登場人物は、蘇芳、六花、マユリの他にも、小御門ネリネ（こみかどねりね、CVは西口有香さんです）や八代譲葉（や つしろゆずりは、CVは瑞沢渓さんです）といった女性達がいます。（キャラにはそれぞれ花のモチーフが割り当てられているようです。）キャラデザのスギナ ミキさんによる、淡い色合いと線で描き出されるキャラ達の印象も、世界観とマッチしていますね。とはいってもキャラ達は単に見目麗しいだけではなく、なか なか個性的なようです。キャラ紹介のページではサンプルボイスも聞けますので、彼女達が作中でどう振る舞っていくのか想像する事もできそうでしょうか。

　「GRAPHIC」のページには、作中からピックアップされているらしい場面カットと文章が幾つか載せられています。ここからも、彼女達の経験する物語が少し見えてくる感じがします。

　この他、Twitter用アイコンや壁紙、バナーや販売店用POPデータなども配信されています。けっこう充実していますね。
　また、イベントへの参加予定もあります。4/29に開催のキャラクター関連のイベント「character1」への出展が予定されていて、グッズの販売などもあるそうです。またその前、3/2に行われる「GirlsLoveFestival11」では一部グッズの先行販売もあるとか。加えて全国を巡業するイベントもあるらしいです。気になる方はいずれかチェックしてみてはいかがでしょうか。
　さらに今は、オープニングムービーも制作中らしいです。映像はGirlsLoveFestival11で先行公開されるとの事ですけれど、その後サイトでも配信されたりする、かな？　こういった辺りから、作品の雰囲気をもっと深く知る事ができるのでは、と思えます。

　作品の発売は4/18の予定です。また新しい百合作品に出会えそうですね。