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2014年2月20日 (木)

咲-Saki- 全国編 第6話

 テレビアニメ「咲-Saki- 全国編」、第6局「萎縮」です。

 全国大会2回戦の中堅戦、に入る前に、お昼休みになりました。皆お昼ご飯を食べたり休憩したりするのですが、選手達以外に、解説者やアナウンサーの女性達の様子も描かれていますね。
  健夜と恒子は、大会側が用意したお弁当を食べています。他にもお弁当を食べている2人の女性がいますが、こちらは何かさりげなく一緒にディナーする約束を していたり。大会に参加する生徒達だけでなく、「大人」達の間でも女性同士で親密にしているエピソードはあるようです。

 その大人達の中には、昔学生だった頃、ともに麻雀で競い合った関係の人達もいます。健夜と阿知賀の監督、晴絵など。彼女達の青春のエピソードは、ビッグガンガンに連載中の「シノハユ the dawn of age」に描かれているのですね。
(阿 知賀といえば、穏乃達が憩達と「特訓」している場面が少し描かれています。和達が2回戦の試合をしている時、対戦日ではない穏乃達がどう過ごしていたかに ついては「阿知賀編」でも描かれていましたけれど、ここではもう少し別の視点から語られています。こんな風に、同じ時刻にいろいろな場所で物語が進んでい るのは、作品の世界観の広がりを感じさせますね。)

 次鋒戦で、まこは存分に自分の実力を発揮できたようです。反対に自分のペースに持って行けなかったのは、宮守女子のエイスリンでした。試合の中で 彼女が思い描いた牌の並びは、まこによってことごとく崩されてしまいました。うまく対抗する手立てがなく、ひたすら「描く」しかできなかった彼女の行動か らすると、こんな経験は初めてだったんでしょうね。大きな壁にぶち当たってしまった彼女は、控え室に戻った後、感情をあふれさせています。チームの皆に申 し訳ないと思う気持ちと、ここで自分達の全国大会を終わってしまうかもしれないという恐れ、それに純粋に悔しさがあったから、こうなったのかもです。
 いつも楽しそうに、お絵かきをしたり麻雀を打っていたエイスリンのこんな様子を見て、他のメンバーは胸が苦しくなった事でしょう。エイスリンの笑顔を取り戻すためにも、中堅戦の選手、胡桃は改めて気持ちを入れ直したのではないでしょうか。

 その中堅戦が、続いて描かれていきます。清澄からは久が出場します。お昼休みを終えて気合い十分、のようでもあるのですが、咲やまこ達はどこかいつもの彼女らしくない雰囲気を感じています。
 彼女にしてはあり得ないようにも思えるのですけれど、緊張しているみたいです。実際に、対局ではほとんどあがっていませんし、見せ牌なんて初歩的なミスまでしてしまっています。
  彼女がこういう状態になったのは、これまで県大会で対戦したり合宿で一緒に過ごしてきた長野の仲間達や、母校の皆の存在を意識しすぎてしまったから、みた いです。自分をここまで送り出してくれた皆のためにも勝たなければ、という思いを背負い込んだ事で、よけいに肩に力が入ってしまったのでしょう。

 これまでの久は、学生議会の仕事と麻雀部の部活は完全に切り分けていたようです。会長として生徒達を代表する責任ある立場にいても、旧校舎の屋上 にある部室に行けば、彼女は単なる打ち手の1人になれていました。会長の影響力を使って麻雀部にてこ入れしたりしなかったのも、麻雀を打つ時だけはしがら みを離れていたかったからなのでは。
 でも県代表になった今はそうも言っていられません。応援してくれる人達に応えるという役目が、麻雀を楽しむ気持ちをいつの間にか縮こませていたのかも。

 彼女はこのまま手も足も出せなくなってしまうのか、という所が後半で描かれていきます。やはり彼女らしいワイルドな打ち方をたっぷりと見てみたいものですね。
 という感じで中堅戦後半戦は次回、という事になります。1クールの折り返しとも言える第6話から第7話にかけて、試合でも中堅戦の前半から後半へ入る構成のようです。そうなると、1クールで描かれるのは2回戦まで、なのかな?

 百合的な場面としては、あまりないっぽいでしょうか。宮守女子の胡桃が、白望の膝の上に座るのを「充電」と言っています。親しい人とのふれあいが、厳しい戦いの場へ向かう彼女の力の源になっているのでしょう。
(この2人のふれあいは、何となく千里山の怜と竜華を思い出させますね(あちらは膝枕です)。ふれあう事で怜は竜華に「怜ちゃんパワー」を送り込んでいましたが、胡桃はどうなのでしょう?)

 他に、久が長野の人達を思い出す場面で、ゆみや透華達の姿が次々に浮かんでいました。皆が笑顔を向けているイメージなのですが、その中で美穂子だ けは、背中を向けていて振り返っているようなポーズです。たぶん久の中では、こういう姿を見せている美穂子の印象が強いのでしょう。
 美穂子とし ては、久をまっすぐ見るとどきどきしちゃうから、いつも顔を赤らめながらそっとのぞき込んでいたりするのでしょう。久は彼女の心情を知っているのでしょう か、いないのでしょうか。自分が戦う姿を会場の大画面前で必死に見守っている美穂子の気持ちを、久にはわかってもらいたいですね。

・「咲-Saki-」レビューリストレビューセンター

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