美少女戦士セーラームーン アニメ版が７月からネット配信されるそうです

　「美少女戦士セーラームーン」は、武内直子さんによるコミックをもとに、アニメや実写ドラマ、舞台化などが行われています。この作品の２０周年プロジェクトの一つとして、アニメ版がもう一度制作され、７月から全世界同時ネット配信が始まるそうです。配信元はニコ動です。

　この作品は、中学２年生の女の子、月野うさぎが、言葉を話す猫、ルナから不思議な力を授かり、「セーラームーン」に変身して、地球を征服しようとする闇の力と戦う、という物語です。うさぎのそばには、１人ずつ仲間のセーラー戦士が集まってきます。水野亜美（＝セーラーマーキュリー）、火野レイ（＝セーラーマーズ）、木野まこと（＝セーラージュピター）、愛野美奈子（＝セーラービーナス）など。彼女達は力を合わせて、ともに困難に立ち向かっていきます。

　明るくてちょっとドジっ娘なうさぎは皆の中心にいて、厚い友情で慕われているようです。皆は、うさぎのためなら何だってしてみせる、ぐらいの思いがあり、その辺りに百合なテイストがあるかもですね。でもうさぎ本人は、大学生の地場衛が気になっているようで、彼女としては結局そちらに目が行ってしまっているみたいです。
　他には、天王はるか（＝セーラーウラヌス）と海王みちる（＝セーラーネプチューン）は完全にカップル、という感じでしょうか。また、冥王せつな（＝セーラープルート）が土萠ほたる（＝セーラーサターン）を守り抜こうとする姿や、ほたるとちびうさ（＝セーラーちびムーン）とのふれあいなどにも、女の子同士の関係が表れている雰囲気のようです。

（そういえば、百合なコミック作品を描かれる作家の方達のインタビュー記事などを見ていると、好みの作品として本作の名前を出す方がけっこういらっしゃるような気がします。百合雑誌で取り上げられた事もありますし、このジャンルに近い要素はやはりあるのかもしれません。）

　制作会社の東映アニメーションで発表されている記事によると、今度制作されるアニメ版は、リメイクではなく、原作コミックを「ゼロからアニメ化する」ものなのだそうです。どういう仕上がりになるのでしょう。百合な雰囲気が多いと面白いかもですね。