ひらり、 コミックス「終電にはかえします」と「きれいなあのこ」の表紙画像が紹介されています
発行新書館、年3回刊の百合コミックアンソロジー「ひらり、」より、11月には本誌Vol.12と一緒に、コミックス2作品が発行されます。ラインアップは、雨隠ギドさん作の「終電にはかえします」と吉田丸悠さん作の「きれいなあのこ」の表紙画像が紹介されています。Amazonなどの通販サイトで見る事ができるようになっています。
「終電にはかえします」のイラストでは、暗い背景に街の明かりのような淡い色合いの丸がちりばめられています。手前にいるのは、同じ制服を着た高校生ぐらいの2人の女の子です。
左側の黒髪の女の子が、右側の金髪の女の子に駆け寄った瞬間、という雰囲気ですね。左の子はおっとりしたお嬢様風の出で立ちですが、目はまっすぐに相手を見据えています。相手の表情に惹かれ、それ以外は全く眼中にない、といった感じでしょうか。右の子は染めた色が抜けかけたような髪(プリン頭)や鋭い目つきなどから、身持ちが良くない印象があります。けれど目には涙を浮かべ、急に顔を近づけてきた相手から逃れるように首をすくめています。
この2人は、Vol.6に掲載された「ひらがな線、あいう駅より」の主人公、瀬戸あさきと奥山ツネ、でしょうか。見た目のせいで誤解されやすいツネの本当の姿に触れたあさきが、相手に夢中になっていく様子が表されている気がします。
雨隠さんは、Vol.1から本誌に作品を掲載されていますね。しかもVol.1収録の「一瞬のアステリズム」は巻頭に載っていたりします。今度の単行本でも、様々な女の子達の恋愛関係がリリカルに描かれていくのでしょう。
もう一つ、「きれいなあのこ」の表紙イラストでは、雪が降りしきる中、コートを着てマフラーを巻いた女の子が振り返っている姿があります。口元は微笑んでいるものの、頬を赤く染め、目にはいっぱいの涙をためています。
この子はVol.4に掲載された表題作に登場する主人公の真鈴のクラスメイト、谷本でしょうか。Amazonでは単行本の帯の画像も見られるようになっていて、そこには谷本の作中でのせりふが書かれています。
真鈴は、谷本を温かく見守っているつもりで、実は見下していたのではないか、という所が物語のポイントになってきます。この単行本としても、その辺りをプッシュしているのかもですね。
この「きれいなあのこ」は、吉田丸さんが「第1回ひらり、GLコミック大賞」でグランプリを受賞された作品です。作中で真鈴は、アイドルユニット「平成絶対領域委員会(絶会)」に所属しています。この後の作品でも絶会の他のメンバーが主人公になる作品がいろいろ描かれていますので、単行本にはそれも収録されているのでしょう。
この2冊と、本誌最新刊の発行は、11/30頃の予定となっています。今月末には「ひらり、」系の作品をたくさん楽しめるのではないでしょうか。
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