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2013年11月12日 (火)

のんのんびより 第5話

 テレビアニメ「のんのんびより」、第5話「水着を忘れたふりをした」です。

 夏休みの一日の始まりは、ラジオ体操。分校の皆は神社に集まり、ラジカセから流れる音楽に合わせて体を動かしています。 夏海は眠たそうですが(もしかしたらこの日のお出かけが楽しみで前の日に眠れなかったのかも)、他は元気そうですね。れんげは小学生になって初めての夏休みという事もあるのでしょうか、かなり張り切っています。体操の趣旨が変わっちゃってますけど、彼女にはその辺りはあまり関係ないのでしょう。蛍は、今までこういう場所でラジオ体操をした経験がないらしく、新鮮な気持ちでいるようです。

 これだけでなく、蛍は毎日のように新しい経験をしているのでしょうね。この朝は、小鞠の家で朝ご飯、小鞠と2人きりで買い出し、小鞠と手を触れあいながらの共同作業(?)、というように、嬉しい事ばかりが立て続けに起きています。彼女の喜びは大きくて、とろけるような笑顔にきらきらした効果がかかっちゃうぐらいです。
 一方で小鞠はというと、蛍の気持ちにはまだあまり気づいていないっぽいですね。買い物から帰る時にずっと手を触れられていて、家の前に着いてもまだそのままなのにはちょっと不思議な気分になっていたみたいですけれど。蛍は別に隠すつもりはなさそうですから、小鞠がやや鈍感なのか、それともわかっていて黙って蛍のしたいようにさせているのか、実際の所はどうなのでしょう。

 小鞠の家で皆で朝ご飯を食べた後、分校の5人は先生の一穂に引率されて海へ行きます。いえ、後で一穂が言うには、先生としてではなく「友達」として、らしいのですけど、これはかなり苦しい言い訳のような。こんな調子ですから、後半の場面で夏海達は、一穂を反面教師にして自立心を養えたかも?
 ところでれんげ達が行った海って、彼女達が住んでいる場所からは電車を何度も乗り継いでやっと着けるぐらい遠いようです。小鞠達はそこを「田舎の海」みたいに言っています。自分達の村とは違って田舎だ、と言いたい?

 さて海では、小鞠はずっとおとなしくしていました。本当は海に入って遊びたくて、実は準備万端だったのに、結局ほとんどビーチパラソルの下にいたようです。
 理由は誰にも言いませんでしたけど、本人としては恥じらいがあったみたいです。そんな彼女の胸の内については、一穂は気づいているらしいですね。夏海達の方はどうでしょう。特に蛍は、愛しい小鞠の悩みをわかっているでしょうか。
 何しろ蛍は小学生とは思えないボディの持ち主ですから、彼女が水着で迫ってきたら、小鞠は困ってしまう事でしょう。それでもし蛍を避けるような素振りを見せようものなら、蛍としては、少しでも先輩の近くにいたいという自分の思いが否定されたようで、ショックでしょうね。蛍と小鞠が本当に仲良くなるには、見た目以外の所でお互いを理解し合い結ばれる必要がありそうにも思えます。

 今度の旅行では、小鞠はけっこうひどい目に遭ってしまいました。蛍にお姫様だっこされてしまうのも、彼女にとってはある意味屈辱的だったかもしれません。
 でも、蛍はいつでも小鞠とふれあいたくて一生懸命になっています。その小学生らしいいじらしい思いを、小鞠が年上のお姉さんらしくがっちり受け止めてあげたら、自分を恥ずかしく思う気持ちなんてどこかに行ってしまうのでは、とも思えます。そうやってお互いが素直な気持ちでいられるようになると、彼女達の絆はより強まっていくように感じられます。

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