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2013年10月18日 (金)

のんのんびより 第2話

 テレビアニメ「のんのんびより」、第2話「駄菓子屋に行った」です。

 前回第1話のエピソードで引っ越してきた蛍には、村の環境も、学校の様子も、今まで住んでいた場所とはかなり違っていました。そのため戸惑う事もまだまだありますけれど、少しずつ慣れてきているようでもあります。最初の場面では、そんな彼女の目から見た、旭丘分校の生徒達や先生が紹介されています。
 ここでは、日頃の授業の模様も描かれています。同じ教室で勉強する全校生徒5人は学年がばらばらなため、皆ドリルを使って自習するのが基本になっています。割り当てられた分を早めに終わらせれば、それだけ早く、たくさん遊ぶ事ができますが、遅ければそれだけ追い詰められる結果に。課題を放り出して終わらせた事にもできちゃうみたいですけど、先生(れんげの姉です)によれば、その場合人間としても終わってしまうかもしれません。彼女達は、誰かに教えてもらって勉強するだけ、という姿勢ではなく、自分の将来への責任を自分で考えながら学んでいるのですね。こういう風に学校生活を送っていく彼女達は、将来立派に成長していくのでは、とも感じられます。

 最初の頃、蛍が小鞠に対して抱いていた印象は、「小さくてかわいらしい先輩」といったぐらいのものだったらしいです。もし強い愛情を感じる相手なら、それこそ出会いの瞬間から目が釘付けに、、、なんてシチュも考えられそうですけれど、まあたぶん彼女達の場合そういうドラマティックなものよりは、日々のふれあいの中で相手の良さを発見していくものなのかもしれません。
 転校してきたばかりの頃は、学校の事情もわからず蛍は緊張していたのでしょう。だんだん落ち着いてきて周りが見えてくるようになった時、彼女は改めて小鞠の魅力がわかったのでは。
 立ち居振る舞いや話し方、ものの考え方。幼い反応をする時もあるけれどお姉さんな一面もある。そんな所に蛍は惹かれたのでしょう。小さくてかわいらしいという点でいえばれんげだって近いポジションにはいますが、やはり蛍には小鞠が一番なんでしょうね。東京にいた頃には小鞠のような子は周りにいなかったのではないでしょうか。

 意識し始めてしまったらもう止まりません。小鞠の頭をなでたい気持ちが高まって、思いがけず巡ってきたチャンスに思いっきりなでまくっています。
 蛍から小鞠を引き離したのは妹の夏海でしたが、もしかしたら彼女は、姉に対する蛍の態度が、自分達とは違っているのをいち早く感じ取ったのかもです。一方で小鞠本人は、ずっとされるがままでした。実は(チョークの粉は嫌だけれど)蛍に頭をなでられるのが気持ちよかった、とか?

 たったあめ玉1つだけでも、小鞠からもらえたというだけでとても嬉しくて、舞い上がってしまう。そのあめ玉を他の子にあげてと言われたら、悲しすぎて涙が止まらない。蛍の中では、小鞠の存在が、抑えようもないほど大きいものになっているのでしょう。

 小学生ぐらいだと、女の子同士で愛し合う事について、あまり疑問に思ったりはしないかもしれません。誰かを大好きと感じるのは素敵な事だと確信しているでしょうし、蛍には順調に愛情を深めていってもらいたいものです。小鞠の方も、無邪気に慕ってくる後輩からの愛情に早く気づいて、もっと仲良くなってほしい所です。

 さて後半は、思いがけず小鞠と蛍が2人きりでお出かけしています。蛍は、「デート」なんていう言葉はまだ思いつきもしないのでしょう。でも精一杯のおめかしをして、小鞠にいい自分を見てもらおうとしています。
(ここで実は小鞠の方も、いつもとは違うおしゃれな服を着て髪型も変えているんですよね。蛍にはすかさず相手のファッションほめてほしかった気もしますけれど、2人だけで会う事にどきどきしちゃってそれどころじゃなかったのかも。)

 実際には小鞠がものすごい勘違いをしていたわけですが、2人の会話がかみ合っているようないないような中、最後までどちらも気づかずにいるというのが面白いですね。服装と眼鏡だけで相手が誰かわからなくなってしまうほどですから、小鞠にとって蛍のとっておきのファッション(勝負服?)は、テレビでしか見た事がない麗しい都会の象徴だったりするのでしょう。
 2人で一緒にいる間、蛍は自分を大人っぽく見せたくて、お年玉を使って高いけど苦い宇治抹茶金時のかき氷を注文したり、小鞠の方も大人っぽくなりたくてそのかき氷を無理に食べたり、背伸びをする事もありました。けど2人でシロツメクサの花を摘んだりもしていて、彼女達らしい遊びもできたようです。今度の出来事は、彼女達の中で素晴らしい記憶になっていくのではないでしょうか。

 それと、たぶん本当の事は、この後すぐ2人とも気づいたのではないかと思います。そうなったら、2人がそれぞれ相手をどう思っているのかが少しわかって、お互いの距離が縮まるきっかけになりそうですね。

 この作品は、自然が豊かな場所に暮らす分校の皆が、日々ののどかな生活とともに様々な物事に触れて、コミカルな場面が展開したり、ちょっと成長したりしていく物語なのでしょう。その中で、平和で穏やかなエピソードだけではなく、こんな風に女の子同士でときめいてしまうストーリーがあるのもアクセントになって良さそうに思えます。これからも、何かにつけて蛍の純粋な愛情や、小鞠の初々しい反応などがたくさん描かれていくと素敵です。

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