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2013年10月15日 (火)

てさぐれ! 部活もの 第2話

 テレビアニメ「てさぐれ! 部活もの」、第2話「純粋な愛情」です。

 昼休みに、1年生の心春(こはる)の教室へ、先輩の結愛(ゆあ)、陽菜(ひな)、葵(あおい)がやって来ます。急にどうしたのかと心春が驚いていると、結愛達は何かを確かめています。
 それは、心春が主人公なのかどうかという事。前回第1話では最後に彼女のモノローグが流れるなど、いかにも主人公っぽかったから、彼女達は気になったらしいです。

 彼女達によれば、漫画やアニメでは、主人公の席はだいたい窓際の後ろの方と決まっているとの事。確かにそんな感じはしますね。
 では心春はというと、、、真ん中の一番前の席でした。視力が良くないためにそうしてもらっているそうです。
 結局結愛達はそのまま帰って行きましたけれど、これは心春が主人公じゃないと判断した、という意味? この後、心春の扱いがどうなっていくのか気になりましたが、一応この第2話でも、最後に彼女のモノローグが入っていました。

(ちなみに別作品になりますが、7月から放送されていたアニメ「きんいろモザイク」では、主人公の大宮忍は、仲良しのアリス・カータレットと一緒に、真ん中の一番前の席に隣同士で座っています。そういえば結愛役の西明日香さんは、忍の声も担当されていますね。)

 この話数でも、心春達は新しい部活の模索をしています。今度の話題のベースとなるのは、サッカー部です。(前回の野球部といい、彼女達が話し合っている最中に想像で描かれる部員達は皆男子なのですが、彼女達自身がやろうとしている部活として考えているはずですから、ちょっとミスマッチな気もしますね。)
 この辺りが声優の方達のアドリブのようで、また笑えるネタがあれこれ飛び出していました。(結愛が心春の名前を忘れたり、陽菜が心春と自分の名前を間違えたりというのも、アドリブならではだったりするでしょうか。)「迎球」という新しいスポーツが誕生したりしていましたし、心春が提案した「穴掘りポジション」の時には、ポジション名で「AH」とか書かれているのも面白いかもです。その後の葵のツッコミも的確のような。

 考えた部活を実際にやってみる場面では、再び萌舞子(もぶこ)達が登場しています。彼女達がなぜ皆同じ姿形なのかについては考えちゃいけないのかなと思っていたのですけれど、一応理由はあるようです。でも実現する確率はとても低そうな、、、。それに、全員が「萌舞子ちゃん」という同じ名前で呼ばれているのはまだ謎、とも言えそうです。

 またエンディング映像では、第1話の時は、エンディング曲「12ヶ月」が流れる中、心春達4人が不安そうに周りを見ているだけでしたが、今度は曲に合わせて結愛がちょっとした振り付けを見せています。これから彼女達が曲と踊りを少しずつ合わせていく様子が見られるようになるのかもしれません。
 それと、作中ではカレンダーが5月になっているのが大きめに描かれるカットがありました。「12ヶ月」という曲名もありますし、1話で1ヶ月、12のエピソードがつづられていく事になるでしょうか。

 結愛達は、「ありきたりじゃない」高校生活のために新しい部活を模索していますが、活動内容がはっきりしていないという理由でまだ正式な部活としては認められていないそうです。それならなぜ部室を持っているのかというと、都合良く活動場所を見つけられたから、らしいです。その展開は、漫画やアニメではありがちにも思えますが、今はそうであってもこれから新しい自分達になりたい、という気持ちは持っているのかもしれません。

 ところで、都合良く見つかった活動場所の痕跡として、陽菜が開けた倉庫の中には、どこか別作品で見た事のあるような部室アイテムがずらりと並んでいました。掛け軸も置いてあって、そこに書かれていたのは「○ラクるん」の文字、、、。あの作品もリスペクトされている?

 となると作中に百合テイストを期待したい気持ちになりますが、少なくともこの話数の中ではそれらしい部分はない感じですね。サブタイトルが「純粋な愛情」ですし何かあっても良さそうとも思ったのですけれど。せっかく女の子4人の部活ものでもありますので、そういう流れもお願いしたいかもですね。

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