とある科学の超電磁砲S 第19話
テレビアニメ「とある科学の超電磁砲(レールガン)S」、第19話「学園都市研究発表会」です。
前回第18話の最後に登場した女の子、フェブリは、なぜか美琴の名前を知っていました。彼女の場合、「レベル5の第3位」、「常盤台のレールガン」と、あちこちで噂されていますし、OVA版でも言われているように大きな事件を解決したため「注目の的」になっていますから、美琴の方に面識がなくても一方的に知っている、という人は多いのかもです。
ではフェブリもそのタイプかというと、どこか別の印象がありますね。身元を示すようなものはなく、捜索願も出ていない事から、美琴達は彼女が「チャイルド・エラー」なのではないかと考えています。その辺りの謎が、これから重要な意味を持ってくるのでしょう。(ちなみにフェブリFebriとは、「熱」という意味らしいです。同じ名前の雑誌が出版されたりしてますね。)
今の所彼女が何者かを知っているらしいのは、「学究会」で発表する予定の学生達です。けれど何か乱暴な方法を使ってフェブリを捕まえようとしていますし、穏やかな雰囲気ではなさそうです。
ところで涙子は、前回辺りから「学究会」に興味を持っている様子。その理由は、このイベントが学園祭みたいなお祭りっぽいものだと思っていたかららしいですね。
個人的には、涙子はこのイベントの趣旨が気に入っていたのかなと思っていました。このイベントでは、「学生の能力レベルに関係なく」研究発表を行うそうです。自分がレベル0である事を少し悩んでいる涙子にとっては、レベルが低くても何かを成し遂げようとする人達に親近感や憧れの気持ちを持ったのかな、と考えたのですけど、そういうわけではなかったっぽいですね。
ここでの涙子は、フェブリのお世話で本領(?)を発揮してます。小さい子の気持ちを考えた対応で、すぐに彼女と仲良くなっています。(涙子がかなり慕われているのに対して、美琴はなぜか嫌われちゃってますね。もしかしたら電磁波の影響だったり、なんて?)
またそこから、飾利や黒子、美偉、それに光子や万彬、絹保など、たくさんの女の子達がフェブリと「お友達」になっています。彼女に丁寧に挨拶をする万彬や、「お友達になってくださいな」とお願いする光子の様子を見ていると、彼女達はフェブリの事を、保護するべき子供としてではなく、対等な地位にいる人間だと考えているように感じられます。年の差とかは関係なく、同じ視線で物事を捉えようとする姿勢でいるのは、親元から離れて暮らす「学園都市」の学生達ならではなのかもです。
さて百合的には、、、美琴が小さなフェブリを連れているのを見て黒子は取り乱しちゃってます。「私というものがありながら」と言うのは、お姉様と自分が結婚して子供を作りたい、ぐらいの気持ちがあるからなのかも? それと、夜に寮の部屋で寂しそうにしている美琴を見て、黒子が子供のように甘えようとする場面も面白いですね。きっかけは何であっても、黒子としてはお姉様とふれあう機会を広げていきたいと思っているのでしょう。
他には、万彬と絹保だけが言いつけられた用事を、光子が手伝っている所とか。光子に聞けばいろいろ理由をつけるでしょうけれど、本当の所は2人と一緒にいたい気持ちでいっぱいなのではないでしょうか。
それから、フェブリを一時預かる事になった涙子と飾利の様子がなかなかですね。ちょっとふざけた話し方ではありましたが、彼女達は夫婦(いえ、婦婦?)のように振る舞ったりもしています。黒子もそうですけれど彼女達も、結婚してもいいぐらいに相手を特別な人だと思っていたり、なんて?
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