きんいろモザイク 第7話
テレビアニメ「きんいろモザイク」、第7話「はらぺこカレン」です。
忍達5人は音楽の授業で歌を歌ったのですが、綾だけはなぜか落ち込み気味。本人は自分の歌が下手だと言うのですが、本当の所はどうなんでしょうね(キャラソンを聞けばわかる?)。ともかく忍達の意見は「綾らしい」で一致しているみたいです。
陽子は元気よく、カレンはきれいに、アリスは癒し系で、忍はパイプオルガン? (ちなみにアリスはほめるつもりでそう言っていて、実際忍も喜んでいます。)皆それぞれの良さ(?)を持っているようです。
ちなみに最初にアリスが歌っていた歌の歌詞「ほおづえをつき君と見つめたスノードーム」って、第5話で忍が姉の勇からもらったスノードームの事、でしょうか。「君と見つめた」というのは、やっぱり忍と自分なんでしょう。
ではそれが組み合わさると、、、? アリスとカレンが一緒に歌おうとしていますが、ちょっともめてしまいます。そこで仲を取り持とうとするのが、忍ですね。でも彼女がしたのは、「間をとって」でも「アルトで」でもなく、「合いの手」でした。
「金! 金、髪!」が手拍子付きでぴったり曲のリズムに重なっているのが、何だか感動的でさえありますね。忍は音感がとても良いのかも。といっても「金髪」が頭から離れない所に、彼女らしさが一番出ている気がします。
お昼時の会話で、カレンが少し太ったのではないか、という話題からこの話数は展開していきますが、綾もけっこう出番があるように思います。カレンの体重を量る時に綾も一緒に量ってみるのですが、なぜか体重計の目盛りの所にくるくる回るお花が立ちふさがって数字が見えません。夢見がちな乙女の綾の現実的な数字を出すわけにはいかない、という事?
それと、お昼の場面では、近くで「あーん」させている男女のカップル(皆がいる学校の教室でこんな事をするなんて度胸がありそうですけれど)を見て、つい乙女が目覚めてしまったようで。自分も猛烈にやりたくなってしまったんでしょうね。当然お相手は、陽子です。さすがに初めてのトライだったためか陽子には理解してもらえなかったみたいですが、もうちょっと慣れれば、うまく「あーん」できるかも。またその時は、陽子もちゃんと受け取ってくれるのではにでしょうか。
そしてもう1組は、忍とアリスです。カレンの健康を気遣うアリスは、彼女ためにお弁当を作ろうかと提案します。
それを聞いていた忍が何気なく言った何気なく「楽しみです」と言ったとたん、アリスの興味は一気に忍の方に向いてしまいます。アリスにとってカレンは昔から知っている親友ではありますが、忍への愛の方がやはり強かったのかもです。同じ部屋で寝起きして、いつも一緒にいる彼女達は、それでももっと近づきたいと思っているのでしょうね。
一緒といえば、2人は体力的にも近いものがあるようです。体育の授業で長距離走をしている時も、2人は同じペースで走っています。が、忍の場合はちょっと特別なようで、速度は遅くても、持久力はすさまじいのですね。アリスの息が完全に上がっているのに、忍だけは一つも呼吸を乱していません。綾も含めて3人で話している時、アリスがふらふらなのに忍が「ほっほっ」と言い続けている様子が何というかシュールで、、、笑えます。その後の「ふわふわ」も面白いですね。
忍はか弱そうではありますが芯の強さも持っている感じがします。テストでひどい点を取ってもあまり悩まない、というのもある意味その表れではありそうです。けれどそのままではやはり良くないですよね。
そんな彼女を変えたのは、烏丸さくら先生の反応でした。憧れの先生に泣かれてしまっては、忍も自分の考えを改めなければならないと思った事でしょう。その結果は、彼女自身にも、周りの人達にとっても、嬉しいものだったようです。忍は、翻訳者になるという彼女自身の夢に向けて、一歩踏み出せたのではないでしょうか。またアリスは、自分を高めていこうとする忍を、これからもそばで応援したいと思ったかもですね。
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