きんいろモザイク 第9話
テレビアニメ「きんいろモザイク」、第9話「ねないこだれだ」です。(ちなみにこのサブタイトルと同じ名前の絵本があるらしいですね。内容は、、、特に関係ない?)
5人がそろっている時に、綾は、今日家に誰もいない事をさりげなく皆に言います。皆の反応は、、、綾の期待とは違っていたようです。皆で泊まりに来てほしい、という気持ちを込めていたつもりでも、それが伝わっていなかったみたいです。
何となく、忍、アリス、綾、陽子、カレンは、5人ともけっこうクールな面を持っている気がします。誰かが何かしてほしくてそれとなく態度で表しても、全然通じてなかったりするんですよね。口に出してはっきり言えばすぐに応えますけれど、それまでは気を回したりしないというか。
それが5人ともお互いに対してそうなので、例えば忍がアリスに何かをお願いしたくても意図が伝わっていなかったり、またその逆があったりするようです。相手に気づいてもらえなくて自分が寂しい思いをしたのなら、相手も同じ気持ちになるかもしれないと考えるようになっても良さそうですけれど、そこまではいっていないような。
でも、忍とアリスの仲の良さをはじめ、5人は皆、一緒にいる事に居心地の良さを感じているようです。表面的ではなく、もっと深い所でお互いの気持ちがつながっているとわかっているのでしょうね。
その事は、後半の場面で皆がかくれんぼをするエピソードにも表れているように思えます。学校全部を使ってかくれんぼをしよう、というカレンの提案は、突拍子のないものではありましたけれど、皆は賛成し、しかもけっこうのりのりで遊んでいます。日本に来たらやってみたかった、という願いが受け入れられて、カレンは胸が温かくなるのを感じているみたいです。
かくれんぼという遊びは1人ではできません。カレンの中では、この遊びをする事ができるぐらいたくさんの友達を、日本で作りたかったという気持ちがあるのかもです。彼女はアリスを通じて、忍や綾、陽子と出会えた事を喜んでいるのではないでしょうか。
さて綾の方はというと、皆に遊びに来てもらえて寂しさは紛れているようです。4人が怪談話を始めた時はちょっと孤立してしまいましたが、結局皆の輪の中に飛び込んで行ってます。少しぐらい怖い思いをしても、それも良い思い出の一つになるのかも?
夕食や朝食を皆で一緒に食べるのも楽しい経験でしょうね。食卓を囲んでにぎやかにしている様子が、絵柄的にも良い雰囲気です。
その中でも陽子とのふれあいは、彼女にとって大きな意味を持っているみたいです。勘違いだったとはいえ、頭をなでられてつい反応してしまうのも、いつも陽子を意識しているからなのでしょう。それが原因で始まったカレンへの弟子入り(?)も、自分を変えたいというよりは陽子と気持ちを通わせたいという気持ちの強さが生み出した事なのかもです。綾の一生懸命さは、陽子にも伝わっている、かな?
忍とアリスの関係も、親密さは変わらないですね。忍は、アリス(とカレン)のエプロン姿を見て大事な事を忘れてしまったり、2人がお風呂に入っている様子を思い浮かべて(一緒には入らせてもらえないらしいです)喜んだりしていますが、これもアリスへの愛情の強さの一つ、でしょうか。
アリスの方は、かくれんぼの最中に手持ちぶさたになって紙に落書きをしています。横に添えられている文字には「シノ♡」なんていうのもありました(烏丸さくら先生は「ダイイングメッセージ」と勘違いしてましたけど)。アリスがいつでも忍を思っているのがよくわかるエピソードなのでは。
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