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2013年9月22日 (日)

戦姫絶唱シンフォギアG 第12話

 テレビアニメ「戦姫絶唱シンフォギアG」、第12話「撃槍」です。

 「双月カルマ 緊急φ式」、「封伐・PィNo奇ぉ」、「禁月輪 非常Σ式」、「双斬・死nデRぇラ」、、、自分達の持つ技を出し尽くすように戦い合う調と切歌。最後には絶唱まで繰り出されています。
 彼女達は口々に、相手が「大好き」だと叫んでいます。それぞれが、相手が安心して暮らせる世界を作れるようにしたいと考えています。けれどそれを実現する方法が違っていたために、2人はぶつかり合う結果になってしまっています。

 彼女達は2人とも、自分から相手への愛を遂げるためだけに動いているようにも見えます。相手から自分への愛情に気づこうとしないのは、自分の方が相手をより強く愛していると信じているからなのか、相手がこんな自分を愛してくれるわけがないと謙遜しているのか、それとも自分が胸に抱いている愛情しか見えていないのでしょうか。とにかく、自分の考えるやり方を貫こうとしていますし、それが相手のためになると確信して疑わないようです。

 それって、、、独りよがりと言われても反論できないのでは、という気がします。例えば「フィーネの器」が誰なのかわかった時に、切歌がしようとした事も同じでしょう。そこには本人だけの都合しかないと感じられます。
 相手の気持ちを考えずに自分の主義だけを押しつけようとすれば、結局は相手も自分も嬉しくない事になってしまうような。このストーリーでも実際そうなっています。
第10話では響と未来が似た状況になっていた気がします。)
 ここでは調のピンチを救う力がうまい具合に働いていましたけれど、そうでなければどうなっていたか、、、調と切歌は後で2人できちんと考えた方が良いように思えます。彼女達の将来のためにも。

 ところで2人の場面の最後の方がなかなか良い感じですね。調の「じーっ」が復活していましたし(つまり彼女は今までのままでいられる、という事ですね)、2人はちゃんとふれあう事ができています。
 切歌が調に抱きついた後、今度は調が切歌を抱きしめています。彼女達それぞれが相手に抱いている愛情が、同じぐらい強いものだとわかる場面なのでは(これで、どちらがより強く相手を愛しているか張り合い始めたらまた同じあやまちの繰り返しになりそうですけれど、ここではそういう方向にはならなかったみたいです)。

 マリアは、セレナへの思いを胸に、力の限り歌っています。このフォニックゲインで月の設備を起動できれば、彼女がすべてを背負って成し遂げようとしていた事が実現するはずでした。が、うまくはいっていないようです。世界中の人々に協力を呼びかけるつもりで全世界に映像を中継したらしいですが、人々はマリアの語る言葉に驚くばかりで、彼女と一緒に歌おうとはしていません。これでは力を集められないばかりか、自分の恥を世の中にさらす結果にもなりそうです。さらにはウェル博士にまた殴られ、その上ギアを解除されてまっぱの姿を世界中に中継されてしまい、、、。
もう気持ちとしてはかなり落ち込んでいるのではないでしょうか。(マリアが、世界を救う「英雄」になりたくていろいろ手を尽くしているわけではないと思いますけれど、)本当に誰かのために何かをしたいなら、ここは恥を忍んでとにかく解決策を探し続けるしかないのかもです。

 一方で、ウェル博士は、その話しぶりからすると、「支配者」になりたいというよりは、「英雄」になる(または超える)事を望んでいるっぽいですね。そのために必要なのは何かという事だけをずっと考えてきたようにも見えます。かなり視野が狭い考え方とも言えそうですが、この野望はこの後どうなっていくのでしょう。

 前回第11話で、翼とクリスは武器を向け合う事になりました。でも翼は、クリスのこの行動には何か裏があると感じ取っていました。その結果は、、、「コンビネーション」がものを言ったようですね。
 翼は、クリスとの間により親密な感覚を抱いているみたいです。クリスが殊勝な(?)態度を見せたり、自分を「先輩」と呼んできたために、クリスをかわいらしく思えるようになったのでしょう。2人は、響を通して手を結ぶのではなく、直接ふれあう事ができるようになってきているのではないでしょうか。

 そして響は、聖遺物が体から消えた事で、ギアをまとえなくなっています。が、迷わずに目的の場所へ突き進んでいますね。この信念が、彼女を強くしていますし、新しい力を湧き上がらせてもいるようです。
 響、翼、クリス、調、切歌、彼女達は迷いを振り切る事ができたでしょうか。後はマリアとナスターシャを救うため、全力で前進するだけ、なのかもしれません。

 二課の仮設本部で響の姿を見守っていた未来は、思わず彼女を応援しています。けどその様子は何というか、正義のヒーロー(ヒロインではなく)を応援する、ヒーローに憧れる子供のようにも感じられます。
 第1期の第13話で、暴走しかけた響に声を届けていた時の未来とは、ちょっと様子が違っている気もするのですよね、、、。演出的には響を「英雄」にしようとしていたりするのでしょうか。
 でも少なくとも響と未来との間では、そんな体面は存在していないのでは、という気がします。周りの事情など関係なく、ただひたすらに強い愛情だけがある、と思いたいです。

・「戦姫絶唱シンフォギア」レビューリストレビューセンター

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