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2013年8月18日 (日)

ドキドキ! プリキュア 第28話

 テレビアニメ「ドキドキ! プリキュア」第28話「胸がドキドキ! 亜久里の夏休み!」です。

 マナ達はプリキュアの力を強化するためにトレーニングをしています。指導するのは、学年は下ですけれどプリキュアとしては先輩に当たる亜久里です。もう10日も続けているようですが、どれぐらい実力がついたかは、、、バトルの場面で見えてくるのかもです。

 バトルと言えば、前回と同じようにここでもリーヴァとグーラが合体技を見せています。お互いの手を合わせ、頬をくっつけてジコチューの力を強めているようです。本人達は「共同作業」なんて言っていましたけれど、これはどれぐらい効果が出ているのでしょうね。
 この2人が力を合わせる時のポーズって、どこかで見たような気もします。何となく、キュアブラックとキュアホワイトキュアブルームとキュアイーグレット、またはキュアメロディとキュアリズムとかに近いかも? でもやはりプリキュアの女の子達の絆の方が強いのでしょう。

 トレーニングを続けているマナ達を、いつの頃からか見守っている女の子がいました。彼女の名前は森本エル、亜久里のクラスメイトです。
 亜久里は、学校でもりりしく振る舞っているようで、筋が通らなければたとえ上級生であっても意見する事があるそうです。クラスでは明るく友達と話し合ったり、グループ活動も皆で協力してきちんとこなします。

 ですが、、、なぜかそこから先へは踏み込ませてくれないみたいです。たぶん彼女は、完璧な仕草と笑顔で、クラスメイト達との間に壁を作っているのではないでしょうか。

 亜久里としては、ジコチュー達の侵略を防ぐためにいつでも戦える準備をしておかなければならない、世界を救うには同い年の子達と遊ぶよりも他にするべき事があるはず、と思っているようです。彼女がいつからこんな生活をしているのかはわかりませんけれど、少なくともクラスの子達は、亜久里が1人でも大丈夫な女の子だと感じているのかもです。

 エルはそれでも、亜久里に近づきたいと思っているのですね。他のクラスメイトが教室での亜久里とのふれあいだけで満足しているのに対して、エルはそれだけじゃ足りないのでしょう。だから亜久里達の朝のトレーニングを偶然見かけてからというもの、彼女達をずっと見守っていたのでは。

 自分よりも何学年も上の中学生のお姉さん達の中にいても少しもひるまず、それどころかリードしている亜久里。エルはお姉さん達の輪に飛び込む自信がなかったのかもですが、学校以外での亜久里の姿からは目を離す事もできなかったのでしょう。

 その後マナの助けもあって(六花はマナの「幸せの王子」ぶりにまた呆れてしまっています)、エルは亜久里に近づけているようです。亜久里の方は、最初は今までと同じようにエルとつきあおうとしていたようですが、少しずつ何かに気づき始めています。

 印象的なのが、彼女が感じた胸のドキドキ、ですね。エルという女の子と仲良くなる事で感じる胸の暖かさが、心地よいものだと亜久里にはわかったのではないでしょうか。
 そのドキドキがプリキュアのパワーの源にもなる、というのは、この際一番大事な事ではないのでしょう。亜久里がプリキュアのためなんかじゃなく、自分自身の気持ちとして、エルと仲良くなりたいと感じられた事が大切なのでは。

 これからも亜久里は、クラスでは凛として振る舞うかもしれません。それでもエルとだけは、強さも弱さもさらけ出して、ありのままの自分としておつきあいできるようになると良いですね。(そのためには亜久里がプリキュアである事を秘密にするのは無用な壁を作る原因にもなりそうです。けれどこの話数にもあったように、エルは亜久里を絶対的に信頼しているようですし、あまり心配はいらないのかも。とはいっても、いつかは亜久里が自分のすべてをエルに正直に話せるようになったら素敵ですね。)

・「ふたりはプリキュア」レビューリストレビューセンター

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