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2013年8月19日 (月)

戦姫絶唱シンフォギアG 第6話

 テレビアニメ「戦姫絶唱シンフォギアG」、第6話「奇跡――それは残酷な軌跡」です。

 オープニング映像が少し変わったようで、響達のギアが字幕付きで紹介される時に背景に絵が入っていますね。神話に出てくる神々の姿のようでもありますけれど、、、これが後で物語に関わってきたりするのでしょうか。

 本編では、響の体が闇に覆われ暴走を始めてしまいます。以前暴走したのは完全聖遺物「デュランダル」に意識を飲み込まれそうになった時とか(または第1期の第1話の最後の場面でも一瞬だけ黒い姿になっていました)でしたが、ここでは単独で暴走しています。
 ナスターシャは、響の生命力が低下したせいで聖遺物を制御できなくなった、と推測していますが、これはどうも当たっていないようです。翼が弦十郎から教えられた事実はもっと重いものでした。

 翼やクリス、それにマリア達も、ギアをまとう時には、首にかけたペンダント状の聖遺物の力を使っています。けれど響の場合は、心臓近くにまで食い込んだ聖遺物の破片が発動しているのですね。
 この、とても珍しいケースは「融合症例第1号」と呼ばれてきました。翼達とは違う形で装者となった響については、適合係数の計測などだけではなく様々なデータをとって二課のメンバーが体調管理しているのではないかと思われます。なのに、響の体があんな風になるまで放っておかれたのはちょっとわからないですね。
 最初の場面の暴走の時に一気に変化が進行した、とかなのかもですけど、弦十郎が話している感じだと、かなり前から、響がすさまじい力を爆発させていた時には既に融合が進んでいたらしいです。それがわかっていたならもう少し手の打ちようがあったのではと思うのですけれど、、、二課の人達もF.I.S.の研究者達のように、装者を実験体としてしか見ていない、ってわけではないですよね。
 響の体調が回復してリディアン音楽院に戻ってきた時、翼はしきりに響の左腕を気にしていました。ネフィリムに引き裂かれた後、ギアの力で再生したようには見えますが、大丈夫なのでしょうか。響の体に異常が発生した時、真っ先におかしくなったりはしないかと心配です。

 他には、以前に少しだけ出ていた響の過去が、ここでもう少し詳しく描かれています。彼女は昔、周りの人達からわけもなく非難を浴びていた時期があったらしいです。
ノイズに関係のある出来事があったみたいですが、これはいつ頃の事なのでしょう。 公式サイトの「用語解説」のページにある項目を見てみると、第1期第1話の、ツヴァイウィングのライブの後のようです(あの回想場面の描き方だけではそこまではちょっとわかりづらいですね)。響を含めノイズに襲われた人達には補償金が出て、2次災害に遭った人達には出なかったのを気に入らない人がいたためにこんな事になったのだとか。響自身が何かをしたわけではないだけに、彼女にとってはつらい日々だったのかもです。

 それで気になるのは、あのライブの後だとしたら、響と未来は一緒にいるはず、ですよね。響が周りの皆から非難されても、未来だけは響の味方になってくれるように思います。響にとっての「陽だまり」、温かい気持ちになれる場所は、未来の隣なのですから。
 それなのに、回想場面の中では未来は姿を見せていません。この時だけ事情があって響のそばにいてあげられなかった、とかなのでしょうか。でも未来なら、響が苦しんでいるなら何があってもそばにいようとするのではと思いますし。

 その点では、この話数の最初で響が暴走した後、医療室のような場所で響が目覚めた場面でも、未来はそばにいないのですね。彼女なら響が目を覚ますまでずっとつきっきりで、手を握り続けているんじゃないかという気がするのですけれど、、、。響が隔離されていたから、みたいな理由があったりするのかもしれません。だからせめてメッセージカードだけでも届けようとした、とか。でもやはり、場面としては響と未来のつながりを印象づけるビジュアルが見てみたい所です。

・「戦姫絶唱シンフォギア」レビューリストレビューセンター

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