戦姫絶唱シンフォギアG 第5話
テレビアニメ「戦姫絶唱シンフォギアG」、第5話「血飛沫の小夜曲」です。
秋桜祭の勝ち抜き歌合戦のステージ上、気持ちのこもった美しい歌声でクリスは観客を魅了しました。が、次に挑戦者として手を挙げたのは、調と切歌、、、! サブタイトルに使われている言葉が言葉なだけに、この場を恐怖で凍り付かせるような凄惨な戦いが始まるのかと思ったのですけれど、どうやら違ったようです(サブタイトルの意味はこの話数の最後に当てはまるみたいです)。歌には歌で対抗し、優勝者への副賞として目当てのものを彼女達は手に入れようとしたのですね。
調と切歌が歌ったのは、「ORBITAL
BEAT」、翼と奏が歌っていた曲です。これを客席で聞いた翼は、挑発してくるような相手の行動に怒りさえ覚えているようです。
ここで翼が、ショックを受けたり苦しんだりはしていない、という所がポイントかなと思えます。自分の腕の中で奏を失ったあの悲しい出来事は、翼の中ではもうきちんと整理ができているのかもしれません。奏がこの世にはいないんだという事を受け入れた上で、彼女は今苦しみながら生きている人々のために戦おうとしているのですね。
翼は、(クリスの時と同じように、)装者同士が戦う事態を嫌っているみたいです。でも実は、調と切歌も、それに近い思いでいるようです。だから力尽くではなく歌で権利を勝ち取ろうとしたのですね。
この点ではマリアも同じなのでしょう。第1話で彼女は、ノイズをライブ会場に呼び出しはしましたが、観客を襲わせたりはしませんでした。無駄な血を流させない、それが3人に共通した気持ちらしいです。
ですが、ナスターシャやウェル博士は、3人の振る舞いに生ぬるさを感じています。「フィーネ」として目的を全うするには犠牲が必要だ、と、ナスターシャ達は考えているようです。
その「フィーネ」の目的とは何なのか、この話数でウェル博士が響達に教えていますね。もしこの人の言う事が本当なら大変な事態でしょう。響達はどう対応していくのでしょうか。
という所で響に大ピンチが。彼女を送り出す時に未来は心配そうな顔をしていましたけれど、響のために気を確かに持って対応できるようになると良いですね。
この話数では、第1話の冒頭の場面が声入りで流れています。F.I.S.とともに行動していたマリアとセレナのエピソードですね。ネフィリムの実験のためにセレナは進んで絶唱する道を選びます。
この場面で、もう少し別の描かれ方がされるとセレナからマリアへの愛情が強く表されるかも、という気もします。例えばセレナが、絶唱によって自分が血を吐く姿をマリアに見せないために決して振り向かず、そのまま離ればなれになる、とか。もしそんな風に描かれるのであれば、せめて大好きな姉の前でだけは、きれいな体の妹でいたい、と思うセレナのかわいらしい望みが、マリアの胸に響くのでは、という気がします。
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