幻影ヲ駆ケル太陽 第5話
この話数では、ぎんかを取り巻くエピソードが描かれています。ぎんかと父親は以前は厳しい暮らしをしていたようですが、今は父親の事業は成功しているようですね。セフィロ・フィオーレにもたくさんの寄付をしているらしいです。が、ぎんか達親子の周りに、ディアボロス・タロットの魔の手がうごめき始めます。
といった所ではありますが、百合的には別の部分が気になります。あかりがいとこの冬菜の事を思い出している場面では、親のいないあかりを冬菜が「家族」として受け入れる様子が描かれています。照れくさそうに顔を伏せながらあかりに話しかける冬菜の雰囲気は、家族といっても姉妹のようなもの以上のもっと強い関係を求めているようにも見えます。
それともう一つは、るなの行動ですね。最初の方の場面であかり、るな、ぎんか、せいらは庭の草むしりをしています。当然のようにるなはあかりと一緒に作業をしていて、あかりの頬に土がついているのを見つけると優しく払ってあげています。
るながあかりばかり気にかけているのは、さすがにぎんかやせいらにはばればれのようで、ぎんかに冷やかされたりしていますね。るなはごまかそうとしますが、その振る舞いがよけいに、あかりに惚れている事を示しているようです。
ですが、最後の方の場面では、事件の事で話し合うあかりとぎんかを遠くから見ているるなの様子がちょっと違っている感じがします。単に会話しているだけの2人を見て、るなが強い嫉妬心を抱いているのだとしたら、彼女のあかりへの愛情はかなり強いように思えます。その気持ちがこれからの物語を動かしていくのであれば、百合が作品の主題になるのかもです。あかりには是非、冬菜の時の二の舞にならないように、るなの愛情をきちんと受け止めてもらいたいように思います。
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