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2013年8月18日 (日)

きんいろモザイク 第5話

 テレビアニメ「きんいろモザイク」、第5話「おねえちゃんといっしょ」です。

 忍は学校で、皆のいる前で陽子をつい「お姉ちゃん」と呼んでしまいます。陽子が頼りがいのありそうな女の子だから、と綾達は納得しています。が、実はそれだけではなく、綾が転校してくる前の小学生の頃に、忍と陽子には思い出があったのですね。(ちなみにこの場面では忍は烏丸さくら先生を「お母さん」と呼んでいますが、先生を母親呼びするのは、4月からテレビアニメ版放送されていた、あの作品っぽいかもです。)

 同い年の陽子から見ても、忍はちょっとぼんやりしていて頼りなさそうでした。忍の実の姉の勇から頼まれたというのもありますが、陽子は忍が放っておけなくて面倒を見ていた、とも言えそうです。
 ここで描かれている2人が小学生だった頃のエピソードって、アニメ版オリジナルな部分もありそうでしょうか。原作でのストーリーをうまく取り入れつつその間をつなぐような内容になっていますね。陽子が勇を「勇姉(いさねえ)」と呼ぶようになったいきさつも語られています。陽子は実際に双子の弟と妹の姉ですから他の人に対してもつい姉的な行動をしてしまうのかもですけれど、自分だって少しは誰かに甘えてみたい気持ちはあるようです。

 小さい頃の忍達のストーリーでも笑える所はいろいろありますね。忍のクラスメイトが後ろでしゃべっている会話にしても、「キウィかっこいい、キウィになりたい」みたいな感じだったりします。陽子が忍の手を引いて歩いている時、怪しい気配に気づいて、勇からもらった防犯ブザーを鳴らしたら、、、という所もコミカルです。小学生の頃からツッコミタイプ(?)の陽子が「お姉さーん」て叫ぶ言葉が途中で切れているのも面白いかも。

 成長して高校生になった今は、綾やアリス、カレンが周りにいてさらににぎやかになっています。忍の「はいナス」は、悪気はないのですが綾にはかなりきついようで。勉強会で忍の家に集まった時は、勇にサインを求めるカレンの口調がなぜか滑らかに。これはたぶん、家で何度も話す練習をしたからなんでしょうね。

 仲のいい友達がたくさんできて、アリスとは同じ部屋で生活するようにもなって、忍は成長した、と、勇も陽子も感じているようです。家でメイド服を着たりアリスを着せ替え人形のように着替えさせたりするのを見るとやや心配になったりもしますが、でも確かに、彼女は成長していると言える気がします。(綾達は、忍はどんな環境におかれても生き延びそうだと予想しています。そこまでいくとちょっと失礼な想像になるかもですが、忍のたくましさを感じているからそういう言い方ができるのかもです。)学校の成績はまだまだですが、原作ではその辺りも克服しつつあるようですし、将来の希望である「通訳者」になる事も、夢ではないのではないでしょうか。

 さて勇については、彼女の友達が「シスコン」と言っていましたけれど、その辺りのエピソードももう少し見てみたいものですね。まあ原作でもあまり描かれてはいないのですけれど、妹の写真を待ち受けにする以上の愛情表現をする、とか。
 忍は、勇の携帯の待ち受け写真が何なのかまではまだ知らないのではと思います。普通に妹として姉から大切にされているという意識以上に姉が自分を愛してくれていると知ったらどう感じるか、といった辺りもあると良いかもですね。

 それから、この話数でも綾と陽子のエピソードがいろいろ描かれています。一人っ子の綾が陽子を「お姉ちゃん」と呼ぼうとする、とか、陽子の身だしなみを整えようとしてタイを締め直そうとする時に妙に意識しちゃう、とか。綾は、陽子との事ではすぐにいろいろ照れてしまうようで、その点はカレン達にも見透かされているみたいです。が、彼女自身が自分の気持ちを受け止めて、陽子との恋愛を真面目に考えるようになったら、周りの女の子達も驚いてしまうぐらい進展したりする、のかもです。姉としてではなく結婚相手としてぐらいに陽子を意識できるようになれば素敵なのでは。

・「きんいろモザイク」レビューリスト

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