ふたりはミルキィホームズ 第２話

　テレビアニメ「ふたりはミルキィホームズ」、第２話「「なる」ということ」です。

　前回第１話で、偵都ヨコハマに突如現れた怪盗集団「カラー・ザ・ファントム」は、駆けつけたミルキィホームズと向き合います。が、その場では特に何も起きなかったようですね。ファントムの側から特に具体的な要求はなく、ミルキィホームズも相手を捕まえられなかったみたいです。数々の難事件を解決してきた探偵ユニットとしては結果はあまり良くなかったかもですけれど、アリス達は別に責めてもいませんし、何か事情があったのでしょう。

　それどころかミルキィホームズの活躍を目の前で見て憧れの気持ちがさらに強くなるとともに、自分達も皆の役に立ちたいと感じたようです。カズミとアリスは、どうすれば素晴らしい探偵になれるのか、シャロ達に直接聞きに行こうとします。
　ホームズ学院の生徒であっても許可がなければ入れないような場所にシャロ達はいるらしく、カズミとアリスは黙って忍び込んでいます。こそこそ歩いて行く２人の様子が何だか面白いですね。さらに画面には、ストーンリバーやラット、トゥエンティの姿が見えます。「スリーカード」は今もヨコハマにいるのですね。アンリエットがどうしているのかはここでは描かれていませんけれど、４人が本格的にストーリーに関わってくる事はあるでしょうか。（関わるといえば、この話数でアリスの兄のシオンが登場しています。シオンを見てカズミが頬を赤くしていますけれど、惚れている、という事なのでしょうか？　それとも落ち着いた大人の男性がかっこよく見える、ぐらいの気持ちなのかな。それと、キャラ紹介によればシオンはアリスを溺愛しているらしいのですが、このエピソードではそんな雰囲気までは出ていない感じです。その内本性を現す、という事？）

　そしてカズミとアリスがたどり着いたのは、、、屋根裏部屋、ではなくて広々とした立派な書斎のような部屋でした。今のシャロ達はトイズを使えていますし探偵としても活躍しているみたいですから、狭い部屋に押し込められたりする事もないのかもですね。

　カズミ達と話している時のシャロ、コーデリア、ネロ、エリーは、穏やかで優雅で、後輩達の相談に親身になって優しく答えています。２年たって彼女達も変わっちゃったのかな、と思ったのですけれど、、、そういうわけではなさそうで、ちょっと安心したかも？　（カズミ達がいる時といない時の切り替わり方が面白いです。）
　でも、彼女達が穏やかでも優雅でもないとしても、後輩達に優しいのは本当ですよね。カズミとアリスは、実際にシャロ達に会ってみて、ますます憧れたのではないでしょうか。（２人がシャロ達のぐうたらな面を見たらどう思うかは気になる所ですね。このシリーズ中でそういうエピソードは描かれるでしょうか。）

　それから、シャロがカズミとアリスに言ったアドバイスが良いですね。シャロ達らしいちょっとぶっ飛んだ発想ではあります。が、正しい事をしようとしている人達の背中を押してくれるような心強い言葉のように思えます。
　カズミとアリスって、割と「いい子」っぽい印象がありますね。彼女達だけだったら考え込んでしまってなかなか答えが出せなかったかもしれません。その意味でも、シャロ達のアドバイスはちょうど良かったのでは、と思えます。

　いよいよカズミとアリスの探偵活動が始まります。探偵服は、入学の時にアリスのおばあちゃんが用意してくれていたのですね。色違いでおそろいのデザインの探偵服、、、おばあちゃんの目から見ても、カズミとアリスはペアになるべきだと思えたのでしょう。

　怪盗との対決では、２人は相手の力に圧倒されそうになってしまいます。が、その時、カズミのトイズに急に変化が。
　彼女達は何が起きたのかよくわかっていないみたいですけれど、これはもしかしたら、彼女達の強い結びつきが生み出したものなのかも。だとしたら素敵ですね。
　考えてみると、これまで出てきているトイズって、基本的に１人の人間が１個の能力を単独で使う、という場合がほとんどのような気がします。２つを組み合わせる、とか、２つの能力が融合する、というのは初めてかもです。もしそうなら、彼女達がお互いを思いやる親密な気持ちがそれぐらい強いものだと示しているようにも感じられますね。

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