ドキドキ！ プリキュア 第２０話

　テレビアニメ「ドキドキ！ プリキュア」第２０話「クリスタルの導き！ 王女様のもとへ！」です。

　５つそろったもののどこかへ飛んで行ってしまったロイヤルクリスタルを、マナ達は追いかけようとします。そのままでは何の手がかりもなくジコチュートリオに先を越される所だったのですが、ありすのお世話をしているセバスチャンのおかげで追跡する事ができています（それにしてもここまでサポートできるこの人はかなり有能ですね）。

　たどり着いたのは、、、氷河地帯？　（まあ国内にも一応あるみたいです。）マナ達はさっそくプリキュアに変身してクリスタルを探し始めます。
　寒さや険しい岩山も、プリキュアの力があれば問題はないようです。苦労しているのは、ジョー岡田（ジョナサン・クロンダイク）の方らしく。
　トランプ王国の人達って、地球の人間にはない特別な力を持っているのかなと思ったのですけれど、そうではない、のでしょうか。例えば真琴は王国ではずっとキュアソードの姿で、戦いの時も巨大なジコチューを次々に投げ飛ばしたりしていました。
　そこからすると、ジョーは王国の騎士だという割には基礎体力でキュアソードに及んでいないような。この作品は女の子が主人公ですから、あまり男性に活躍してもらわない方が良い、という判断でこうなっているのかもですね。

　もしそうなら、やはりアンジェ王女にはキュアソードがお似合いのように思えるのですよね。王女を思う気持ちだけではなく実際に王女を助け出せる実力を持った人が、王女の相手にはふさわしいでしょうし。それに、仮にジョーが王女と結婚するとしても、その理由が、単に男だからというだけだとしたら、物語としてはとてもやるせないものになってしまいそうな気がします。キュアソード（＝真琴）には、たとえ女性同士だとしても王女を求め続けてもらいたいように感じます。

　さてクリスタルに近づいていくキュアハート達でしたが、その前にジコチュートリオとレジーナが立ちふさがります。ハート達が手がかりをつかんでクリスタルを追っている事に気づいて、後をつけていたのですね。手に入れる直前に横取りしようという考え方は正に自己中と言えそうです。
　ところが、突然氷河に亀裂が入り、ハートとレジーナが飲み込まれてしまいます。さらにハートは途中でシャルルとはぐれ、変身が解除されてマナに戻ってしまいました。

　凍えるような氷河のそこで２人きり、、、これは、「寒さに耐えるために２人で体を温め合うイベント」が発生？　と思ったのですけどそこまではいかなかったみたいです。でも、２人だけになれた事で、彼女達はお互いの本当の思いを相手に伝えられているようですね。
　それに、クリスタルをのぞき込んでもレジーナの性格が変わる事がなくなりました。マナもそれはわかったようで、今までクリスタルを狙ってレジーナが自分達を襲ってきていたのは彼女の本心ではないと確信できました。

　その喜びをかみしめるように、マナとレジーナがハグ、、、。しかも２回もしています。シャルルさえいない本当に２人だけの世界で、彼女達は誰にも遠慮せずにお互いを求め合ったのかもですね。

　やがて、彼女達に助けの手が差し伸べられます。その兆しを敏感に感じ取ったのは、マナです。
　氷河の下へ降りていく足場を作るために、キュアダイヤモンドが放った技が作り出す光を見つけたのですね。マナは、誰が自分達を助けようとしてくれているかに気づいて、とても喜んだのでは、という気がします。というのも、光の源がプリキュアダイヤモンドシャワーだという事を、レジーナとダイヤモンド本人に、それぞれ話しています。これは、仲間が助けに来てくれた喜びというよりは、マナから六花への愛情表現なのでは、とも感じられます。自分ならどんなに小さい印でもそれがダイヤモンドのものだとわかっちゃうんだからね、というハートのアピールだったりするのではないでしょうか。

　といった感じで王女に近づきつつあるマナ達ですが、いろいろと大きな展開も起きています。さらに、次回予告の後の告知では、「新しいプリキュア」のシルエットが！　「５人目」は誰になるのでしょうね。
　順当な所ではレジーナなのでしょう。でなければ王女か、それともアイちゃん？　次回登場するわけではなさそうですけれど、これからだんだん姿が明らかになっていくのかもです。

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