ドキドキ! プリキュア 第18話
テレビアニメ「ドキドキ! プリキュア」第18話「出現!
さいごのロイヤルクリスタル」です。
マナ、ありす、六花の3人はジョー岡田に詰め寄ります。ジョーの本当の名前はジョナサン・クロンダイクで、トランプ王国の生き残り、王宮に仕えていた戦士の1人で、、、アンジェ王女の婚約者? 想像もしなかった展開で、3人はジョーに聞きたい事が山ほどあるようです。
とはいってもマナの場合は、王女とジョーの恋話に興味があるみたいです。ジョーのショップでは聞きそびれましたが、王女を捜すために出かけた菜の花畑では聞き出せています(しかもジョーを王女の「恋人」と言い表している所からすると、マナは2人の間に大人の恋愛関係を見ようとしているのかもです)。
ストーリー的にも、後半にトランプ王国での回想場面が描かれていきます。、、、でもちょっと妙な感じもありそうな。ジョーは王女の婚約者だと言う割には、回想の中では、王族の婚約祝賀の儀礼みたいなものは行われていません。2人の関係を証明する婚約指輪みたいなものもないです。それに考えてみると、この場面はすべてジョー自身が語っている内容なのですよね。トランプ王国から逃れてきた数少ない1人、キュアソードでさえ、「王女の婚約者」という人物の存在を全く知らなかったわけですから、すぐにすべてを信じるのは難しいようにも思えます。
ジョーが普段からひょうひょうとしていてとらえどころのない振る舞いをしているために、よけいに真琴には信じづらくなっているのでしょう。これは、ランスも言っているように、「日頃の行い」なのかもです。
レジーナの事にしても、ジョーの事にしても、真琴には大好きな人との間にいろいろ障壁があるようです。王女が無事でいるかどうかもわからない不安定な状況で、まだ素性がはっきりしない男性が王女の事を「アン」なんてなれなれしく呼んだりするものですから、ついいらだってしまいます。でも本当は、彼女だっていつもプンプンしていたいわけじゃないはず。彼女が早く本当の笑顔を取り戻せるようになると良いですね。
それに、、、前回の記事にも書きましたように、もし仮にジョーが本当に王女の婚約者だったとして、それを王女が自分に教えてくれていなかった事が、真琴にとってはショックだったのではないかと思えます。この所の真琴の悩みの源は、もしかしたらすべてここにあるのかもしれません。王女にとって自分は、何でも話し合える親密な間柄ではなかったの? という不安な気持ちが、今の真琴の胸にはあふれているのかも。本人に確かめたくても今は王女の影すら見えません。
けれどこのままこの気持ちを抱えて生き続けるのはあまりにも切ないですよね。彼女には、早く王女と再会し、また前と同じように彼女達の間で愛情を分け合えるようになってもらいたいものです。
途中の場面で、真琴の様子を見たありすが、「複雑な乙女心ですわ」と言っています。この言葉は、第10話でマナと真琴の急接近を見て寂しい気持ちになる六花について、ありすが使っていました。ありすは、真琴と王女の間にも、百合な感情があると心得たのでしょう。少なくとも彼女は、真琴と王女の関係を応援してくれるのではないでしょうか。
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