宇宙戦艦ヤマト2199 第4話
テレビアニメ「宇宙戦艦ヤマト2199」、第4話「氷原の墓標」を見てみました。
この作品はSFもので、2199年という未来が舞台になっています。ガミラス星という謎の星からの攻撃を受け、地球は荒れ果ててしまい、人々は地下に都市を造ってかろうじて生き延びています。そこに、イスカンダル星のスターシャという女性から知らせがあり、地球を荒廃から救うシステムを受け取るために、人々は「宇宙戦艦ヤマト」を建造してイスカンダル星へ向かう、という物語です。(ちなみに制作はXEBECが担当しています。この会社は「機動戦艦ナデシコ」も制作していますけれど、2つの作品になにかつながりがあったり、、、って事はないでしょうか。)
ここで取り上げるのは、やはり百合っぽいエピソードがあるからなわけなのですけれど。まずスターシャには妹がいて、1人はサーシャ、もう1人はユリーシャという名前だったりします。といってもまあこれは単に名前だけなのかもしれません。(なお、ヒロインの森雪の声を担当されている桑島法子さんは、「ナデシコ」でもヒロインの艦長、ミスマルユリカの声を担当されています。その名前からのつながりが、、、というのはちょっと遠すぎでしょうか。なお、ユリーシャの姿は本編ではまだ出てきていませんが、雪はサーシャに見た目がそっくりなのだそうです。サーシャは火星で命を落としていて、雪は火星上空から花束(百合の!)をたむけています。)
またヤマトの船務科士官候補生、17歳の岬百合亜は、同じ船務科の士官、2つ年上の森雪に憧れているようです。第4話では、食堂の場面で雪と少し言葉を交わすだけで顔を真っ赤にしていますね。
その時の会話でも、戦術科の古代進と航海科の島大介が男子の友情を垣間見せているのを見て、「あんなの真似しちゃだめよ」と雪が言っています。百合亜は勢いよく「はい!」と返事していますが、これってつまり女子同士の関係を強める、という意味に聞けなくもないですね。
雪も百合亜も、第1艦橋でレーダー手をつとめています。が、3交代制の要員のため、彼女達が艦橋で一緒になる事は、普通ならあり得ないようです。同じ仕事をしていて、同じ席にさえ座っているのに、普段は会う事ができない、、、。その関係に、百合亜はよけいに切なさを募らせているのかもしれません。
とはいいつつも、物語としてはやがて進と雪が結ばれるような流れのようではあります。ですがその中で、百合亜がどれだけ雪に近づき、雪にとって大切な存在になれるかどうか、その辺りも丁寧に描いてもらいたい気もします。
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