ドキドキ! プリキュア 第13話
テレビアニメ「ドキドキ! プリキュア」第13話「ついに発見!?
王女様の手がかり!」です。
マナ達には、ジコチュー達を迎え撃ち、苦しむ人々を救う事も大切ですが、トランプ王国のアンジェ王女捜しも急がなければなりません。王女がどこかで1人苦しんでいるのではないかと思うと、キュアソード(=真琴)はいても立ってもいられないでしょうし、マナ、六花、ありすも全面的に協力する心づもりでしょう。
彼女達は、セバスチャンの持ってきた情報から手がかりをたぐり寄せます(それにしても、あの場で「薔薇」というキーワードを聞いたとたんに情報を持ってくるなんて、セバスチャンはかなり有能ですね)。それは「ローズレディコンテスト」、素敵なレディになれる女の子を選び出すというものです。そこに行けば、王女につながる情報が得られるかもしれない、という事なのですね。
さらに、副賞が真琴の目を引きました。珍しい黄色い薔薇、トランプ王国には咲いているものの、地球上にはない種類の花なのだそうです(ちなみにミルキィローズのシンボルは青い薔薇ですね)。4人はコンテストで優勝し、この副賞を手に入れて調べる事も目標にします。
ところが、、、このイベントの主催は五星(いつつぼし)財閥、ありすの家(四葉財閥)のライバルとも言える存在です。しかも娘の五星麗奈も、ありすを目の敵にしているようです。
彼女と取り巻き達の攻撃は、マナ、六花、真琴にも仕掛けられています。会場で会ったとたんに「お猿さん」や「お猿様」など、言いがかりをつけられています。
まあでも、あまりに的外れな言い分のためか、マナ達は別にカチンともこないようですね。この場合一番問題なのは、ありすです。
以前第3話で描かれていたように、ありすは、友達(具体的にはマナ)が悪口を言われたり泣かされたりすると怒りで我を忘れ、悪口を言った相手に暴力をふるってしまいます。第3話のエピソードではその状態を克服できなかったという事なのでしょうか、マナと六花はありすがまた暴走してしまうのではないかととても心配しています。
けれど、ありすはコンテストで暴れる事はありませんでした。これにはありす本人もちょっと驚いているようです。
彼女が怒りの感情におぼれる事なく凛とした対応ができたのは、マナ達とふれあっていく中で自分の気持ちが落ち着いていったから、らしいです。マナや六花、真琴がそばにいる事で、他人の言葉に揺さぶられなくなっていったのかもですね。
となると、ありすはもう自分の欠点を克服していたのでしょうか? それともまだだったりするのでしょうか。この話数でもまだはっきり描かれていない気もします。
もっと大きなエピソードの中で、マナが深い悲しみに襲われた時に、ありす自身が、暴走しそうになる自分を必死に抑えてマナを救う、みたいな流れがあると、より感動的でしかも女の子達のつながりの強さが見られるかななんて思ってしまいます。この先そういうストーリーが描かれていくのかどうかは気になる所です。
気になるといえば、麗奈のこれからも気になります。後半の場面で彼女は、「私も友達がほしい」と言っています。この感じだと麗奈は、あの取り巻きの女の子達との間にあるのとは違った関係を、女の子と築きたい、と願っているように思えます。
そして彼女が具体的に思っている相手は、ありすなのでは、と感じられます。あれだけ執拗に、ありすだけを目の敵にしているのは、それだけありすから目が離せないからなのではないでしょうか。麗奈が今までのやり方を変えて、素直な気持ちでありすと会う事ができたら、2人はもっと違った、親密な関係になれるのかもしれません。(もしくは、あの取り巻きの女の子達と、改めて親しい友達としておつきあいし直す、という事もできるかもです。)
それから、前回少しだけ姿を見せていた新キャラ、レジーナが、マナ達の前に現れていますね。ジコチュー側にいるみたいですけれど、マナ達と同じぐらいの見た目ですし、これから敵味方などとはもっと別の関係に発展していく可能性もありそうな。マナ達とより親密な間柄になっていくのを期待したいですね。(「レジーナ」と「麗奈」って、音がどことなく似ていたので、レジーナが麗奈になりすましていたのかと思ったのですけれど、そういうわけではないようです。ちなみに本作の第1シリーズには「レギーネ」というキャラが出てきますけれど、、、別に関係はないのでしょうね。)
ダンス審査の場面で、麗奈達が仕掛けた罠にマナがはまってしまった時、マナは機転を利かせてピンチを脱していました。ありすは、彼女が自分にウィンクするのを見て、目を潤ませて感動しています。ほとんど自分のせいでひどい目にあったというのに、マナが自分に気を遣わせないように明るく振る舞ってくれた事、それに、こんな欠点を抱えた自分を受け入れてフォローしてくれた事が、ありすにはとても嬉しかったのでしょう。マナ達はいつでもありすを思い、ありすを笑顔にする方法をどんな時でも考えているのでは、と思えます。
そこでちょっと気がかりなのは、一番最初の場面ですね。ありすが、会社の重役会議のような場所で、大勢の大人に囲まれながら指図をしています。いくら財閥の娘とはいっても、重い責任を負わされ、社員やその家族の将来を左右しかねない重大な決断を下し続けなければならないようです。会議の後、ため息をつく彼女の姿からも、荷の重さがうかがえます。
でもマナ達に会う時は、いつものようにおっとりしたにこやかな笑顔を見せているのですよね。もしかしたら、マナ達はありすが今苦労している事に気づいていないのでは、という気もします。マナ達が、彼女のこういう面にも気づいてあげて支える事ができれば、彼女達はもっと親密になっていけるのでは、と思えます。
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