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2013年5月 6日 (月)

ガールズ&パンツァー 第12話

 テレビアニメ「ガールズ&パンツァー」、第12話「あとには退けない戦いです!」です。

 戦車道の試合では前もって出場車両の届け出などをするでしょうから、どちらの学校も相手の戦力はわかるのでしょう。みほ達も、黒森峰が「マウス」を出してくる事は知っていたと思いますが、それがこのタイミングだとは考えなかったのかもです。地形が込み入っている市街地戦では、マウスの巨体を思うように動かすのは難しいからこの場所には投入されないだろう、と読んでいたのではないでしょうか。
 ところがマウスはお構いなしに突っ込んできました。固い車体と強力な火器を使い、障害があれば撃ち壊して先に進む、という戦法に出ています。火力が低くて装甲も薄い大洗女子学園の戦車では、まともに渡り合うなんてほとんど無理。実際、2両の戦車があっさりと撃破されてしまいました。

 けれど、今のみほは冷静になっています。自分達の戦力で戦い抜くにはどうすれば良いか、あらゆる可能性を頭の中で計算しているようです。
 そんな彼女の姿勢に触れて、沙織達他のメンバーも全力を尽くそうとします。最初は黒森峰の高い戦力に震え上がっていましたが、やがてそれぞれの持ち場で自分のできる最大限の力を発揮しようと努力します。
 麻子の操縦技術、優花里の砲弾装填のタイミング、華の正確な照準、それに沙織は各車両の連携をとりまとめ、偶然ではありますがみほに貴重なヒントも提供しています。他のチームも自分達の役割を100%以上こなしていますね。
 特に前回ピンチに陥っていた1年生チームは、徹夜で考えてきたという作戦を見事に成功させています。彼女達の戦車は砲身が短い影響で火力は低いですが、その分小回りがきいて、相手の懐に潜り込む事もできる。その特徴を十分に生かしています。

 メンバー達の期待を背負い、やがてみほ達あんこうチームは相手のフラッグ車と直接対決。乗り組んでいるのは、まほです。
 実の姉妹であり、去年までは同じチームで戦ってきた彼女達ですが、今は真正面から向き合っています。この戦いは、戦車道に対する考え方のぶつかり合い、とも言えるのでしょうね。

 様々な戦術が繰り広げられていきますが、どちらが優勢とも言えない試合になっています。そして最後にみほが選んだのは、聖グロリアーナとの練習試合の時と同じ方法でした。あの時は失敗していますから、最適な選択とは言えないようにも感じられます。が、結果は、、、という所ですね。
 こういう結果になったのは、大洗女子学園の団結の他に、それぞれのメンバーのスキルが上がった事も影響しているのでしょう。この話数での試合中の会話を聞いていると、皆が専門用語を駆使して自分達の状況を的確に把握し行動を起こしていますね。
 ここまでになれたのは、皆が、みほの示した彼女らしい戦車道に共感し、全員で高めていこうと思ったから、なのかもです。みほは、ここで新しい戦車道を、自分の生き方を見つけたのではないでしょうか。

 みほが導き出した答えに対して、まほは、そして母親のしほも、敬意を表しているようです。これで、みほは姉や母に認められた、とも言えそうです。
 でもそれで、「西住流」がいっぺんに変わってしまうかというと、そうでもないのかもしれません。このままならば、考えられるのは、西住流は今まで通り変わらない、みほの方は大洗で見つけた自分らしくいられる場所で仲間達と自分なりの戦車道を進めていく、という未来なのかも。 それが良いかどうかは誰にも言えないのでしょう。みほが西住流そのものと向き合うようなエピソードが描かれれば、彼女はもう一歩成長できるのかなという気もします。まあそうなるかどうかはわかりませんけれど、もしそうなったとしたら、沙織達は全力でみほを支えてくれる事でしょうね。

 といった感じで、試合が白熱してくると女の子同士の関係がなかなか描かれづらくなってしまう雰囲気もあります。試合を戦い抜くだけであれば別に男子が戦車に乗り組んでもあまり変わらないようにも感じられます。女の子であるみほ達が力を合わせて試合に臨む中で、女の子同士ならではのふれあいが描かれていくと良いかなと思えます。

 さて試合が終わり、みほ達は大洗へ戻ってきます。華は、どうやら戦車道をする事を母親の百合に認めてもらえたみたいです。みほの家の事情とは違って、彼女は華道と戦車道を両立させていけるのかも。
 麻子は、けっこう表情が豊かになってきていますね。試合後にそど子に抱きついた時は顔を赤らめて喜んでいましたし、パレード中は祖母の久子の元気な様子(無理はしてない、ですよね?)を見て明るく笑っています。世界には楽しい事がたくさんある、そう思えた事で彼女の視界は広がっていくでしょうし、彼女自身もより魅力的になっていくのではないでしょうか。
 優花里は、一緒に戦車を操縦する仲間に出会えて、実際に試合もこなす事で、自信がついたのでは、と思えます。この調子で、戦車を語り合える仲間を他にもたくさん作っていけるようになると素敵なのでは。その上で、みほへの憧れをもっと恋愛的な方面に発展させていけると良いかもです。
 沙織は、パレード中は男性陣にも手を振っていましたが、誰か具体的なお相手がいるわけではなさそうです。前にも書いたかもしれませんけれど、彼女は1年生の女の子達にも慕われていますし、みほとのつながりも強めていってもらいたいですね。

・「ガールズ&パンツァー」レビューリストレビューセンター

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