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2013年4月23日 (火)

AKB0048 next stage 第13話

 テレビアニメ「AKB0048 next stage」、第13話「Stage 26 NO NAME、、、」です。

 アキバスターはDES軍に占領され、星に住んでいた人達は厳しく統制された暮らしをさせられています。その中ではものの考え方もコントロールされ、少し前までは街の人達に温かく迎えられていた00も、いつの間にか憎しみの対象へとすり替えられてしまいました。
 00のメンバーは、命をかけて突入し、強襲ライブで人々を解放へ導こうとします。
が、相手の反応は予想とは全く違っていました。ライブの開催場所に詰めかけた人々は、00を口々にののしり、追い返そうとします。これにはメンバーもかなりショックを受けていますね。

 00の活動は、少なくともD.G.T.O.の管轄する星々の間では非合法です。理由は、芸能が人を堕落させるから、とされています。
 とはいっても、本当の所ははっきりしていません。凪沙達が経験してきた事を見る限りでは、堕落なんてさせていないように見えますし、それどころかかえって芸能は生産性を向上させるとも報告されています(凪沙の父親が提出した報告書に書かれています)。

 その答えになりそうな出来事を、この話数では、智恵理が示してみせています。歌で、歌だけで、彼女は戦いを止めました。
 ここで注意が必要になりそうなのは、戦っているのがDES軍と、智恵理達00だという事なのでは、と思います。智恵理は、戦っている2つの勢力を仲裁したのではなく、相手と自分との戦いを止めました。これは、DES軍が自分達を襲おうとする気持ちをとどめさせるのと同時に、自分達が相手を攻撃するのをやめさせる、という意味になるのでしょう(00の場合は自衛のための攻撃であって、使っている武器もあまり実害のないものです(00を支持してるWOTAの武器がどんななのかはよくわかりませんけれど))。
 智恵理は、自分の父親の命を奪った者への憎しみが強く、戦いの中で我を忘れそうになっていました。けれど思いとどまり、自分の使命を思い出したから、よりよい方向へと進む事ができたのかもです。00が愛を届けるのは、銀河の様々な場所に住む人達。そこに分け隔てはないのですよね。

 戦いはまだ終わっていません。凪沙達が愛を届けられたのは一部の人達であって、DES軍やD.G.T.O.は今も00を目の敵にしています。智恵理の父親の命を奪った真犯人も明らかになっていませんから、智恵理にも気がかりは残っているでしょう。 でも彼女達は立ち止まりはしないのでしょう。自分達の信じる道を迷わず進んでいくのではないでしょうか、手に手を取り合って。

 といった感じで、この話数の中でも女の子同士のつながりがあれこれ描かれている気がします。一つは、恵と佐江。最初の強襲ライブで、アキバスターの人々の反発を目の前で見てしまった佐江は、まともに立っていられないほど強いショックを受けています。恵は、ライブの後にいつもそうしているのでしょうか、佐江に水を持ってきます。が、彼女の顔色を見てすぐに彼女のサポートをしています。
2人はどこか別の場所へ行っていますが、そこで2人きりになって何かがあったのでしょう。
 恵は佐江を慰めてあげたのか、叱咤激励したのか、それとも何も言わず黙って寄り添っていたのでしょうか、、、。ともかく、昔から一緒にいた彼女達ですから、恵は佐江の気持ちを理解してあげられたのでは、と思えます。後半の場面での佐江の復活ぶりからは、恵のサポートがうまくいった事がうかがえますね。

 それから、敦子達のいる世界に近づけずにいた優子も、一つの答えを見つけられたようです。彼女は、敦子と話している中で、自分の気持ちを相手に打ち明けました。敦子の隣で歌いたかった、と。
 それに対して敦子は、今の00の中にも敦子がいると伝えています。これは14代目の敦子、という意味ですね。
 ですが、、、14代目の子と一緒に歌えば、優子の思いは満たされるのでしょうか。たぶんそうではないのですよね。優子は、13代目の敦子、襲名前は別の名前を持っていたその女の子と、一緒にいたかったのでは、という気がします。
 優子はその事を敦子に言おうとしていたのかもしれません。でも敦子に抱きしめられた時、彼女は何かを感じたのかも、と思えます。
 敦子は、優子とともにいるよりも、集合無意識に呼ばれて高次の存在となり、人々の胸の中に喜びと愛を伝え続ける道を選んだ、という事なのでしょう。理由は、歌への思いが優子を超えてしまっていたのか、それとも戻りたくてももう戻れなくなってしまっていたのか。答えは、今となっては優子の胸の中にだけあるのかもです。
 それにしても、凪沙って、優子推しだったのですよね。これで彼女が優子といる時間が増えるとしたら、智恵理はどう感じるでしょうか。ここでにわかに三角関係ができあがったりする?

 そしてその凪沙と智恵理、ですね。もうほとんど最初の場面から2人はずっと寄り添っていて、悲しみも喜びも一緒に受け止めています(最初の方の場面で円陣を組む前にも、向かい合って手を触れあい、体を寄せ合ってますよね)。彼女達には、自分達が離ればなれになる未来なんて想像もできないし、そんな事をするつもりも全くないのでしょう。
 00メンバーの魂に反応して輝き、キララの源になっている物質は、デュアリウムと呼ばれています。そこから連想できる言葉は、「デュアル」、2つのものという意味になります。この言葉がデュアリウムの性質と関係するのかどうかはわかりません。けれど、この「2つ」にふさわしいのは、やはり凪沙と智恵理なのでは、という気がします。彼女達が一緒にいる時、人々の胸には希望と喜びが宿り、そして彼女達自身もとても安らいだ気持ちになれるのではないでしょうか。

 銃声と歌声が入り乱れる中、彼女達の気持ちが高まっていき、やがて思いもかけない出来事が起きています。凪沙が思わず叫んだ言葉は、、、AKB0048の始まりとも言えるAKB48の前田敦子さんが実際に口にした言葉に似てますね。こういう言葉が出てくるのは、やはりその魂を受け継いでいるから、なのかも。
 またそれだけでなく智恵理の方にも変化が起きています。凪沙の場合とはちょっとタイプが別になっているようですけれど、凪沙とはちょうど釣り合いがとれている感じです。

 その後、彼女達の身に起きた変化を祝うステージが開かれます。舞台に立った凪沙と智恵理は、おそろいの衣装ですね。しかもそのデザインが、、、。ミニスカートではありますが腰の辺りが膨らんでいて、後ろに垂らした布地と合わせてドレスのような風合いを見せています。クリームホワイトを基調として、胸元には花の模様があふれ、あちこちにリボンが飾られています。その上、頭にはベールまでいただいて。まるでウェディングドレスですよね。

 凪沙は少し緊張した様子でもありますが、それよりも今日という素晴らしい日を迎えられた喜びがみなぎっている感じがします。智恵理は少し下を向いて慎ましやかにかしこまっているものの、隣にいる凪沙と同じように頬を赤らめて嬉しそうにしています。

 何というかもうほとんど彼女達の結婚式っていう雰囲気ですよね。美森の襲名式「美森革命」の時とは明らかに別物です。スタッフの側も、凪沙と智恵理の2人の式典にはこういう姿が一番似合っていると思っているのでしょう。
 この後はいつもの彼女達らしくステージを披露するのですけれど、他の研究生達が2人を囲み、花を添えています。彼女達の新しい門出を祝福しているのですね。
 凪沙と智恵理、幼い頃に一度だけ、短い時間を一緒に過ごした2人は、成長して再会し、様々な出来事を一緒にくぐり抜けてきました。これからはより強く愛で結ばれて過ごす事ができるようになるのではないでしょうか。

・「AKB0048」レビューリストレビューセンター

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