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2013年3月25日 (月)

ラブライブ! 第11話

 テレビアニメ「ラブライブ! School idol project」、第11話「最高のライブ」です。

 「合宿」などを通して着実に距離を縮めていくμ'sのメンバー達。スクールアイドルとしての活動もうまくいっているようで、全国での順位はついに19位まで上がりました。これをキープしていけば「ラブライブ」に出場できるかもしれない、そう思うと穂乃果達は自分達の明るい未来をつい想像してしまうようです。

 でもそうなった時、メンバー以外の子達との関係がどうなってしまうのかがちょっと気になります。穂乃果と海未、ことりには、3人でユニットを始めた時から手伝ったり応援してくれたりしたクラスメイトのヒデコ、アミコ、ミカがいます。彼女達は、穂乃果が絵里に挨拶するのを聞いて驚いていますね。
 上級生、しかも生徒会長の絵里に向かって「ちゃん」付けで親しげに呼びかける穂乃果は、もう自分達の手の届かない遠い人になっちゃった、と感じて穂乃果達と距離を置くように、、、なんて事になるとちょっと寂しいかも。μ'sだけの閉じた世界でのふれあいばかりではなく、他の女の子達とも幅広くつきあっていってもらいたいようにも思います。 といってもまああまり心配する必要はなさそうです。穂乃果達がスクールアイドルとして実力を伸ばしていっても、周りの子達は今までと変わらず相手をしてくれていますね。

 μ'sのメンバー達が成長するにつれて、周りとの関係は、少し変わる所と、変わらずにいる所があるようです。穂乃果の妹の雪穂は、以前は秋葉原にあるUTX学院に進学しようとしていました。けれど今は、音ノ木坂学院にも興味を持っています。
 音ノ木坂学院でもスクールアイドルが登場し、しかも有名になってきているから志望校を鞍替えした、みたいな現金な気持ちでは決してないのでしょう。雪穂は、古めかしいと思っていた音ノ木坂でも、実はめいっぱい自分らしい事をして青春の3年間を過ごせるんじゃないかと思ったから、気持ちが変わったのかもしれません。
 今までずっと一緒に暮らしてきた姉の穂乃果は、明るくて元気ではあるけれど、勉強は苦手で怠け者、食事が終わればすぐ横になって、「雪穂~、お茶~」と人に頼りっぱなしな女の子、というように見えていたのではと思われます。それが、スクールアイドルを始めてからはとても変わり、熱心に練習したり体力作りをしたり、苦手な勉強にも挑戦するようになりました。
 何よりも、今の姉はとても輝いて見える、憧れといってもいいような女性になったのではないでしょうか。とても充実して楽しそうに学院生活を送っている彼女を間近で見たから、雪穂は自分も音ノ木坂に通ってそんな風になりたいと思うようになったのでは。
 雪穂の友達の亜里沙(絵里の妹です)はもともと音ノ木坂に入学するつもりでした。ので、もし2人が一緒に入学したら、穂乃果と海未とことりのような仲良しになって、楽しい日々を過ごせそうですね。

 妹達からも注目されている穂乃果ですが、ラブライブへの出場を確実にしようと練習に励んでいます。μ'sのリーダーでありセンターもつとめる彼女ですから責任を感じているのかもしれません。けれどちょっと無茶しすぎのようでもあります。遅くまで練習するだけではなく、雨が降っていても外に飛び出してランニングをしています。

 これが、穂乃果がつい無理を重ねてしまうパターンなのかもですね。彼女は自分の体の調子よりも、目の前にあるハードルを越える事をつい優先してしまうようです。
 いつもだったらことりや海未が、彼女の様子を見ていて止めに入る所なのでしょう。けれど今は、2人とも、ことりの身に起きている重大な出来事から目が話せなくなっています。その結果、、、。これはμ's全体にとってもピンチになりそうです。

 この話数では百合的なふれあいはあまり、という感じでしょうか。ことりが自分の心配事をメンバーに言わなかったのは、ライブに向けてやる気を出している皆の気持ちを乱したくないからだったらしいです。それなのに海未にだけは打ち明けているのですよね。ことりにとって、何も言わなくても自分の悩みや苦しみを受け止めてくれる女の子は、海未(そして本当は穂乃果も)なのでしょう。

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