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2013年3月 7日 (木)

閃乱カグラ 第8話

 テレビアニメ「閃乱カグラ」、第8話「追憶の忍教室」です。

 焔達悪忍に対抗するため、霧夜は飛鳥達を厳しく訓練しています。飛鳥達はそれぞれに闘志を持っているようですが、これで悪忍の攻撃を防ぎきれるかどうかはまだよくわからない気もします。何しろ相手は、数だけでいえば焔達5人よりはるかにたくさんの忍を抱えています。一挙に攻めてこられたらどうなってしまうか、、、というのは考えすぎでしょうか。

 この話数では、飛鳥達がどんな風にこの忍クラスに集まってきたかが描かれています。斑鳩と葛城がこのクラスに入ってきた時は、生徒は2人だけだったようです。(なお、それよりも前のエピソードとして、りん(鈴音?)と大道寺先輩の関係も少し取り上げられています。)

 葛城は、第5話で少し描かれていたように、抜け忍になってしまった両親を呼び戻すためにトップクラスの忍になる事を目指していました。ですから斑鳩はライバルです。
 とはいっても、相手は同学年で、しかも同じ女の子です。話題も合うかもだし、別に普段から目の敵にする必要はない。葛城はそう思って斑鳩と仲良くしようとするのですが、、、斑鳩の方は突っぱねていますね。

 斑鳩にも、第3話で語られていたように、家では血のつながらない家族との確執がありました。忍クラスに入った頃はその事で苦しい思いをしていたのかもしれません。家のために強い忍になる、その事だけがこの時の彼女に負わされた役目で、それ以外に目を向ける暇などなかったのかもです。

 お互いにゆずれないものがあったために、2人はついぶつかり合ってしまうようです。そのおかげで、学院では近くにいるとどうも険悪なムードになったり。
 それなら、授業は一緒に受けるけど後はお互い知らんぷりをしていれば済むようにも思います。できるだけ関わり合いにはならず、会話もしなければ、胸が騒ぐ事もありません。

 なのに、葛城は斑鳩に積極的に近づいていって、何かとちょっかいを出しています。話しかけるだけでなく、過激なスキンシップも常に狙っています(葛城の触り癖(?)って、この時から始まったっぽいですね)。

 なぜ彼女はそんな事をするのでしょう、、、。おすましして委員長面している斑鳩が、感情をむき出しにした表情を見てみたい、というのもあるでしょう。でもその裏には、斑鳩という女の子がとても気になっていて、是非仲良くなりたいという願いがあるのではないでしょうか。それだけ葛城は、斑鳩に惹かれているのかも。

 葛城の努力は、やがて斑鳩の気持ちを開いていきます。その後、飛鳥や柳生、雲雀が次々に入学してきて、今のような関係を5人が築き上げていくのですね。(ちなみに飛鳥が葛城を、「かつらぎ」の前半分を取り出して「かつ姉(ねえ)」と呼ぶようになるいきさつも描かれています。が、斑鳩に対してはこういう愛称みたいなものはできなかったのですね。飛鳥が2人の先輩を慕う気持ちは同じなのではと思えるのですけれど。でも考えてみれば、もし斑鳩を、「いかるが」の前半分だけ取り出したら、、、柳生の大好物になっちゃいますね。)

 最初はわかり合えないと思っていた彼女達も、こうして仲良くなる事ができています。これは、焔達5人の女の子に対しても同じなんじゃないかな、と期待したくなってしまいます。今は戦う事でしか相手を感じられない彼女達10人の女の子が、別の気持ち、つまり愛情で語り合える日が来るのかどうか、気になります。

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