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2013年2月 8日 (金)

ラブライブ! 第5話

 テレビアニメ「ラブライブ! School idol project」、第5話「にこ襲来」です。

 矢澤にこは、第1話から姿を見せていて、今のμ's達6人とも、これまでちょっとずつ絡んできているみたいです。が、ここに来て彼女は、メンバー達にもっと接近しています。最初は3人だったアイドル部の女の子達がいつの間にか6人になり、部活として成り立つ可能性が出てきたために黙っていられなくなった、のかもしれません。

 最初の場面で彼女は穂乃果達に向かって、解散しなさいと一方的に言っています。その後も穂乃果達のいる所へわざわざ行って、文句を言い続けています。

 μ'sの活動のレベルが低いとか見ていられないというなら、見なければ済む事ではあるのでしょう。にこは先に「アイドル研究部」を立ち上げていますから、自分の立場が危なくなる事もありませんし、穂乃果達がどこで何をしていても別にかまわないはず。なのに相手が気になって仕方がないのは、自分にないものをμ'sが持っているから、というのもある気がします。
 穂乃果達にあって自分にないもの、それは、お互いに励まし合いスクールアイドルを目指す仲間、なのかも。もともとアイドルに興味のある女の子達が5人以上いたからアイドル研究部は設立できたわけですけれど、今この部にはにこしか部員がいません。にこは、今までの間に仲間が離れていった事を本当はとても寂しく思っていたから、6人で楽しく、一生懸命に練習に取り組んでいる穂乃果達から目が離せなくなっていたのではないでしょうか。

 にこが自分の胸の中の気持ちに気づいていたかどうかはよくわかりません。にこが自分で行動する前に、穂乃果の方から強力にアプローチされたため自分の感じている事に気づく暇はなかったとも言えそうです。
 仲間が離れていくという経験を既に一度しているにこには、ここで穂乃果達と手を組む事には、少しためらいがあったかもしれません。自分が目指している高見にたどり着くための厳しい練習に、この子達がついてこられなくなって、また自分から離れていくような事になってしまったらどうしよう、と。

 でもその点については心配はいらないのでしょう。学校を救いたいという強い願いを持った穂乃果を中心に、6人の女の子達は皆、スクールアイドルプロジェクトを成功させたいと思っていてやる気満々なのですから。そこににこが加われば、μ'sはもっと発展していきそうな気がします。

 ところで、この7人の中でもともとアイドルに詳しかったのは、にこと花陽だけ、なんですよね。にこは実際にアイドルになるための活動もしていましたから、練習方法やステージでの見栄えなどについても知識があり、彼女なりのこだわりもあるようです。
 なので経験も少ない穂乃果達は、練習ではにこに頼り切りになる可能性もありそうな。そうするとμ's全員が、にこが考えるようなアイドルのイメージに統一されてしまうかも、、、。にこは実質的にアイドルをしていた時期はなかったっぽいですから、彼女の思うアイドル像が世の中に全面的に受け入れられるかどうかは何とも言えなさそうです。彼女達それぞれが、自分の個性を生かしたパフォーマンスをできるようになると良いかもですね。

 さて百合的には、、、ここではあまりなかったでしょうか。にこと同じようにアイドルにはまっているのは花陽ですので、この2人の間にこれから何か起きる場合も考えられる?
 花陽がアイドルに詳しくて「伝説のアイドル伝説」も知っているとわかったから、にこは彼女に強い親近感を持ったのではないでしょうか。そして花陽も、アイドルに精通しているにこに深い尊敬と憧れを抱いています。大好きな話題で盛り上がれる相手とは自然と距離も近づいていって、、、みたいな事になる可能性もありそうでしょうか。

 もしそうなったら、凛と真姫は慌てちゃうでしょうね。自分達があまり興味のなかった分野でにこに出し抜かれた(?)、なんて思ってしまうかも。その時彼女達がどういう行動に出るか、なんてエピソードがあったら面白いかもです。

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