ＡＫＢ００４８ ｎｅｘｔ ｓｔａｇｅ 第６話

　テレビアニメ「AKB0048 next stage」、第６話「Stage 19 輝きを継ぐ者」です。

　選抜メンバーの智恵理と、非選抜の凪沙。格の差は誰が見てもはっきりしています。が、２人はお互いこそがライバルだと確信しているようです。

　そして彼女達２人に注目している別の子もいます。優子は、新選抜総選挙の後、舞台裏で一緒にいた智恵理と凪沙のキララが、見た事もないほどまぶしく光るのを目撃しました。それ以来、00メンバーとしての２人の存在がとても気になっているようです。

　美果子からのアドバイスをもらって、彼女は自分の得意なカメラを引っ張り出し、襲名メンバーや研究生達を撮りまくっています。けれど、期待していたものは何も写っていません。
　これは、単に優子に「見る」力がないから、なのでしょうか。それとも襲名メンバーも含めて00の全員に、敦子を超える輝きを持つ者がいないから、なのでしょうか。
　ですが、優子は確かに見たのですよね。向き合う凪沙と智恵理の頭上に、これまでに見た事もない輝きを放つキララがいるのを。

　もしかしたら、優子は何かを見落としているのかもしれません。彼女は、魂の強い輝きを持ち、敦子を超える女の子が現れる可能性をずっと信じてきています（自分だってそうなれるかもしれない、いえ、そうなりたい、と思うほどに）。その気持ちに従い、ここでの彼女は自分の周りの女の子達１人１人に目を向けています。

　でもあの輝きが、２人の女の子によって作られているとしたら、、、。凪沙と智恵理を別々に追っていた優子が答えを見つけられなかった理由は、そこにあるのかもしれませんね。
　本当の所はよくわかりませんけれど、凪沙と智恵理の親密な気持ちのふれあいこそが光の源だとしたら素敵な気がします。彼女達にはもっとずっと仲良くなっていって、物語を盛り上げていってもらいたいものです。

　その他では、美森に何か変化が起き始めています。ツバサ達が予想するような事になるのかどうかは、、、次回？
　美森を一番心配しているのは彼方ですね。今まで同じ７５期生として長い時間を一緒に過ごし、仲間達がどんどん00をやめていって、「不運の期」と呼ばれながらたった２人になっても00を続けてきた仲間ですから、美森の体調は自分の事のように、いえ、それ以上に気になってしまうのでしょう。

　最初の方の場面で、彼方はベッドの上で電子雑誌のようなものを見ています。何ページにもわたって大きく取り上げられているのは、美森。選抜入りした事でさらに注目の的になっているのですね。
　どんどん知名度を上げていく美森の姿を見て、彼方は、、、やっぱり嬉しいのでしょう。なかなか周りに認めてもらえず、ずっと隣で一緒に苦労してきた女の子が、こんなにも脚光を浴びるまでになったのですから。本当なら、ライバルとして自分もそこに立とうと奮起する所なのかもですけど、それよりも彼女が認められたうれしさの方が全然大きいのではないでしょうか。（ちなみに、美森の写真を見る彼方の上に乗っかってふざけていた妹の楚方が、真琴の事を「大仏」と言っていました。前回大活躍した真琴を見直した楚方は、約束通り彼女の呼び名を「仏像」から格上げ（なのかな？）したようですね。）

　ところで、DES軍の黒幕とも言えそうなゾディアックコーポレーションでは、智恵理の父親がまた何かを企んでいる様子。この人の所には、00で誰かが新しく襲名しそうだという最新情報さえ寄せられてきているんですね。情報網の広さ、というか、誰か00関係者の中にスパイがいる？

　後は、やはり智恵理と凪沙の結びつきが、だんだん強くなってきている気がします。選抜と非選抜の差は大きいはずなのですが、目配せしてうなずき合うだけでお互いの考えている事を理解したり、前に進もうとする気持ちが空回りしそうになったり、彼女達の気持ちはいろいろな部分で重なり合っているように思えます。
　もしかしたら彼女達は２人とも、ライバルと呼ぼうと思った存在に出会えたのは、お互いが初めてだったのではないでしょうか。だから具体的にライバルらしくするにはどうしたら良いかわからなくて、不自然に力が入りすぎたりしたのかも。

　でも彼女達には、ライバルとかじゃなくもっと親しい関係になってもらいたいですね。例えば優子と智恵理のキララがステージ上で輝いたのは、この２人の気持ちがシンクロした事よりも、美森のアンダーで凪沙がステージに上がったため智恵理の気持ちが高まった事の方が大きい、みたいな感じだと良いかもです。凪沙もステージでは大胆な行動に出ていますし、凪沙と智恵理はステージの上でも気持ちの上でももっと近づいていけるのでは、と期待したいです。

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