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2013年1月 2日 (水)

コミック百合姫2012年11月号 その3

 「きものなでしこ」では、かの子の姉が登場しています。
かごめの後輩も恋心をアピールしているようですし、百合的
にも進展がありそうでしょうか。「Cirque Aracne」でも
テティとロッテはお互いを強く意識しているようですね。
こちらもうまくいくでしょうか。そして新連載第3弾
では八木とまどれーぬのカップルが再登場。彼女達の
周りが騒がしくなってきているようです。

 発行一迅社コミック百合姫2012年11月号を
見てみました。以前に別の記事でも書いています
ので、よろしければそちらも見てみてください。

コミック百合姫2012年11月号
コミック百合姫2012年11月号 その2

 では前に書いたもの以外の作品について一部
ご紹介、、、。

(・作品名(作者名(敬称略)))

・きものなでしこ 十七着目、十八着目(八色)
 かの子は紗綾と部屋にいて夏休みの宿題に取り組んで
いた。日付は8/29。残り3日しかないが、紗綾は何か
別の事でかの子を怒っているようだった。
 撫子衆に入ってから、かの子は紗綾達と一緒にいる
事が多くなっていて、特に紗綾とは近い関係らしいです。
幼なじみのかの子が自分から離れて成長していくのを、
かごめは喜んでいたらしいですが、やっぱり彼女だって
かの子への愛はあるのでしょう。寂しげな(?)かごめに
アタックする弓道部の後輩ちゃんや、かの子の姉も
登場して、世界観は広がっているようです。

・感情的日常(井村瑛)
 「女同士なんてイヤ」、そう叫んでベランダから飛ぼう
とするスナコと、ゆんは恋仲。スナコがヒステリックに
なるほど、ゆんの気持ちは静かになっていくのだった。
 体の調子が良くなかったり、ストレスがかかったり
すると、どうしても気持ちがとげとげしくなったり
しますよね。自分達の恋愛関係を周りに言えない分、
彼女達はそうなってしまう事が多いのかもしれません。
2人で顔をつきあわせればけんかをする事もある
でしょうけれど、仲良くする事もできるはず。彼女達
がしているのは恋人達のいちゃつきの一種なのかもです。

・ストレンジベイビーズ wired:01(大沢やよい)
 自分には孤立した学校生活しかないと思っていた
八木鳴子。だが今は、ネットアイドルのまどれーぬこと
綺良々まどかと、公私ともに仲良く過ごしていた。
 「地獄のココット」ことここと(文字がことことしてる
、、、)、「テトリスガール」ことありすの行動に、鳴子
は昔の自分が重なって見えているようですね。憧れに
近づいて一緒になれた事で自分が変われた事を知って
いるから、彼女はここ達を簡単に突き放せないの
でしょう。まどかも、彼女達に会うように鳴子に勧めた
ほどですし。これからどういう事が起きるのでしょうか。
 この作品は、今号の新連載の第3弾です。元に
なっているのは、3月号に掲載された読み切り作品
「ブラックヤギーと劇薬まどれーぬ」ですね。この連載
でも、ネットアイドルや生放送など、サブカル的な
雰囲気満載な中で、女の子同士のラブがたっぷり
描かれていくと良いかもです。
 それにしても、突然現れたここが鳴子に正面から
愛の告白をしているのに、「嫁」なはずのまどかは
けっこう落ち着いている感じがしますね。嫁の貫禄(?)
なのか、軽い調子でハグしたり愛の言葉を口にするのは
ネットアイドル界隈では普通の事なのか、それとも
まどかが鳴子に対して抱いているのはそういう恋愛
感情ではないのか、、、。ここでは嫁としてまどかが
もっと恋愛に積極的になっていってもらいたい気が
します。

・恋愛遺伝子XX act:12
 (影木栄貴原作、蔵王大志作画)
 突然の豪雨に見舞われ、合宿中のトップスター達は
別荘へと戻ってくる。だが皆一緒に行動していたはず
なのに、アオイとサクラの姿だけが見当たらなかった。
 2人きり、雨に濡れた服を脱いで、という状況で
一気にムードが盛り上がってしまったのでしょうか
(それだけではないでしょうけれど)、アオイとサクラ
は急接近しています。でもそれぞれの胸の奥にあった
思いが通じ合うとしても彼女達が抱くのは許されない
感情ですし、このままでは済まされないのでしょう。
それと「エトワール」の事もありますよね。

・世界の終わりとケイコとフーコ(さかもと麻乃)
 中学からダブルスを組みトップクラスの成績を持つ
ケイコとフーコのペア。しかし最近フーコは、ケイコ
の陽気な振る舞いに白々とした視線を送るばかりである。
 フーコがケイコについて感じてきた性格みたいな
ものは、この物語の後でも変わらないままのような
気もします。でもたぶん、フーコにとってそれは
問題ではなくなっていくのでしょう。部室でコスプレ
を始めた2人は、仲良しの友達そのものという雰囲気
ですが、その後彼女達の関係が変わっていく流れが、
百合的に素敵かもです。

・Cirque Aracne act:4(再田ニカ)
 テティはロッテが練習する姿をぼんやりと眺めていた。
ロッテは調子が良くないと言っていたが、悩む彼女の
横顔に、テティは心ならずもセクシーさを感じた。
 テティもロッテも、胸の中にある気持ちは似たもの
だったようです。が、ロッテの方は深く悩んでいます。
その原因は、女性同士で恋愛感情を持ったからなのか、
それとも仕事のパートナーに恋心を抱いたからなの
でしょうか。その辺りは説明されないのかもしれません
けれど、少なくともテティと気持ちを共有できれば、
彼女は前へ進んでいく事ができるのでしょう。
 何だかこちらも急速に進展している雰囲気ですね。
もうちょっとお互いの思いを確かめ合うエピソード
など見てみたい気もしますが、これも彼女達のやり方
なのでしょう。それにこの後も作品は続くみたいです。
彼女達のラブラブな振る舞いを期待したいものです。

・百合男子 第12話 百合男子連盟最後の日-後編-
(倉田嘘)
 百合オンリーイベント「LilyLilyParty2」の会場に
乗り込んできた伸一と対峙する啓介。もはや衝突は
避けられない事態になっていた。
 前から気になっていたのですけど、やはり伸一は
百合に詳しかったようですね。それに乙橘も。2人
の過去が明かされるたびに2人の顔がどんどん
「良い者」風になっていくのは、少年向けバトル漫画
の王道みたい? あの荒れた会場をどう立て直したのか
も気になりますが、それよりも、百合エピソードが
ほぼ消え去っているのが気がかりです。

・ウタカイ 第4話(文:森田季節、絵:茂田家)
 登尾伊勢(のぼりおいせ)は、歌会全国大会の
準々決勝で沼島無無(ぬしまむーむー)と対戦。相手
の険悪な歌垣に向け「紅龍の登り口」を解き放つ。
 この歌会では、伊勢は対決する相手の本質を見抜き、
効果的な方法で反撃しています。胸の奥を見透かされた
相手は完全に敗北するのと同時に、伊勢に従い
どこまでもついていく気持ちになっちゃうみたい
です。これは相手の乙女心、またはの主人公体質、
でしょうか? 伊勢本人は百合ハーレムを作る気は
ないみたいですけど、この後はどうなるでしょうね。

 この他、今号からは、峰なゆかさんによるイラスト
付きのコラム「Yurinote」や、ねこ太さんによるエッセイ
漫画「ガチ百合道」が始まっています。どちらの記事も、
初心者に向けて百合でポイントになる部分をひもといて
いくような内容になっています。本誌は読者が増えてきて
いるみたいですので、これから百合に触れていく時の
ガイドになるような記事を増やしているのかもです。

 後は、巻末に佐倉綾音さんと綾奈ゆにこさんによる
「20000字対談」の記事が掲載されています。綾音さんは
「百合男子」のドラマCDで沙織役を担当されています。
そして綾奈さんはそのドラマの脚本を手がけられているの
ですね。
 お2人は、「百合男子」の作品を中心に百合について
いろいろと語られています。綾音さんは大の百合ファン
だそうですが、その才能(?)を発揮する場は限られている
ようで。以前、情報番組「MAGネット」の「少女漫画特集
で百合作品について少し語る場面がありました。その時は、
「ここからが私の本領です」と言いつつも「マネージャー
から止められていて、、、」と、あまり突っ込んだ紹介が
できなかったらしいです。その代わりというわけでは
ないでしょうけれど、ラジオ番組ではいろいろ語って
いらっしゃるようです。百合ファンの声優の方って
けっこういらっしゃるみたいですし、そういう方達が
もっと自由に百合を語れる場が増えると良いですね。

・「百合姫」レビューリストレビューセンター

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