AKB0048 next stage 第1話、第2話
テレビ放送の始まったアニメ「AKB0048 next stage」の第1話と第2話を見てみました。サブタイトルはそれぞれ「Stage 14 少女裁判」、「Stage 15 衝撃の新展開!?」です。(なお、サブタイトルに使われている数字は14から始まっていますが、第2期としては1話目に当たるため記事のタイトルでは第1話から始めています。)
第1話の最初では、凪沙が不安になる夢を見ていましたが、他の研究生達はちょっと和やかな雰囲気になっていますね。美森が楚方の口についたお菓子のかけらを取って食べたり、鈴子と真琴が一緒にレッスンに励んだり、友歌が織音にじゃれついてスキンシップしたり。そして智恵理は、うなされていた凪沙に優しく手を差し伸べています。何か以前よりもお互いの距離感が近くなって、皆でいちゃついているようにも見えちゃうほどですね。
皆で力を合わせて研究生ライブを行った事で、団結力が高まったのかもしれません。それに、ステージにいた研究生達皆にキララが生まれたために、00を続ける事への希望を持てるようになり、少し落ち着いて愛情を育む余裕ができた、とも言えそうでしょうか。
でも彼女達を取り巻く環境は、あまりゆっくりしている暇を与えてはくれないみたいです。ツバサからの発表で、AKB0048の「総選挙」と「センターノバ」が復活する事になりました。そしてDES軍や、DGTO(深銀河貿易機構)の活動も激しくなってきています。
総選挙は、ファンからの人気投票をもとに順位を決めて、上位10人には特典が与えられるというもの。襲名メンバーも研究生も一緒に競うのだそうです。
皆は新しい目標に向けて努力しようとしています。が、凪沙はあまり気が進まないようです。ステージに立って、歌やダンスを通して銀河の皆に愛を届けたい、その気持ちには上も下もないはず、なのに順位付けをしようとするなんてどこかおかしい、彼女はそんな風に感じているみたいです。
凪沙の考えは正しいのか、それとも00という大きな渦に巻き込まれて彼女も他のメンバー達と争う事になるのでしょうか。その辺りも物語のポイントになりそうですね。
(上位10人、というのも少し気になります。研究生ライブを行ってキララに出会ったのは、第75期の2人と第77期の7人、合わせて9人です。彼女達全員が上位に入るかどうかはわかりませんけれど、もしそうなったとしたら1人分空いている事になります。そこに入るのは、、、? もしそういうシチュエーションになるのであれば、第76期の恵にもスポットを当ててもらいたいです。というか彼女の場合は、佐江(襲名前の名前はようこというらしいです)といちゃつけるようになれると良いですね。)
またDES軍は、00のメンバー(由紀、智恵理、楚方)を強制的に連行して裁判を受けさせるという実力行使に出てきました。裁判の模様を生中継するのはここでは法律を破る行為らしいです。そんな事をしたらDES軍は、00より自分達の方が正しいんだと主張できなくなっちゃいますよね。
そこまでしなければならないほど、実はDES軍は追い詰められているのかも。破れかぶれになられたら、いくらWOTAの助けがあるとしても、00はかなりピンチに立たされてしまう危険性もありそうですね。
(ところで、裁判の様子が中継されている時、智恵理の年齢が「19」と表示されていましたけれど、たぶん違うのですよね? 第2話では「13」とされていましたので、こちらが正しいのではないかと思います。それと、同じ場面では、由紀の本当の名前が「黒木綾子」と紹介されていました。別の場面では優子の本当の名前が「君島光」と紹介されています。これから、襲名メンバーの本当の名前が明らかにされていくのかも。)
凪沙達には厳しい状況が続きそう、と思ったら、第2話では研究生達がテレビ出演、、、? それも歌やダンスを披露するのではなく、トークをしたり笑いをとったりと、バラエティ系に進出しているようです。
これは先聖センセイの指示らしいですけれど、何だか軽ーく「芸能界残酷物語」的なテイストがないでもないような。後でツバサから事情を教えてもらって彼女達は納得したみたいですが、これからもこのノリは時々出てくる、のかな?
裁判のおかげで知名度が上がったためなのでしょうか、智恵理は急に忙しくなり、まだ研究生ではありますがグラビア撮影などをするようになりました。当然ですが他の研究生達と一緒にいる時間は減り、何だかもうよその世界の人のようにも見えます。
凪沙と智恵理の間にも、物理的な距離は確実にできています。ですが、凪沙は、寂しくなったり怒ったりはしていません。
それは、たとえ遠くにいても、智恵理と自分はつながっている、と確信できているからなのではないでしょうか。
現に、総選挙のポスターを研究生達が次々に作っていく中、最後まで作るのをためらっていたのは彼女達2人だけでした。また、気持ちを切り替えてポスターを作ったのも、ほとんど同じタイミングです。そういうちょっとした所からも、彼女達はお互いに同じ気持ちを抱いているんだとわかり、安心できているのかもしれません。
第1話で、研究生達がにぎやかにしている時に、凪沙と智恵理が2人だけでベランダに出ている場面があります。ふと気がついて凪沙が振り返ると、智恵理が彼女を見つめていました。思わず目が合った彼女達は、2人とも顔を赤らめてしまいます。お互いに意識しているのがわかる素敵な場面ですね。
彼女達には、この気持ちを大事に育てていってもらいたいです。できれば離ればなれではなく、このベランダの場面のようにぴったりと寄り添って愛情を確かめ合っていってもらいたいですね。その愛があれば、00の中や外でどんな事が起きても、彼女達は乗り越えていけるように思います。
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