ゆるゆり コミックス第４巻限定版が「りた～んず」で限定復刻の予定です＆「大室家」の連載配信情報など

　発行一迅社、コミック百合姫に連載中の、なもりさん作「ゆるゆり」より、単行本の第４巻限定版が一部ショップに限定して復刻するそうです。百合姫編集部の編集長、りっちぃさんのTwitterアカウントからのメッセージで情報が紹介されています。

　今度の限定復刻版のタイトルは「ゆるゆり 第４巻限定版 りた～んず」となるようです。販売するショップは、アニメイト、アニブロゲーマーズ、とらのあなに限られるとか。それぞれの通販サイトも対象になっているのかとかも気になりますね。

　第４巻の限定版は通常版と同時発売でしたが、発行部数がとても限られていました。というのも、発行されたすべての本に、なもりさんの肉筆のサイン（サインを印刷したのではなく、１冊１冊になもりさんが実際にサインされています）が書かれていたため、あまりたくさん用意する事ができなかったようです。

　よくあるやり方だと、通常と同じ単行本にサインをしたいわゆる「サイン本」を限定的に販売する、というのは聞きますけれど、この第４巻の場合は、専用に用意した本の全部にサインをするという珍しい形だったのですね。部数として見れば少ないのでしょうけれど、その全部にサインする作業はかなり大変だったのではという気がします。そして思えば、テレビアニメ版に合わせて、たくさんのCDジャケットにサインする企画が何度も行われてきましたけれど、そのルーツはここにあったのかもです。

　なお、今度発行される「りた～んず」にはサインは入らないそうです。その分発行部数が多めだと良いかもですね。
　たぶん表紙は限定版仕様になるのでしょう。あかり、京子、結衣、ちなつの４人が描かれていますが、ちなつがメイド服を着ているのが特徴です（あかりの顔が、、、なのは通常版と共通です）。

　それから小冊子も付くようですね。「がちゆり」という本で、このタイトルのものは以前の付録にもあった気がしますが、メッセージに書かれている所では「描き下ろし」だそうです。もしかしたら新しい内容になっているのかもしれません。

　発売時期など詳しい情報はこれから公開されていくみたいです。希望している人に行き渡るようになると良いですね。

　それから、別作品になりますが重版の情報も出ています。メッセージによると、倉田嘘さん作「百合男子」の第１巻が第７刷になるのだとか。こちらは２月上旬に店舗に入荷する予定らしいです。こちらの作品も売れているのですね。

　もう一つ「ゆるゆり」関係で、、、。なもりさん自身が描かれているスピンオフコミック「大室家」の新しい展開が発表されています。百合姫本誌の３月号に書かれていた内容によると、2/18からニコニコ静画で始まるネット配信雑誌「ニコニコ百合姫」で、本作の連載が始まるそうです。

　「大室家」はもともと、テレビアニメ第２期「ゆるゆり♪♪」の放送に合わせて毎週ニコニコ静画で配信されていたのですよね。その時はチャートで何度も１位をとるなど人気がありました。なので同じサイトで配信されるとなれば作品との相性は良いとも考えられそうです。

　物語としても、撫子、櫻子、花子の大室家３姉妹の周りにはたくさんの女の子達がいますし、原作とはまた別のストーリーが発展していきそうな期待感がありますよね。撫子の彼女は誰なのかとか、花子に対するみさき達の気持ちは、、、など、今の登場人物だけでもエピソードは多くありそうです。
　以前のシリーズで配信されなかった第１１話というのもありますよね。その辺りも見られるようになると楽しそうです。

　ところで「ニコニコ百合姫」ってどういうものになるのでしょうね。ニコ動関係のニュースで紹介されている所では、他に八色さんの「きものなでしこ」やくずしろさんの「犬神さんと猫山さん」などの掲載からスタートするらしいです。
　この頃は他の出版社からも、紙で発行されているコミック誌の他にネット配信する場合が増えてきているっぽいですし、そういった流れと合うものなのでしょうか。百合姫本誌もかなりページ数が増えて掲載作品が多くなってきていますから、そこからネット配信に引っ越す、というものもあるかな？