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2013年1月 8日 (火)

コミック百合姫2013年1月号

 表紙イラストの担当作家の方がバトンタッチ
されて、雰囲気も少し新しくなっていますね。
これまでと同じやり方であれば、これから1年間、
この雰囲気を表紙で楽しめるようになるの
でしょう。掲載作品では、新連載が1本始まり、
前号の3本と合わせてフレッシュな作品が見られそう
です。

 発行一迅社コミック百合姫の2013年1月号を
見てみました。

 表紙イラストは浜弓場双さんが担当されています。
前号までのなもりさんは1年間担当されていましたので、
今度もそういう形式になるのかもしれません。
 場面は家の玄関の中辺り、朝なのでしょうか、制服を
着た2人の女の子がこれから出かけようとしています。
 彼女達は同じボーダー柄で色違いのカーディガンを
着ています。表紙の方も全体的に同じ柄がデザイン
されていて統一感があります。かわいらしい雰囲気
ですね。

 黒髪ボブカットの左側の子は、もうドアから外に出よう
としています。ふわふわ金髪の右側の子は、なぜか
立ち止まってついていこうとしません。
 なぜかというと、、、唇を突き出してキスを求めて
いるんですね。振り返って状況を初めて知った左側の子は
とても驚いています。

 2人は驚いてそのままなのか、というとそこに
今号の仕掛けが用意されてるんですね。折り込まれて
いる表紙の一部をひっくり返すと、、、黒髪の子は
恥ずかしがりながら目を閉じて相手に唇を寄せて
います。
 その後、までは用意されていません。けれどたぶん、
したのでしょう。

 ちなみに表紙を見返すと、通学路を歩いている
彼女達のカットも描かれています。遅れそうになって
一生懸命ついていこうとする金髪の子を、怒りながらも
黒髪の子は待っています。表紙の端を折り返すと、
彼女達はめでたく合流して一緒に歩いて行きます。

 今度の表紙がシリーズ化されるのであれば、彼女達が
主人公になる物語仕立てのイラストになるのかもですね。
他の登場人物も出てくるのか、そちらに百合はあるのか
なども興味深い所です。次号の発売は1/18の予定ですから
近い内に何かわかるのでしょう。

 では掲載作品を部分的にご紹介、、、。

(・作品名(作者名(敬称略)))

・citrus 1. love affair!?(サブロウタ)
 前号では3本の作品の連載が始まりました。この号
では、この作品が新連載となっています。親の再婚の
関係で新しい町へ引っ越してきた柚子は、前の学校
では、ギャル系の遊び仲間からも一目置かれるほどの
美少女。行った先でもすぐにボーイフレンドを作って
みせると友達に大見得を切ったものの、転校先は女子校、
しかも実は、彼女は男子とつきあった経験がゼロ
なのでした。
 転校とか母親が再婚というのも大きな環境の変化
ではあるのでしょうけれど、それどころではない
ぐらい驚きの出来事が、柚子の身に巻き起こって
いますね。この怒濤の展開に彼女が追いついていく
には時間がかかりそう?
 それにしても、いくら姉妹になったとはいっても
柚子には初耳でしょうし、いきなり同じ部屋は、、、
とも思ったのですけど、さらに布団をぴったり横に
くっつけて枕を並べてるんですよね。本当はお互い
仲良くする気満々だったりするでしょうか。
 それと、今まで柚子が男子とつきあった事がない、
というのは、本当は彼女は女性の方に興味がある、って
事なのかも。もしそうなら、本人は今まで気づかずに
苦労していた、とも言えそうです。これからの物語の
進み方次第では、彼女が本物の恋を手に入れられる
チャンスになるのかもです。

・犬神さんと猫山さん 11んす、12ふす(くずしろ)
 八千代達にカラオケへ行こうと誘われた鈴ですが、
今までボックスへ行った事は一度もなく、ちょっと
不安が。そこで「ちっちゃいもの同盟」の美希音に
エスコートをしてもらって初体験するのですね。
 鈴も美希音も、同盟を組むほどちっちゃいの
ですが、2人でかたまって一緒に歌っている図は
何か面白いです。そして鈴は、相手との距離が
近すぎてとても意識してしまってます。こうやって
あちこちでいろいろなフラグが立っていく所が
この作品らしいですね。
 後半のエピソードでは、美希音が雪路の部屋へ
勉強を教わりに行きます。が、雪路のちょっとした
一言が、まるで誘っているように聞こえてしまって
、、、美希音は我慢できなくなりそう? 確かにこの
場合、「牛はおいしい」っていうのは狙っているみたい
ですね。

・きものなでしこ 十九着目、二十着目(八色)
 てまりの素晴らしい仕事のおかげで、かの子は
きれいな着物を着せてもらっています。ここまで
できちゃうなんて、てまり、素敵ですね。それに
作品的にも「きもの」分が充実してきている雰囲気
です。これからも着物の知識を織り交ぜつつ、
かの子や紗綾達にはかわいらしい和服をたくさん
着ていってもらいたいものです。
 体育祭のエピソードでは、かごめが(かの子を
巡って?)紗綾に何とか対抗しようとする場面も
ありますが、体を動かす競技では体格差がものを
言ってしまうようで、、、。かごめにももっと魅力を
見せられる(主にかの子に対して)場面があると
良いですね。

・メタモルノイズ(黒霧操)
 小さい頃は、おそろいの洋服を着せてもらったり
もしていた、仲良しの紀里(きり)と麗(うらら)。
ですが中学生になった今はどこかすれ違う事が多く
なっているようです。
 成長の仕方は人によって違うため、タイミングが
少しずれたようになってしまう場合は多いのでしょう。
ぞのずれがどんどん大きくなるのかならないのかは、
2人の持っている気持ち次第なのですね。
 自分達の向いている方向が同じであれば、息を
合わせる事は難しくないのかもしれません。彼女達の
場合はどうなるでしょうか。

・少女惑星 第3話 火の女王様と嘆きの下女(柏原麻実)
 ちかは小さい頃(といってもほんの2、3年前なの
かもですけれど)、公子が激しい怒り(嫉妬?)の感情を
燃え上がらせるのを目の前で見て、すっかり相手の
美しさに参ってしまったみたいです。その後はずっと
公子と一緒にいるだけで、自分から意思表示は
しなかったのですね。でも、自分は他の皆とは別の
思いを抱いているんだよと、はっきり言わなければ
伝わらないし、伝えなければ相手を救う事もできない、
そんな状態になっているようです。ちかがどう行動
するかがストーリーのポイントになってきそうです。
 ところで公子って、第1話「花火が消えないうちに」
に少しだけ出てきてますよね。あちらの話数では、
思わせぶりな登場だったものの、その後メインの
物語にはあまり関わっていませんでした。実は
こういう風にエピソードが用意されていたの
ですね。あちらでヒロインだった翠と夏海はこちら
ではサブキャラ的な位置づけで登場しています。
この「少女惑星」のシリーズでは、こういった感じで
ヒロイン達が少しずつ関わり、全体として大きな
物語になっていくのかもです。
 それと、翠と夏海はこの話数ではかなり仲良く
なっているようです。第1話の後も、順調にお互い
の間で愛情を育てているのでしょう。周りの目には、
あいつらまた仲良くなった、ぐらいにしか見えて
いないみたいですが、その立ち位置はうまく使って、
2人だけのいちゃいちゃをキープしていって
もらいたいものです。

・Cirque Aracne act:5(再田ニカ)
 ステージのパートナーであるテティへの恋愛感情に
気づいてしまい悩んだロッテですが、相手のとっても
オープンな考え方のおかげで、めでたく結ばれました。
このエピソードはそんな彼女達のサーカスでの暮らし
が少し描かれています。
 メンバーは皆気のいい連中で、2人が恋仲だと
気づいていてもいなくても仲間として受け入れて
くれています。仲間内で問題が、とか、外部から
圧力が、みたいな事があったらドラマ的にももっと
展開したのかもですけれど、そういう物語には
ならなかったっぽいですね。
 後は、テティとロッテのふれあいが何か美しい
雰囲気です。プロポーション抜群の鍛え抜かれた
ボディを持つ女の子達がふれあう様子は芸術的、
とも言えるかも。彼女達なら、難しい仕事も一緒に
手をつないでこなしていけるのでしょう。
 2人のストーリーをもっと見たみたい所でも
あるのですけれど、この作品の連載はこの話数まで
となるようです。単行本などはいずれ発売されるの
でしょう。

・ストレンジベイビーズ wired:02(大沢やよい)
 突然現れたここにファンだと言われ、それ以来ずっと
ちやほやされっぱなしの鳴子。今までの自分の人生に
なかった事だけに、彼女はちょっと浮ついた気持ちに
なりつつあるみたいです。それと、ネットの生主
(=まどれーぬ)に憧れていた経験は鳴子自身にもある
ため、ここの気持ちもわからなくない、という所が
事情を複雑にしているみたいです。
 でもそれなら、前日談に当たる「ブラックヤギーと
劇薬まどれーぬ」で自分がまどれーぬに対して抱いた
気持ちだってとても重要ですね。それに彼女達の場合は
思いが通じ合って一緒にいる事になったわけですし、
それを忘れてしまったら、まどかだってやるせない
気持ちにもなってしまうのでは。「ふ~ふ」になった
自分達の関係を、鳴子には早く思い出してもらいたい
ものです。、、、けど、今の状況ではすぐには
気づかない?

 それにしても鳴子の心理状態がやや百合っぽくない
というか、、、このシチュは、優柔不断な主人公男子が、
複数の女子から言い寄られて、どっちつかずだけれど
ちやほやされる今の状況を楽しんでいる、みたいな
(ありがちな?)雰囲気ですね。鳴子本人も「ハーレム
状態」と自分で言っています。
 他の作品では、例えば森島明子さんの「チェリーな
カノジョ」でも、主人公の倉子が、大好きな月宮と
いろいろな事をしたいのに、自分に自信がなくて
後ろ向きな考えになり手を出せずにいるという状況が
あったりします。どちらも何というか男子向け作品に
よくあるシチュエーションのように思えます。「それ」
っぽくしているのは、そういうタイプの作品を読み慣れた
人達(男子?)でも感情移入しやすいようにするため、
だったりするのでしょうか? まあ実際にどうなのかは
よくわかりませんね。

・ゆるゆり(なもり)
 65.すき? きらい?
 66.ガールズパワー全開すぎ!!
 ちょっとした話題の流れから、京子はあかりに、自分に
向かって「嫌い」と言ってみるようにお願いします。
本人は最初軽い気持ちだったようですけれど、実際に
あかりの口からその言葉が出てくると、かなりショック
が大きかったようで。普段からあかりをいじる場面が
多い京子ですが、もしちょっとでも嫌われたら、これ
ぐらいじゃ済まない悲しい思いをするとわかったはず。
これからはあかりをもっと大切にしてあげてもらいたい
ものですね。結衣とちなつも?

・「百合姫」レビューリストレビューセンター

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