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2012年12月20日 (木)

ひだまりスケッチ×ハニカム 第10話

 ひだまり荘のメンバーが6人になってから半年以上、
皆がそろっている場所では決して誰も口にしたがら
なかった事が、ここで語られています。話せばどうしても
現実を受け入れなければならなくなるから、、、。でも
彼女達はそこから、前向きに気持ちを切り替えようと
し始めてもいるみたいです。その先に、彼女達にとって
明るい未来が待っていると良いですね。

 テレビアニメ「ひだまりスケッチ×ハニカム」、
第10話「12月2日、 学べる雪合戦」、「12月
15日、 ひだまり応援団
」です。
 朝のまだ早い時間帯なのに、ゆのは宮子の大きな声で
起こされた。床に降りるのもためらわれるほどの寒さ
だが、用意して扉へ出ると、外は一面の雪景色。昨夜
からずっと降り続いたおかげでかなり積もっていた。
ひだまり荘の中庭へ向かった2人は、きれいに積もった
雪の中に足を踏み入れるのをためらってしまう。2人で
最初の一歩をお互いに譲り合っていると、103号室の
戸がやおら開いて乃莉が顔を出した。彼女はゆのと宮子
に挨拶をしながら、何の気後れもなく中庭に踏み出す。

 最初の場面では、宮子はとにかくゆのと一緒に、
降り積もった雪を見て感動したかったのでしょうね。
その後の譲り合いも、ゆのとだからやろうという気に
なったのでしょうし、ちょっとふざけたように「いえいえ」
なんて言い合うのも、ゆのとしている時が一番楽しいの
でしょう。
 学校から帰る時も、一緒に遊ぼう、と彼女達は約束を
交わしています。2人で同じ事をするのは、勉強とは
別格で大事なものなのかもです。
 、、、それにしても自分達の計画を隠すために、とっさに
「学べる雪合戦」なんて言葉が出てくるとは、ゆのも
けっこう悪知恵(?)が働くようですね。それぐらい、
2人の秘め事を大切にしたかった、という事でしょうか。

 なずなと乃莉の間にも同じような関係があるように
思えます。なずなは乃莉がテスト勉強の真っ最中だという
事は十分わかっています(自分も同じなので)。それでも
ちょとおじゃましたくなっちゃうみたいです。なずな的
には普通に声をかけているつもりでも、彼女が遊ぶ気満々
なのはすぐに乃莉に伝わってしまってますね。まあたとえ
ばればれであっても、なずなとしてはこんな楽しい時間は
是非乃莉と一緒に過ごしたいという気持ちは変わらないの
でしょう。

 そしてヒロと沙英も、2人で寄り添う時間を大切に
過ごしています。2人とも思い思いのスタイルで勉強
をしていて、それなら別に同じ部屋にいる必要もない
はずなのですけれど、でもやっぱり一緒にいるのが一番
安心できるみたいです。

 ここでちょっと気になったのは、沙英がさりげない
ふりで言葉をかけていた時の雰囲気、だったりします。
言葉の内容は、自分達やゆの達の出会いのすばらしさを
語ってますよね。
 その時の彼女は、照れて顔を真っ赤にしています。
この表情がまた、普段のクールっぽい彼女でもなく、
かといってヒロ達にツッコミを入れられて恥ずかしがる
あの顔ともちょっと別な感じがします。全面的に信頼
する相手にだけ見せる、彼女の無防備な姿がそこには
あったのかもしれません(この時の彼女の思いがヒロに
通じていたかどうかは、、、ですけど)。
 そして、ヒロと沙英はこんなにも近い関係なんだなと
思わされるのと一緒に、たぶん沙英は、夏目の前でこんな
顔を見せる事は、これからも決してないんだろうなという
気持ちにもなってしまいました。沙英が夏目の事をいくら
嫌いではないとしても、ヒロに対するのと同じ思いには
なれないのでは、という雰囲気が、この場面を見ていて
(個人的にですけれど)何となく感じられました。
 夏目が沙英を慕う気持ちはどこにも行き場のないまま、
彼女達は卒業してしまうのでしょうか。そう思うと、何か
切ない感覚になってしまう気がします。

 卒業といえば、後半ではヒロと沙英の卒業について、
ひだまり荘の6人(+智花)が話し合う場面が出てきて
います。たぶん、今まで2人の卒業について、6人全員が
そろっている場所で、これだけはっきり話し合った事
ってないような気がしますね。
 それぐらい、彼女達は誰もが、ヒロと沙英本人達も
含めて、卒業を受け入れたくない気持ちでいたのでは
ないでしょうか。その話題が出れば必ず悲しくつらい
気持ちになり、泣きたくなってしまう、彼女達には
そんな確信があったのでは。

 その場面は、ここで現実になっています。誰の目にも、
悲しみの涙があふれて止まりそうにありません。

 でもここで一つ、彼女達が新しく気づいた事があったの
ではないでしょうか。それは、ヒロと沙英の卒業を
惜しんで、泣いちゃうほど悲しい気持ちになっているのは
自分だけじゃない、という事。ゆの達は皆、自分を含めた
ひだまり荘の住人全員が2人の卒業を嫌がっている事は
わかってはいたでしょう。けれどこうして皆で一緒に
涙を流した事で、自分達が胸の奥深い所でつながって
いる事に気づかされたのかな、と思えます。
 卒業して離れてしまうという事実以上に、自分達の
気持ちのつながりは強い。そう思えたから、ここで
立ち止まらずに前へ進もうと思えるようになったの
かも、なんて考えてしまいます。
 宮子の提案に全員が賛成したのも、宮子だけが
先走って引っ張ったのではなく、ゆの達皆が思いを
一つにできたからともいえるのかもですね。ここで
生まれた「応援団」というキーワードが、これから
3月までの短い間の、彼女達の合い言葉になっていくの
でしょう。

 ヒロは第6話で、自分の将来について深く考える
出来事がありました。ゆのは第7話の「ひみつのデート
で、卒業しても、愛しい人と変わらないつながりを
持つ事ができると思えるようになっているみたいです。
こうして様々な経験を重ねながら、彼女達は未来へ
向かって進み続けていくのでしょうね。
 、、、という彼女達の未来に期待しつつ、やはり
ヒロと沙英には一緒にいてもらいたい気がしますね。
何とか彼女達が寄り添って(結ばれて)いられるような
物語を期待したい所です。

・「ひだまりスケッチ」レビューリストレビューセンター

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>ウメ:あーさ))ユノッチ、あそぼ!ユノ:すごい真っ白)ノリ:おはようございます→先に雪を踏む急に寒くなったね、コート着ないんだっけ?))お兄ちゃんのがあるんだけど、大きいか... [続きを読む]

受信: 2013年4月27日 (土) 22時00分

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