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2012年12月27日 (木)

コミック百合姫2012年11月号

 「Cover Story」では4人の関係がはっきりする、、、?
でもこの感じだと、物語の後でも彼女達のつながりは
あやふやなままのような気もしますね。その他、今号は
増ページとなっていて、新連載が3作品もスタート
するそうです。「ふ~ふ」や「犬神さんと猫山さん」などの
連載陣や読み切りもたっぷり読めるようになっています。

 発行一迅社コミック百合姫の2012年11月号を
見てみました。(既に次の号が発売されちゃってます
けれど、、、。)

 表紙は、なもりさんの担当されているカバーストーリー
で、6回目となります。これで1年間続く物語が一つの
区切りになるようです。
 1月号は秋のような雰囲気で、高校生ぐらいの女の子達
のイラストが描かれ、9月号の夏の花火大会での出来事
まで、彼女達の1年ほどの経験が物語性を持ってつづられて
います。この11月号では、前号の直後の場面になって
いますね。花火を見に来ていた2人の女の子が、知り合いの
女の子2人がキスしようとしているのを目撃した後です。
表紙では、目撃した子が、相手のストレートのショート
ヘアの子をなじっています。

 表紙はコマ割りがされていて吹き出しも入り、漫画の
ようになっています。本誌ではこれまで表紙でこういう
表現はなかった感じですよね。本誌の場合、表紙を担当
されるのはイラストレーターの方が今まで割と多い気が
しますのであまりこういう構成にはならなかったのかも
です。なもりさんは漫画家ですからページをコマで分けて
キャラの振る舞いを描いていくのはお手の物なのでしょう。

 そして表紙裏からすぐに16ページほどの漫画が続いて
います。4人の女の子がどういう関係なのかが思い出と
ともに語られていく感じですね。彼女達は複雑な恋愛
をしていたようです。それがこの夜にすべて明らかになり、
彼女達の関係が決着する、という所でしょうか。
 この流れでは、結局4人の中で1人の女の子だけが
自分の欲望を実現させた、という雰囲気になっていますね。
これが最初から仕組んでいたものなのか、それともこの夜
偶然に4人が出くわしたためにこうなったのかはあまり
はっきりとはわかりません。けれどこの1人の子が
かなえた望みも一時的なものにしかならないようにも
思えます。ここで狙っていた子とくっつく事ができた
としても、この後その関係をキープするにはこれまで
以上に周りに気を配らなければならないかも。そこまでの
努力をして恋人で居続ける事ができるかどうかというのも
ありますし、また何かの拍子でぼろを出したら即アウトに
なってしまうようにも思えます。彼女には、これからが
大変な日々なのかも。

 この他、巻頭カラーの特集ではアニメ「ゆるゆり♪♪
がフィーチャーされています。本誌の発売時期は第2期
の後半に当たりますから、クライマックスに向けての
展開などが場面カット入りで紹介されています。
こうしてみると第2期もいろいろ描かれていますね。
第3期とかあると良いですけれど、、、どうでしょうか。

 では掲載作品を部分的にご紹介、、、。

(・作品名(作者名(敬称略)))

・センチメンタルダスト(河合朗)
 烏丸歩と日辻ひさ子は幼稚園の頃からずっと一緒。
高校も同じ場所に進学したが、歩はひさ子美しい姿に
いつも目を奪われていた。
 今号掲載の3本の新連載の一つで、百合姫コミック
大賞を受賞した河合さんのデビュー作となります。
歩とひさ子は小さい頃からずっと「友達」だったため
お互いの事はすべてわかっているという自信のような
ものがあるみたいです。が、そのためなのかかえって
お互いの大切な気持ちを、2人とも見落としている
ような。彼女達の関係はどうなるのでしょう。

・犬神さんと猫山さん 9んす、10んす(くずしろ)
 学校へ来る前、ちょっとした事で姉と口論になった
鈴。ブルーな様子の彼女を秋は心配したが、八千代は
というと鈴に姉がいる事の方が気になっていた。
 鈴の姉がちらりと登場、ですね。まだ顔もはっきり
出ていませんし名前もわかりません(雪路の初登場の
時に似てるかもです)けれど、やがて大きく関わって
くる事になる、でしょうか。そんな中で八千代と鈴は
着実に仲良くなっている雰囲気。周りからはもう明らか
に見えますけど八千代本人は気づいていないようで、つい
小細工をしようとするのかもです。

・少女惑星 第2話 白線(柏原麻実)
 仙石第一女子高の金谷律花は容姿端麗、文武両道、
校内にはファンも多い。一方、彼女と一緒にいる内野
千晴は特に目立った所のない生徒だった。
 律花は、女性として女性を愛する自分の気持ちを、
なかなか周りには伝えられずにいるようです。それは
今までの経験があったからなのですね。あれだけ
女の子達から騒がれても結局は恋愛関係になれない、
それでもあきらめられないのは、彼女の思いが気の迷い
などではないからなのでしょう。注意深く築き上げて
いった今度の関係は、、、変わっていない?
 ここで律花が学んだ教訓は、もっとずっと注意深く
しなさい、って事なのでしょうか。自分の真摯な気持ち
を相手に伝えられるようになれば、もっとうまく
振る舞えるようになる?
 女の子が女の子に恋するなんてそれだけでも成功する
確率は高くはないでしょう。現実では難しさがある分、
物語としては、その困難を乗り越えて女の子同士が
結ばれるストーリーを見てみたいですよね。
 このままでは「白線」は何も変わっていない気が
します。なので律花が恋愛を成就させるエピソードも
是非見てみたいものです。それも、例えば単行本とかで
巻末の2ページぐらいのエピソードといった単位
ではなく、1本のストーリーになっていると良いかも
です。

・ふ~ふ 16や目(源久也)
 喜菜々と寿美は、新の働いているおにぎり屋へと
出かけた。2人のアドバイスの結果、嘉菜々と離れる
事になった彼女が落ち込んでいないか心配だったからだ。
 嘉菜々の恋愛事情はちょっと特別でしょうから場合に
よってはややこしい事になる心配を喜菜々達はしていたの
かもですけど、どうやら大丈夫そうでしょうか。もともと
百合な恋愛をする女性ではなかったらしい新ですから
次は男性に恋する? このまま物語に登場しなくなって
嘉菜々の愛の遍歴(?)の1ページになるのではなく、愛し
合えるただ1人の女性を見つけてもらいたいものです。

・彼岸の境界(黒霧操)
 実力を認められ在学中からフリーで仕事をこなす
大学2年生のマナ。忙しかったある日、彼女は幼なじみの
るかに呼び出され、故郷へと帰ってきた。
 女の子同士で愛し合う事を貫こうとする彼女達の姿が
いじらしいですね。マナが、親に反対されていた芸術系の
大学への進学を認められた時、るかは本当にほっとした
顔をしていました。進学そのものは恋愛とは関係ありません
けれど、誰にも認められない恋愛をしようとしていたるかと
葉月にとっては、マナが親と仲違いしなかった事だけでも、
大きな救いだったのではないでしょうか。
 マナにも、るかにも、これから偏見がつきまとう事は
多いかもしれません。でも、気持ちを通じ合わせられる
相手がいれば、苦難も乗り越えていけるのでは、と
思えます。

・六花にかくれて(大北紘子)
 軍人の具同は雪の中、病院へと見舞いに来ていた。相手
は笹島美月、胸の病に冒された病人であり、具同の元上官、
そして国が追う第一級戦犯だった。
 最初、具同の名前に「かいどう」とルビが振られています
けれど、この読み方で合ってる、、、? この世界観では、
具同のいる国では不要な男性を抹消しようとしている
みたいです。彼女や美月はその一番の手先とも言える
位置にいるようですが、美月は自分の身に起きた事が
きっかけで疑問を抱いたのかも。なので彼女が女性同士
の恋愛を認める人なのかどうかはよくわからないですね。

・ショコラと(慎結)
 都には、将来ヘアメイクの仕事に就きたいという夢が
ある。練習としてクラスメイトの髪を整えてあげる事も
しばしばで、中でもショコラこと祥子は特別扱いだった。
 祥子が言っていた相手って、、、担任の先生? それは
それでドラマ性がありそうですけれど、でも百合ではない
ですね。都の気持ちも、他のクラスメイトに比べれば祥子
をより強く意識している雰囲気もありますけれど、恋愛
まではいっていない感じかも。祥子の生き様がとても
ドラマティックだったために都の淡い気持ちが簡単に
吹き飛ばされてしまったみたいな所もありそう?

・「百合姫」レビューリストレビューセンター

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