百合魂-ゆりイズム- 第５回

　「百合チャレンジ」のコーナーでは、これまで
百合作品の企画がかなり練られてきました。聞いて
いても面白そうと思える内容でしたし、期待したい
所。それがここで新しい展開に入っていますね。
何だか準備も進んでいるようで、次回辺りはもっと
具体的になっていたりするでしょうか。楽しみに
したいです。

　スカパー！ HDの663ch、「ガールズエンタメ専門
チャンネル」の「PigooHD」で放送＆配信されている
コミック情報番組「百合魂-ゆりイズム-」の第５回を
見てみました。この番組のパーソナリティは、声優の
橘田いずみさんと三上枝織さんです。

　オープニングトークでは、「最近どうですか」という
かなりアバウトな枝織さんの質問に「爪がはがれた」と
いずみさんが答えています。といっても番組では
ちゃんとケアされていて、きれいな緑色で爪が
仕上げられていますね。枝織さんも色とりどりに
爪が彩られていて、テレビ映えしているのでは
ないでしょうか。そして爪の色から百合トークに
発展する辺りがなかなかかもです。枝織さんは、
人差し指の青い色を「いず様色」とおっしゃって
いますが、では他の爪の違う色は、、、？　「博愛主義」
なのだそうです。一方でいずみさんは、ご自分の
全部の爪の先が緑色になっているのを見せて
「枝織の色に染められてる」とおっしゃってますね。

　ちなみに、、、この前発売された「声優パラダイス」
ではこの番組の記事としてお２人のグラビア写真が
掲載されています。ピクニックへ出かけたという
設定で屋外で撮影されたものなのですが、アップに
なっているお２人の手元を見ると、枝織さんは爪が
青をはじめとしたいろいろな色で仕上げられ、
いずみさんは緑で染め上げられています。この
写真撮影が行われたのは、この番組の収録の近く
だったのかもですね。

　そういえば番組中では、いずみさんの髪の長さも
話題になっています。腰に届くぐらいの長さですし、
お世話も大変そうですよね。いずみさんご本人に
よれば、髪の毛の先はもう生きていないと考えて
ケアしまくるのがコツなのだそうです。枝織さんは
最近髪を切ってしまわれたらしいですが、これから
もし伸ばすとしたら、このアドバイスが活きて
くるのでは？

　この回でメインに取り上げられているコミック
作品は、八色さん作の「きものなでしこ」です。
学校で風紀委員のような（そうでもないような）
活動をする撫子衆（なでしこしゅう）に選ばれた
かの子が、同じく撫子衆の紗綾（フランス人ですが
自分の名前の「サーヤ」に漢字を当てています）や、
国際科に通うアメリカ人のアンジェリカ、中国人の
雀とともに過ごすまったりとした様子を描く４コマ
作品ですね。コミック百合姫に連載中で、単行本は
第１巻が発売されています。

　いずみさんと枝織さんがキャラを紹介している
所もちょっと面白いですね。アンジェリカは日本の
サブカルが好みで秋葉原が大好きなのですが、
お２人は「友達になれそう」とおっしゃっています。
また雀の「糸目」は「開眼」するとパワーアップするの
では、とも予想してます。実際にはどうなのでしょう？

　この２人は寮に入っているという設定です。
いずみさんは「女子寮」に憧れを抱いているそうです
が、枝織さんはそれほどでもない様子、、、。実は
枝織さんは専門学校時代に寮に入っていたとの事で、
いずみさんが憧れているような雰囲気ではなかった
みたいです。
　さらに話題が進んで、枝織さんの寮でお風呂が一緒
だったかどうかを、いずみさんがとても気にされて
います。「お風呂目当て？」と枝織さんに聞かれて
いますけど、、、図星？
　いずみさんとしては、女の子達が一緒にお風呂に
入る、というシチュに百合ポイントがありそう、と
思われたのでしょうね。反対に枝織さんから、いずみさん
のユニットではそういう経験がないのか尋ねています。
枝織さんは「み」で始まって「こ」で終わる名前を
ほのめかしていますけれど、いずみさんはずばり
三森すずこさんの名前を口にしてますね。いずみさん
の答えの感じでは、ユニット内ではあまりそういう事は
ないっぽいです。

　さて主人公のかの子はおかっぱ頭の黒髪で、いかにも
大和撫子という雰囲気です。いずみさんもご自分の
黒髪を大切にされているそうで、枝織さんによれば、
いずみさんは紗綾の好みのタイプ、なのではないか、
との事です。
　いずみさんご自身も黒髪の子が好みなのだそうです。
日本人の友達で髪を染めている人を見るとつい黒髪に
戻させたくなってしまうのだとか。でも染め方がうまく
いっていないとそこから口論になってしまう場合もある
とか、、、。
　それじゃあ、と枝織さんが質問したのは、もし自分が
同じように言われたらいずみさんはどうするか、という
もの。いずみさんの答えは、「『そういう子とつきあえば』
と言う」のだそうです。この反応を見て、いずみさんを
「落とす」のは難しいのでは、枝織さんは思ったみたい
です。

　でもいずみさんご本人によれば、自分はどんどん攻めて
いくタイプの人間だけれど、そういう人こそ反対に攻め
られると弱い、らしいです。作中では紗綾はかの子に
かなり攻めていっていますから、彼女も似たタイプ
なのかも、と予想されています。
　登場キャラの中での好みのカップリングでは、お２人
とも紗綾とアンジェリカを挙げていました。でもどちらが
攻める方かという意見については逆らしいです。
　ちなみに枝織さんは金髪女性２人のカップリングが
好みなのだとか。いずみさんの百合作品知識の中では
その取り合わせはあまり見た経験がないようで。
いずみさんは思わず、画面の外にいる「編集長」に
確かめてましたけど、もしかしてコミック百合姫の
編集長のりっちぃさん、でしょうか？　やはりこの
番組は一迅社とタッグを組んでいるのですね。

　もう一つ、いずみさんが本作で気にされていたのは、
かの子と紗綾、アンジェリカと雀の関係は百合なのか、
という事です。枝織さんは間違いなく百合だと
おっしゃっていますけれど、いずみさんの目からは
100%うなずけない部分があるみたいです。
　女の子同士でときめいたり、相手が自分以外の子と
仲良くしているともやもやした気分になる、みたいな
所が百合だという場合もあるのでしょう。けれど、
恋愛感情や告白、キス以上といった辺りまでいって
くれないと盛り上がらないという見方もありますよね。
いずみさん的にはそういったものを百合と認めて
いらっしゃるのかもです（個人的にも同意です、、、）。

　「きものなでしこ」としては、撫子衆のゆるめの
活動を通じて、かの子達が友達以上に親密になって
いく姿を描いていく、みたいな流れなのでしょう。
かごめやてまりといった他のキャラも含めて、この
ほんのりとした百合が穏やかに楽しめる事になるの
では、という気がします。

　他のコーナーでは、「百合名作アテレコ劇場」で、
慎結さん作の「ミズイロ、ソライロ」より、表題作が
取り上げられています。海辺で会話していて、やがて
キスをする杏奈と文乃（それぞれいずみさんと枝織さん
が声を担当されています）が、お２人の声で情感たっぷり
に表現されていますね。

　そしてもう一つのコーナー、「ゆりチャレンジ」では
大きな進展が。今までいずみさんと枝織さんが考えて
きたオリジナル百合作品が、コミック化されるの
だそうです、、、！
　作画を担当されるのは、百合姫本誌にも作品を
描かれている百乃モトさんです。いずみさんは百乃さん
の大ファンなのだそうで、この発表を聞いた時には
とても驚いて感動して、倒れそうになってますね。
枝織さんも、最初は何を言われているのかわからなかった
みたいですが、だんだん事情がわかってくると、喜んで
いらっしゃいます。
　これまで考えられていた内容だと、伝説の花を求めて
宇宙を旅する女の子達の愛の物語、という感じになる
でしょうか。どんなストーリーが展開していくの
でしょうね。

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