ひだまりスケッチ×ハニカム 第３話

　ゆのと宮子夏休みの思い出に残るような事をしよう
と考えていたのでしょうか、でも思わぬ事態で予定が
変わってしまっています。だったらゆうつな気分に
なっているのかなとも思ったのですけれど、そんな
事はないようですね。こんな日でもひだまり荘の
人達といれば、楽しい出来事はたくさんあるみたい
です。

　テレビアニメ「ひだまりスケッチ×ハニカム」、
第３話「８月３１日、 夏休み最後の来訪者」、
「９月１日、 おかしもち」です。
　８月３１日、夏休み最後の日にどうすごそうか
と、ゆのと宮子は話し合っていた。宿題はもう
終わらせているし、どうせなら思い切り遊びたい。
うきうきした気分で眠りについたものの、次の朝
目覚めると、外が騒がしい。前の日にはとても
良い天気だったのに、今は激しい土砂降り。
どうも台風が来ているらしい。計画が台無しに
なってしまい、どうしようかと２人は考え込むの
だった。

　夏休みが終わって明日から新学期が始まると
いっても、ゆの達はそんなに慌てたり暗い気持ちに
なったりはしていないみたいです。それは宿題を
ちゃんと終わらせているから？　８月３１日には
何か素敵な事をしたくて、前から準備を整えて
いたのでしょうね。

　でも天気ばかりはどうにもできない、、、。予定
は大きく変わってしまいます、というかまともに
外出する事もできないようで。
　いろいろあって、ひだまり荘の住人は皆ヒロの
部屋に集まってきます。食事をしたりおしゃべり
したり遊んだり、何か特別な事をしているわけでは
ないのですけれど、６人ともこの時間をとても
楽しいんでいるようです。ゆのの絵日記（自分で
自分に出した夏休みの課題らしいです）を「派手」に
飾る出来事ではなくても、彼女にとって喜びに
満ちた思い出の一つになるのでしょうね。

　後半のエピソードでは、すぐ次の日、学校で
行われる避難訓練の様子が描かれています。
やまぶき高校は私立校なのだそうで、設備の
充実ぶりは生徒達でも驚くほどです。でも
避難訓練するのは人間ですから、その最中には
いろいろな事が起きるようです。
　例えば、集合場所に来た後、制服が汚れない
ようにしゃがんでいたゆののおでこを、宮子が
押してますね。バランスを崩したゆのが尻餅を
つく、までは宮子も予想していたのでしょうけど、
現実にはそれ以上の惨事が？　相手がゆのだけ
だったら彼女もちょっとふざけられる所でしょう
けれど、こんな風になってしまってはそうも
いかないようで。彼女にしては珍しく真面目に(?)
謝っています。

　夏休みから新学期へとモードが切り替わって
いく中でも、ゆの達は親密なエピソードを紡いで
いますね。各学年のペアがそれぞれに見せ場を
作っています。
　乃莉は、なずながトイレに行けなくて困って
いる時に、うまく対処する方法を、さりげなく
教えています。クラスメイト達がたくさん集まって
いるため、はっきり言うとなずなが恥をかくと
思ったから、こういうアドバイスの仕方になったの
でしょう。
　ヒロと沙英は、避難訓練で移動している最中、
気になる事があったらしいです。でも「おかしもち」
の「し」の規則でしゃべっちゃいけませんから、、、
無言で会話を？　こんな事ができちゃうのも、
いつでも気持ちが通じ合っているからなのでは。
　ゆのと宮子は、前半のエピソードで、台風の
ため雨や風が激しい中、一緒にヒロの部屋へ
行こうとします。けれど風が強くてゆのが思わず
転びそうになってしまいます。宮子はとっさに
助けるのですが、肩を抱くように支える様子が
何というか。彼女達だから自然にできる仕草
なのかもです。

　それと、冒頭の場面を思い出してみると、
２人って、８月３０日からずっと２人で一緒に
いたような。２人ともゆのの部屋で寝てますし。
とりたてて何かをするわけでなくても、自然に
寄り添っていられる女の子同士の関係、というのも
良いですね。

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