輪廻のラグランジェ season2 第４話

　レ・ガリテとデ・メトリオの王達が直接対話、、、
ですが、それぞれに考える所、背負うものがある
ようで、簡単に問題解決とはいかないみたいです。
さらに、長い間行方不明だった人との「再会」も
あって事態は複雑になりつつあります。が、
まどかとランとムギナミは常に一緒に行動できて
いて、結束はどんどん強まっているみたいです。

　テレビアニメ「輪廻のラグランジェ season2」、
第４話「再会の街、鴨川」です。
　ファロスにいたまどかは、ぼんやりと空を
見上げていた。昨日、ウォクス粒子の制御実験の
さなかに開いてしまった「輪廻」、またその中で
出会った謎の女性が、どんな意図を持っていたのか
わかりかねていた。珍しく気が抜けたようになって
いるまどかを、隣にいるムギナミが気遣ってくれる。
そしてもう１人、ランも浮かない顔を見せていた。
自分が地球に亡命した事を、兄のディセルマインが
許してくれるか心配だったのだ。

　「輪廻を開く」というのがどういう状態なのかは
あまりちゃんと説明されていない感じですね。でも
少なくとも登場人物達には、「あれが輪廻だ」と
はっきりわかるようなイメージができつつある
みたいです。
　まどかも、何度も自分からその状況を作り出した
経験がありますから、何とか理解して制御したいと
思っているのでしょう。なので、コックピットに
現れた謎の女性（彼女が以前出会ったユリカノ
だという事はわかっているようですね）の攻撃的な
態度や怒りの感情が、まどかにはとても気になって
いるみたいです。

　そんな時に、皆の前に現れたのは、ユリカノ、、、
っぽい人？　いえ、いろいろな人から見て、また
遺伝子などの情報からも、ユリカノ本人には
間違いないそうです。でも以前、まどかと２人きり
で話していた時とは雰囲気が違いますよね。何か
仕掛けはあるのでしょうけれど、それが明らかに
なるのはもう少し後なのかもです。

　この話数では、ディセルマインとヴィラジュリオ
という、星を代表する王達の会談（まだ非公式なの
でしょうか）が行われています。２つの星が何となく
対決ムードな理由の一つ、「千年問題」や、ウォクス・
アウラの力がどんな風に使われようとしているのか
など、物語の説明がされている感じです。
　なのはまああるとしても、会話が真面目な方向に
行き過ぎないようにするためなのでしょうか、時々
これってギャグ？　というような場面が挟まれて
いるみたいです。、、、でも何というか、タイミング
とかの影響なのでしょうか、やってみただけ、に
なってしまっている感じもしたり。ディセルマイン
が真顔で「よろぴく」と言っても、あまりその後に
発展してない印象ですね。
　この話数だけではないのかもですけど、作中では
コミカルな振る舞いを見せるのは男性が多い気が
します。正蔵はかなりいじられ役が増えてきて
ますし、キリウス、イゾ、アレイもせっかく自分達の
オービッドを持っているのに生かしきていない
ようです（でもアステリアも、「アクション！」なんて
ノリノリで言ってましたね）。
　笑いと休憩を盛り込むための演出なのかもです
けれど、もう少し別のやり方もありそうな、、、。
といってもこの感覚は人によって変わるでしょうし
この作品についてはこういうものなのかも
しれませんね。

　百合的には、あまりない感じでしょうか。ユリカノ
は、小さい頃自分の事を「ゆりゆり」、、、いえ、
「ユリユリ」と呼んでいたそうで。その言葉が地球
ではどういう意味なのか、誰か教えてあげて！　と
言いたくなっちゃいますね。「百合」で「彼女（カノ）」
な彼女には、是非とも百合な方向に進んでいって
もらいたいものです。

　まどかとラン、ムギナミは、ずっと３人で一緒に
行動していますね。ランは、自分が地球に亡命した
事をディセルマインにとがめられるのではないかと
心配していましたけれど、ここでは特に何も言われて
いません。もし何かあったらまどかやムギナミが
黙ってはいないでしょうし、そういう空気が相手に
伝わったから妙な事にはならなかった、とも
言えそうでしょうか。

　３人が一緒にいれば何だってできる、という
思いを、彼女達には持ち続けてもらいたいですね。
信じる気持ちがあれば、地球もポリヘドロンも
「宇宙（まる）ごと」救えるのかもです。時々キスや
それ以上の事をしながら、彼女達にはより強く
結びついていってもらいたいです。

・「輪廻のラグランジェ」レビューリスト、レビューセンター