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2012年9月22日 (土)

コミック百合姫2012年9月号 その3

 「sunny rose」では、夏の暑さと、そこで経験する
女の子同士の関係がまぶしく爽やかに描かれている
感じがします。夏の後の雰囲気が表れているのも
良いかもです。「Cirque Arachne」では、恋心を自覚
したロッテが、ちょっと動揺してるっぽいです。彼女
には恋自体が初めてみたいですけれど、心地よさも
感じているようですね。

 発行一迅社コミック百合姫2012年9月号を
見てみました。以前に別の記事でも書いています
ので、よろしければそちらも見てみてください。

コミック百合姫2012年9月号
コミック百合姫2012年9月号 その2

 では前に書いたもの以外の作品について一部
ご紹介、、、。

(・作品名(作者名(敬称略)))

・ウタカイ 第3話(文:森田季節、絵:茂田家)
 登尾伊勢(のぼりおいせ)は百瀬桃香(ももせももか)
から恋文の代筆を頼まれてしまう。仕方なく、先輩で
恋人の朝良木鏡霞(あららぎきょうか)に相談する事に。
 ここでは、三十一文字の短歌から少し離れてラブレター
の文面作りが物語の中心に、、、なるのかと思ったら
やはり歌は入ってきてしまうようですね。伊勢も鏡霞も、
歌を詠むのが大好きなのでしょう。それにしても、
2人は(いろいろ恋の話題で盛り上がっているものの)
どこか冷静で、ときめきが少ない気もしたり。これが
彼女達歌人の愛し合い方、なのかも?

・ショートヘアの似合う女(ひと)(さかもと麻乃)
 加奈と亜矢子は、学生時代の先輩とオーロラ鑑賞
ツアーでフィンランドに来ていた。ミィ先輩は、
昔と違って髪を長く伸ばしている。
 もしあの時こうしていたら、と思うのは誰にも
ある事なのでしょう。さらにこれが女性同士の恋愛
についてとなると、何をしてもしなくても、後悔
する場面は多いかもしれません。加奈もそういう
過去を経験したようです。けれど、今ここで3人で
一緒にいて話し合えているのは、(当時は想像も
できなかったかもですが、)とても素敵な事なのでは。

・sunny rose(慎結)
 1人では何もできないまちは、自分だけで出会いを
探そうと海へ出かける。が、どこまで来たのかわからず
慌てている所を、唱子という女性に笑われてしまう。
 まちは、自分だけの力で、自分だけの出会いを
する事ができた、と言えそうです。それを思い出
だけにするのか、それとももっと先へ進むのか、
それも彼女自身の選択なのでしょう。そして唱子
の方も、彼女の年頃っぽい行動をしているようです。
夏の真っ最中と夏の終わり、という2つの場面が
あるのが、何か爽やかな雰囲気で良いですね。
 慎結さんは、これまでに単行本「ROSE MEETS
ROSE
」を手がけられたりしています。作品のタイトル
にも「rose」という単語が割と出てくるようですね。
この言葉はやはりここでは女の子を意味しているの
でしょう。

・Dr.Lunchbox(井村瑛)
 どんな作業もそつなくこなせてしまう雪野は、
仕事に打ち込めず長続きしない。歯科医をしている
今は、もっぱら同僚の佐木をからかうのが趣味だ。
 熱中したり根を詰めたりしなくても何でもできて
しまう雪野には、下手なおかげで練習ばかりしている
佐木が、実はうらやましかったのかもですね。
雪野は暇つぶしにからかっているつもりだったと
思っているのでしょうが、本当は前から佐木に
興味があったのでは。打ち込む事、夢を持つ事に
ついて佐木に教えてほしかったのかも。

・しあわせにしてほしい(大北紘子)
 いい歳になり恋人の二股が発覚した間宮は、
会社でもうだつが上がらない。上司からの仕事の
依頼も当たり障りのないものばかりだ。
 間宮は久米田に出会って、女性同士の恋愛の
予感を覚えますが、、、結局何も変わっていない
ような? 他の人の気持ちを深く思いやれる
ようになった、という事でしょうか。または
例えば、自分が女性を愛する女性だと自覚したの
であれば、そちらへ向けて行動を起こす、とか
だと百合的には良いかもですね。

・Cirque Aracne act:4(再田ニカ)
 空中ブランコの練習をしながら、ロッテは動揺
したままだった。パートナーのテティを、女性同士
なのに愛してしまった事が胸をときめかせる。
 ここではロッテの過去が少しだけ語られて
います。彼女は家族を助けるためにこの世界に
飛び込んだようですね。1人で仕事をする分には
誰にも迷惑をかけずにいられたのですが、そこに
テティが現れた事で、ときめいてしまっています。
けれどそばにいて感じる心地よさも自覚している
らしく、彼女達にはうまくいってもらいたいです。
 途中の場面で、今まで1人でステージに立って
いたロッテの前にテティが現れる、というイメージ
が描かれています。ふわりと魔法のように登場する
雰囲気がファンタジックで良いですね。

・百合男子 第11話 百合男子連盟最後の日-前編-
(倉田嘘)
 今週末に百合イベント「LilyLilyParty2」が
開かれる。啓介は百合の師匠である魚屋を誘う
ため、急いで帰宅しようとしていた。
 以前因縁のあった伸一が、百合イベントと啓介の
関係をかぎつけたみたいです。後半では百合男子
同盟の4人も姿を見せていますが、事態は複雑な
方向に進んでいきそうですね。、、、って、途中で
伸一が、百合に入れ込む啓介を見下す場面が
あるのですが、何だかやけに百合に詳しい様子。
実はこの人も、、、?

・「百合姫」レビューリストレビューセンター

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