その花びらにくちづけを 「玲緒っぽいらじお」第37回
制作されていた番組専用のオープニング曲と
エンディング曲は本格的に使われています。これは
なかなか良い曲ですね。歌詞にも作品の雰囲気が
織り込まれていますし、玲緒や、そして麻衣の歌声が
マッチしています。それに番組の方も、本人達が言う
ようにこの2人だと彼女達ならではの空気感に
なっちゃうようです。
サークル「ふぐり屋」さんによる百合作品シリーズ
「その花びらにくちづけを」より、ヒロインの1人、
川村玲緒をパーソナリティとしたWebラジオ、
「玲緒っぽいらじお」の第37回です。声の担当は
杏花(あんずはな)さんです。
(なお、「その花びらにくちづけを」のシリーズは
年齢に制限がありますが、ラジオ番組の方には
制限はないようです。また、同じ学校を舞台にした
全年齢対象シリーズ「はなひらっ!」もあります。)
オープニングのドラマでは、玲緒と麻衣がホラー
もののDVDを一緒に見ているようです。いちいち怖がる
玲緒を見かねて、麻衣は彼女を後ろからぎゅっと
抱き留めていますね。麻衣の言い方に玲緒は少し
不満だったようですけど、そんなのどうでもよくなる
ぐらい、麻衣とのスキンシップは嬉しいみたいです。
という事でゲストは沢口麻衣(声は和泉あやかさん
が担当されています)です。そして、この回から番組の
オープニング曲が新しくなっています、、、!
タイトルは「純真な花うらない」で、歌っているのは
玲緒です。この歌は玲緒(というか花さん)が自腹で
制作したものなのですよね。8/11に発売開始されて
いて、夏コミ82でもふぐり屋さんのブースなどで
販売されたそうです。同日発売の紗良と楓の「ご褒美」
ドラマCDはふぐり屋さんの制作だったためそちらで
手配されたそうなのですが、主題歌CDは花さん自身が
会場に発贈する手配をされたとか。そういう部分
まで面倒を見ていらっしゃったのですね。
曲の雰囲気は明るくてテンポが良く、ラジオ番組の
オープニングにふさわしい感じです。歌詞の方は、
タイトルにもあるように花占いもモチーフが取り入れ
られていて、「好き、嫌い」というフレーズが挿入
されています(この部分は以前仮歌で録音したものが
少しだけ紹介されていましたね)。少し切ない
部分もありながら、愛しい人への思いが歌い上げ
られている、という感じでしょうか。歌詞の最後の
部分も、「気持ち占う 震える その花びらにくちづけを」
と、作品のシリーズ名がばっちり読み込まれていて
感動的です。
またこれが、玲緒の声で歌われているのが良いですね。
「その花」の同人小説版で玲緒が見事な歌声を披露する
という場面がありますけれど、その歌声を本当に
聞けるというのは素敵です。玲緒から麻衣への愛情が
伝わってくるようです。
そしてオープニングのドラマにも登場していた
ように、この回は麻衣がゲストです。2人とも早く
おしゃべりしたいと思っているのか若干進行よりも
先にいろいろな事を言おうとしているようです。
麻衣が先に自己紹介してしまうと、玲緒はゲスト
紹介をしたいためにもう一度やり直しています。
せっかくだから、と言葉をたくさん盛ってますね。
「バブルが、ふわふわでぶっくぶくでぬるぬるで
まだ泡立っているようです」、、、って、どういう
意味? と思ったのですけど、もしかしたら、玲緒的
には、ゲストが続けて来ている事を表現したかったの
かも。「バブルははじけてない」と言いたかったの
では? でも麻衣にはあまり伝わってなかったっぽい
ですね。
この最初の部分はもう玲緒も麻衣も2人で番組を
できるのが嬉しくて、やりたい事がいっぱいあって
地に足がついていないような感じもあります。麻衣は
「たぎってる」とも言ってます。
玲緒の方は毎回パーソナリティをやっている
だけあって、他のゲストの時と、麻衣が来ている時
とでは空気感が違うのを敏感に感じ取っている
みたいです。それで、感じ取った結果どう思うか
というと、やっぱり麻衣にレギュラーになって
もらいたい、という気持ちが強いようです。
この所のゲストラッシュでは、楓はニアミスだった
ものの、麻衣の他に沙良(声は羽里さつきさんが
担当されています)や学園長先生(同じく京藤サナさん
が担当されています)までが来ています。毎回の
ように誰かがいるのは玲緒にとって心強いもの
らしいですけれど、その分、1人で進行する回が
来たらつらいのではないかと心配しているようです。
その心配を解消するためにも、麻衣にはレギュラーに
なってもらいたいと願っているのでしょう。そしてその
気持ちは、麻衣も一緒なのですね。だから、この
2人に任せておけば大丈夫、と思ってもらう必要が
あるという考えを導き出したようです。
この場面では、画面には玲緒の「Yaる気」のポーズ
と「パーソナリティは死守!」の意気込みを示す
写真が映し出されています。これは、公式サイトの
「お知らせ」のページに載せられているのと同じ
ものです。気合いは十分、という所でしょうか。
けれどここまでの部分では気合いが入りすぎて
進行が早まったり少しミスが入ったりもしている
みたいです。でもずっと番組を進行してきた玲緒と、
彼女をうまくサポートできる麻衣の組み合わせ
ですから、落ち着いてやれば難なくこなせるの
でしょう。
お菓子のゲストは、ジュレ風のものだそうです。
グレープ&アップルとピーチ&レモンがあって、
画面上ではイラストで紹介されています。玲緒は
どちらにするか麻衣に質問していますが、答えを
聞く前に自分でピーチを選んでいます。つい玲緒を
甘やかしちゃう麻衣といるから、玲緒もこういう
いたずらっぽい事ができるのかもですね。
麻衣は、ジュレ率が高いとも言っています。自分が
ゲストの時は、「ジュレ☆桃子」に始まり「ジュレ
トマ子」、そして今度のもの、と、確かに水物が多い
かもです。でなければ、節分の豆のような乾き物
とか。中間がないのは偶然なのでしょうか、、、。
次に来た時にどうなるかが気になります。
メールもいろいろ読まれていますね。主題歌に
ついての質問もありました。
それに答えて、どういう風に制作していったかが
話されています。オープニング曲については候補が
2曲あって、その中から「純真な花うらない」が
選ばれたのだそうです。
それで、じゃあもう一つの方はエンディングに、
という事でエンディング曲も決まったようです。
この曲「Twinkle Star, Sweetie Star」はもともと
デュエットを意識して作られたものだそうで、
さらに麻衣が曲入れに参加できるようになった事で、
デュエットとして歌ったらしいですね。
麻衣は「没だったんだ、、、」と少しやるせない
雰囲気になっていましたけど、すぐに玲緒が「没
じゃなくて候補曲」とフォローを入れてます。確かに
今の番組の趣旨からすると、パーソナリティを1人で
やっている玲緒の歌がオープニングになるのは自然
かもです。いずれ麻衣がレギュラーになったら
改めてデュエット曲をオープニングに、、、なんて
可能性もあるでしょうか。
他には、ぺこさんのサークル「ルミノシティ」の
トップのイラストが玲緒麻衣になっているとの報告が。
確かに今はそうなってますね。これは喜ばしい、
かと思ったら玲緒は先回りして考えているようで、
もしかしたら、ぺこさんは忙しいのに、仕方なしに
自分達のイラストをトップに置く作業をしてくれたの
ではないかと申し訳ない気分になってるみたいです。
番組の収録でも、いつも収録時間がきっちり決まらず、
音源チェックのスタッフの方に迷惑をかけているの
ではないかと心配しているようで。玲緒も彼女なりに
悩んでいる部分はあるのかも。
この辺りのトークでは玲緒はちょっとしおらしく
なっている感じです。どうも前回などで紗良と一緒に
番組を進めてみて、彼女の優しさに触れて、少し
見習いたいと思ったみたいです。
この回(第36回)は麻衣も聞いていたようで、
紗良のかわいらしさにニヤニヤが止まらなかった
らしいです。番組の進行中にキューランプがついたら
即座に楓への愛の言葉を言わなければならない、
という決め事を一生懸命こなそうとする紗良の
様子が印象的だったのでしょう。
(あやかさんはさつきさんを知っていらっしゃる
そうで、)麻衣は「天使のような人だから」とも言って
います。続けて「持って生まれた属性というものが、、、」
とも言ってますが、この言葉は玲緒には聞き捨て
ならなかったようで。恋人が他の女の子をべた褒め
するのもそうですが、この言い方では自分は紗良の
ようなかわいらしい女の子になれないと言われてる
気がしちゃったんでしょうね。
その後は玲緒は少しすねてしまって、麻衣だって
紗良みたいに優しい、だから自分の気持ちなんて
わからない、友達ができない人の気持ちがわからない
と言ってしまいました。これはちょっと険悪な
雰囲気になってしまうのかな、と思ったらそうでは
なかったですね。麻衣はちゃんと玲緒の言葉を
受け止めた上で、「玲緒だって人見知りが直って
きたでしょ」と優しく諭しています。引き合いに
第3回や第9回の事を取り上げた後、「最近は
安心して聞いていられる」と言っています。麻衣は
本当に毎回聞いているらしいですから、この言葉
には説得力がありますね。麻衣の真面目な態度に
触れて、玲緒も落ち着いたみたいです。
この他では、今月から番組を聴き始めたという
方のお便りが紹介されています。番組は第1回から
すべて保存されていますから、それを全部聞いた
らしいです。
その結果の感想は、玲緒がかわいい、そして麻衣
のレギュラー化を希望する、というもの。レギュラー
化については、玲緒も麻衣も期待している所なの
でしょう。
それと、このリスナーの方は疑問に思っている事が
あるそうです。それは、この番組が何のためのもの
なのかという事、、、。サークルの作品シリーズに
もとづいた番組ではあるけれど、サークル名以外には
特に宣伝もしていないため、それでいいのかどうか
気になったようです。
これは、玲緒も麻衣もちょっと気づいていた事
だったようですね。あまりにも宣伝がないので、
以前どこかの回で玲緒が勝手に作品の宣伝をしてた
ほどでしたし。
ではこの番組は何のためのものなのか、という
所を、ここでは麻衣がはっきりと説明しています。
彼女によれば、「玲緒がかわいければいい」の
だそうで。後はそこに自分が絡んでいければそれが
番組の存在する意義になる、という事のようです。
それを聞いた玲緒の反応は、、、それなら自分が
もっとかわいくならなければいけないんじゃないか、
と思ったようです。それで、早速麻衣に促されて、
天使のような自分をこの場でお披露目してますね。
第一声は、「のび~」でした。、、、これって、
前に紗良が見せていた仕草ですね。続く言葉は
「スキスキ麻衣」でした。これも紗良から楓への
ラブコールを自分に置き換えたもの、ですね。
玲緒はどうしたらいいのかわからなくてとっさに
こういう反応をしたようです。けど実はこれは、
麻衣にとってはクリーンヒットだったのでは?
玲緒って、番組中は麻衣とどんなに話題が
盛り上がっても、決して愛の言葉は言っていない
気がします。けどいきなり目の前で「スキスキ」とか
言われたらどきどきしちゃうんじゃないでしょうか。
具体的に麻衣がどう反応したかは、ラジオなので
よくわからないですね。
その後急に気を取り直した玲緒は、そういう風に
皆の前で愛の言葉を言うのは抑えていきたいと
語っています。が、麻衣は聞き入れるつもりは
全くないらしいです。これからも、彼女は玲緒への
ラブを前回にしていくのでしょうね。
ドラマのコーナーでは、玲緒が何かを発見した
ようです。麻衣にそっくりだけど、とても小さくて
耳としっぽが生えていて、、、。そばには似た姿で
自分そっくりなものもいます。
これは、「その花」の画集「あーとわーくす」の
表紙にも描かれている、ちび麻衣とちび玲緒、
でしょうか? 小さくてかわいらしい、という所は
玲緒も認めるでしょうけれど、ちび麻衣とちび玲緒は
とても愛し合っていて、本物の自分は邪魔者みたいに
思っているようです。そのためか、2匹(?)が
いちゃいちゃするのは気に入らないようで、
やって来た麻衣に文句を言っています。麻衣の方は
純粋に2匹、いえ、特にちび玲緒の方をかわいがって
いますね。でもちび玲緒は自分の恋人はちび麻衣
だけだと思っているみたいです。再会できた2匹は
それはもうラブラブで、ちび玲緒もちび麻衣への
愛をたくさんの言葉で伝えています。
玲緒はそれも恥ずかしいようですね。もう
どうしたらいいかわからなくなって麻衣に
八つ当たりしています。まあ麻衣にとっては
そんな玲緒もかわいらしいのでしょう。
後は「グローバルゆりんゆりんをお勉強しましょ」
のコーナーは、ここでは韓国語が取り上げられて
います。このコーナーをやるのは麻衣にとっては
初めてなのですよね。でも引っかかる事もなく
流れるように進行できてます。
「玲緒姫と麻衣王子」にはたくさんのお便りが
寄せられているようで、いろいろな取り合わせが
紹介されています。玲緒が言うには、ちょっと
アンバランスっぽい組み合わせの方が実はかわいいの
だとか。確かにそれはありそうですね。それに
考えてみれば、玲緒と麻衣だって、タイプは違う
ように見えますが実は素敵なカップルなのでは。
さてエンディングも、曲が新しくなっています。
玲緒と麻衣のデュエットなのが良いですね。
タイトルに「Star」とあるように、きらきらした
曲調や歌詞が特徴になっています。
エンディングのトークでは、玲緒はちょっと
かしこまり気味。ちょっと反省しているみたい
です。聞いていても特に妙な部分はなかったように
思うのですけど、、、。
麻衣は、玲緒が楽しければいいんだよ、と
励ましています。その言葉を受け入れようとする
玲緒。
ですが急に彼女は思い直しています。麻衣は
優しいからいつでも自分を甘やかしてくれる。
けどそれだけだと自分も甘えて弱くなって
しまうと考えているようですね。
それでも麻衣は、玲緒の幸福を一番に願って
います。そして同じように相手を思いやる気持ち
は、玲緒だって同じです。、、、という所で
何だか甘々な空間ができあがりつつありますね。
彼女達がお互いを愛する、という点では、
ラジオのパーソナリティ賞とかは別にどうでも
良いのかもですね。現にもう収録をやめて2人で
遊びに出かけようとしています。
実際に2人は、ラジオの収録の後、お茶したり
カラオケに行ったりしているようです。楽しさ
で言えばそちらの方がずっと上らしいですね。
2人でのお食事も、ゆっくり時間をかけて楽しんで
いるようで。さらには収録前のスケジュール確認も
ぬかりがないそうです。
もともと仲の良い2人がよりいっそう親密に
なれたのは、番組のおかげらしいです。彼女達の
ラブなライフの中では、番組も一つのスパイスに
なっているのかもですね。
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