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2012年6月26日 (火)

咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A 第10話

 照の1人浮きをどうしてもおさえられない玄、
怜、煌。3人とも自分の麻雀をさせてもらえていない
感じです。玄や穏乃達は何かに気づき始めている
みたいですけれど、それを活かすにはまだ何かが
必要なようです。この先鋒戦はじっくり描かれて
いくようですので、結果がどのようになるのか
とても気になります。

 テレビアニメ「咲-Saki- 阿知賀編 episode of
side-A
」、第10局「連荘」です。
 準決勝先鋒戦の卓に就く玄。しかし白糸台の
エースにして高校生の頂点、照の連続和了の勢いは
すさまじく、彼女はいまだ一度もあがれていない。
この試合を前に風越女子の美穂子、鶴賀学園の桃子
をはじめ、様々な打ち手に手合わせしてもらった
のに、1日程度では何も変わらないのかと、玄は
絶望的な気持ちになってしまう。が、あがった
照の手牌を見た彼女は、そこにどこか違和感を
覚えた。

 一番最初の場面は、前回の最後の続きのようで、
和が寝ている所から始まっています。流れる音楽は、
第1期の第1話で最初に和が登場した時に流れて
いたのと同じ曲ですね。あの頃の雰囲気と関係の
ある何かを表現しようとしているのかも。ですけど、
今は玄が照を相手に大変な事になっているので、
なかなか落ち着いた気分にはなれなさそうです。

 和が見ていた夢に現れたのは、昔、一時期
暮らしていた奈良で知り合いになった女の子達
の姿。穏乃、憧、玄、晴絵ですが、それぞれ
格好がまちまちですね。憧は小学生、穏乃は
中学生、といった感じです。たぶん、和にとって
一番印象に残っている頃の姿が投影されたの
かなと思われます。
 目を覚ました和は、何か不思議なものを見た
ような表情をしています。これは何を意味するの
でしょう、、、。彼女は、この夢を見なくても
ちゃんと穏乃達を憶えていたのか、また穏乃達が
彼女と同じ麻雀の全国大会に出場しているのを
知っているのか、という所が気になります。
その答えはこのシリーズ中でわかるのでしょうか。

 それともう一つ気になっているのは、この頃
さりげなく和の出番が増えているっぽい事だったり
します。まだ和は穏乃達と直接顔を合わせては
いません。けれどこの分だともう2、3話先
にも会ってしまいそうな雰囲気もあります。
 穏乃達は、「もう一度和と遊ぶ」ために麻雀の
全国大会に挑戦しました。けれど今までは、
会場に来ても和には会いに行かず、清澄の
2回戦の結果も知らないようにしています。
 和と会うなら決勝戦で、というのが穏乃、
憧、玄のモチベーションなら、その手前で
会ってしまう事は、彼女達の試合がこれ以上
続かない、つまり決勝戦には出ない事を
意味しているようにも感じられたり、、、。穏乃
達には決勝戦まで突き進んでいってもらいたい
ものですけれど、どうなるでしょうか。

 先鋒戦の試合では、照の勢いが全く揺らがない
ですね。玄は何とか食い下がろうとするのですが、
前回と同じように蚊帳の外になりつつあるようで、
 そんな戦いの最中、玄は何かに気づいています。
他の学校の選手達や解説の大人達でもわからない、
照の打牌に潜む、ある特徴。これは玄だから
わかる事のようです。
 同時に、阿知賀のメンバーも気づいている
みたいです。玄と長い間一緒に打ってきた彼女達
にも、照の打ち方は、玄のと何かが似ている
ようです。

 ではどうすればいいか、という所で、穏乃達
にはうまい策がなかなか見つからないみたいです。
糸口でもつかめていれば、休憩時間に玄と相談
しながらアドバイスできるのかもしれないのです
けれど、、、。
 これで阿知賀に、龍門渕の智紀や千里山女子の
浩子のような分析の得意な子がいたら何かを
導き出せていたのかもですけど、実際にはそうでは
ない感じです。彼女達は、とにかく今自分の
持っている力で対応しなければならないようです。

 こういう部分でも、彼女達がこの先勝ち残って
いけるかどうかが暗示されているように思ったり
します。例えば玄達が照の弱点に気づけたとしても、
この試合での照の出番はたった今行われている
先鋒戦だけです。しかも後半戦の半荘に入って
しまったら、穏乃達は玄にアドバイスする事が
できません。
 となると、玄は自分の知識を誰かに託すだけで、
もう試合はしないのでは、なんて、後ろ向きな
予想が出てきちゃいそうです。照の真の実力や
弱点は、決勝戦で咲と戦う時になって初めて
明らかになる、という流れも考えられますし
、、、。
 いえ、そうではなくて、玄自身がこの半荘で
照を突いて点を奪い返すか、または次の戦い、
つまり決勝戦で阿知賀と白糸台が向き合う時に、
穏乃達自身が果敢に攻撃するのでは、と思いたい
ですね。何にしても、阿知賀には思う存分実力を
発揮してもらいたいです。

(ところで、この前発表された内容では、この
シリーズは全15話構成になるそうです。また
第12話までは玄の先鋒戦が描かれるのだとか。
、、、という事は、少なくとも玄の試合で誰かが
飛ばされる事はない、という意味? ちょっと
深読みしすぎかもですけど、準決勝は大将戦
まできっちり見てみたいですね。)

 さて戦っているのは、何も阿知賀と白糸台
だけではありません。新道寺も千里山も卓を
囲んでいます。
 千里山の怜は、もともと弱いらしい体を
酷使して、戦っているようです。それでも照を
止められないと思うと、今度はさらに強力な技を
仕掛けるつもりになっていますね。
 竜華からはもうやってはいけないと固く禁止
された能力。竜華との約束を取るか試合を取るか
で、怜は決心を固めています。結果はどうなるの
でしょう。

 2回の半荘の間の休憩時間に、怜はいつもの
ように竜華の膝枕で休んでいました。後半戦が
始まるため竜華が怜を起こそうとした時、彼女は
「お出かけつらい」と言っています。
 怜にとって、竜華の膝枕、彼女のぬくもりを
感じられる場所が、自分の家だと感じているの
かもですね。そこから離れるのは(体力的にも)
つらい、けれど、そこが激しい戦いの場所で
あっても、彼女は行くのでしょう。自分を支えて
くれる仲間のため、優しい竜華のために。

 回想場面で、強力な技を使った怜は気を
失いそうになっています。今自分が見ている
ものが現実なのか夢なのかわからなくなって
しまった彼女は、確かめようとします。
 その方法は、竜華の胸をタッチする、というか
もむ事? 思いもよらないやり方に、周りにいた
皆は驚いています。が、竜華は割と平静かも
ですね。驚いたり嫌がったりしないで、「その
確認法どうなん?」とツッコミを入れています。
 このやりとりからすると、竜華は怜に触られ
慣れてる? まああれぐらいいつも寄り添って
いてスキンシップの多い2人なら、他の人が
全然知らない秘密の一つや二つ、持っていそう
ですよね。

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