« モーレツ宇宙海賊 第11話 | トップページ | おとボク OVAのリリース情報などが発表されています »

2012年4月13日 (金)

ミニドラマ「はなひらにめっ!」 第7話

 何かとてもすんなりした流れであまねと佳織が
同棲、みたいな流れになってますね、、、。もう
そのまま実現させちゃえば、とも思うのですが、
ここで真面目に返しちゃう所が佳織なのかも。
あまねの方は自由に振る舞っていますが、それは
佳織を信頼して身を任せているからなのかも
です。

 サークル「ふぐり屋」さんの百合作品シリーズ
はなひらっ!」より、ミニドラマ「はなひらにめっ!
の第7話、「旅の仲間、、、?」です。
 放課後に寄り道したあまねは、佳織、小春、真琴
とともにたっぷりと遊んで満足げだった。が、気が
つくとあまねは両手いっぱいに荷物を抱えていた。
漫画、洋服、新作ゲーム、、、そんなに無駄遣いしたら
親に叱られる、と佳織がたしなめると、あまねは
佳織の家に逃げ込む、とか、買ったものを佳織の部屋に
一時的に保管するなどと言い出す。自分の家が避難所や
荷物置きにするな、と佳織はまた怒り出してしまうの
だった。

 佳織の部屋には昔からあまねが入り浸っていた
らしいですね。小春も、あまねほどではないとしても
佳織の部屋で遊んでいた記憶があるのでしょう。
それに比べると真琴は仲間になってからそれほど
長く一緒にいるわけではないですから、やはり少し
うらやましいようです(以前にもこういう感じの事が
ありましたね)。
 真琴の寂しさに触れて黙っていられなかったのは、
小春です。ここでの彼女は、ありったけの愛情を真琴に
ぶつけています。彼女の思いは真琴にちゃんと通じた
ようで、例の2人の空間がにわかにできあがって
いますね。

 真琴はこうやって小春達に受け入れられてきている
みたいです。これまで転校がちだった真琴にとって、
小春達は間違いなく一番親しい人達なのでしょう。
 ここで少し、小春の方も気になったりします。小春は
小さい頃は佳織やあまねと一緒に遊んでいたそうです。
が、佳織とあまねはお隣同士、それに前にも言われて
いたように、ほぼ生まれた時からずっと一緒にいる
ようです。
 とすると小春は、3人の中で自分の位置づけを
どんな風に感じていたのでしょうね。佳織とあまねが
ほとんどいつも2人でいるのは、家が近いんだから
当たり前。でもそれ以上に、2人の間には親しい
気持ちがあるみたい。それなら自分は、、、? という
具合に小春が考えてしまう場面が、3人の長い
幼なじみ歴の中で全くなかったとは言えないようにも
感じられます。もしそういう時があったのだとしたら、
小春はその気持ちにどう対処していたのかが気に
なるような。でもこの作品ではそういう掘り下げ方は
あまり似合わないかもですね。それに今は小春には
真琴というお相手(?)がいて毎日のように親密な空間へ
旅立っていますので、寂しいなんていう事はないの
でしょう。、、、もしかしたら、彼女が真琴に「ずっと
友達だよ」と叫んだのは、真琴を愛情で包んであげたい
と思うのと同時に、自分も愛してほしいという思いを、
自分でも知らない内に真琴に告げていたのかもですね。

 一方の佳織とあまねはというと、、、あまねの無茶な
アイディアに佳織がツッコミを、みたいなノリは続いて
いるようです。が、ここではちょっと妙な方向に?
佳織としても「お小遣いの節約」と言われて何となく
賛成しちゃってますけど、あまねの提案通りに事が
運んでいくと、いつの間にか2人は1つの部屋で同棲、
どころか同じベッドで寝起きをする事に、、、!
 ここまでの流れが何というかとてもスムーズなのが
面白いですね。このまま進めば皆納得した上で佳織と
あまねは晴れて同棲関係になれちゃいそうです。
 実はこれはあまねの想定通り、なんて事はある
でしょうか。さりげなさを装って佳織と接近する
口実を練りに練っていた、とか、、、。まあ彼女の
場合はそういう意図はなさそうかな。でも彼女自身は
佳織に親しい気持ちを持っているでしょうし、佳織の
方もあまねを愛していますから、佳織が変に周りの目
とかを意識しなければ、彼女達はもっとくっつく
事ができるのかもですね。

・「はなひらっ!」レビューリストレビューセンター

|

« モーレツ宇宙海賊 第11話 | トップページ | おとボク OVAのリリース情報などが発表されています »

百合レビュー」カテゴリの記事

作品 はなひらっ!」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ミニドラマ「はなひらにめっ!」 第7話:

« モーレツ宇宙海賊 第11話 | トップページ | おとボク OVAのリリース情報などが発表されています »