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2012年3月16日 (金)

ひらり、 Vol.6 その2

 以前掲載されていた作品とも関係のある
「COROLLA2」や「はじまりのことば」では、
前作からさらに世界観を広げている感じが
しますね。また、「witch meets knight」は
「4コマ版」だそうで、またちょっと別の見方が
できるのではないでしょうか。

 発行新書館による、年3回刊の「ピュア百合
アンソロジー」こと「ひらり、」のVol.6
見てみました。以前に別の記事でも書いています
ので、よろしければそちらも見てみてください。

ひらり、 Vol.6

 では前に書いたもの以外の作品について一部
ご紹介、、、。

(・作品名(作者名(敬称略)))

・COROLLA2(スカーレットベリ子)
 演劇部では、過去の上演作品の映像が上映
されていた。奈々と春美の演技はずば抜けて
いて、いまだに皆うっとりと見てしまう。美奈は
その代表格と言えるほど2人のファンだった。
 自分が愛しているものは何なのかを、美奈は
どうしても意識してしまうのでしょうね。奈々と
春美が一緒だった時は、2人の雰囲気が大好き
だと言えばそれで済んでいましたけど、奈々だけに
なった今は、、、。美奈達が3人とも女の子だから
こそ生まれるエピソードのような気がします。
 この作品は、Vol.3に掲載された「COROLLA」と
同じ学校の演劇部が舞台になっていますね。
思いを抱えている女の子はたくさんいそうですし、
この後も物語は続きそうな感じもします。

・はじまりのことば(ささだあすか)
 高2の宮田柚香は人と一から関係を築くのが
苦手。だがある日、クラスで人気のある美少女、
高岡なずなから愛の告白をされた。柚香はその
理由がわからず戸惑ってしまう。
 柚香は、1人でいるのはあまり良くないとは
思いつつも、どうしたら良いのかわからず一歩が
踏み出せなかったのかもです。そんな自分は
誰からも注目されているはずがない、と信じて
いたみたいですけれど、本当は、という感じ
でしょうか。自分の態度一つで、世界は開けて
いくものなのでしょうね。
 柚香は、Vol.4に掲載された「おとなりのせんぱい
の舞台になっているアパートに住んでいるらしい
ですね。住人達のつながりで、シリーズ的な
作品になると面白そうかもです。

・under one roof #4
 parlor #2 愛しき君は今いずこ(藤生)
 バイト生活ではあるが、大家族の親元も
離れて、社会人1年生となった海帆。仕事に
出かけようとした所を、ルームシェアしている
風夏に呼び止められた。
 風夏は、自分の仕事の事や、ミゼット2の
からくり(?)などを、オープンに海帆に伝えて
います。海帆は彼女の振る舞いに引き込まれそう?
登場キャラで言えば今は女性を愛する女性の方が
多いですけれど、だからといってなし崩しに
なるのは海帆にとってあまり良くない気もします。

・witch meets knight 4コマ版(犬丸)
 生徒会長の唯地は図書室から演劇の本を
たくさん借りてきた。演劇の勉強をするため
だが、それにしても多すぎる。彼女には、
その辺りの加減がよくわからなかった。
 眼鏡がお題になって、唯地、内藤、中野、加賀
の間でいろいろなやりとりが繰り広げられて
います。演劇の事はもうどうでも良くなって
ますね。でも確かに唯地は眼鏡が似合うかも。
中野も、つい本能的にシャッターを押してます。
そして内藤はさりげなく唯地に触れてますね。
 この作品は、いつもはストーリー漫画という
形式ですけれど、ここでは4コマ漫画となって
います。それでもいつもの空気を醸し出しつつ
オチもちゃんとついているのが楽しいですね。

・スニーカーと加瀬さん。(高嶋ひろみ)
 校内マラソン大会が近づいたある日、山田は
加瀬から、マラソン用の靴を買った方がいいと
勧められる。陸上部の彼女が山田を案内する形で、
休みの日に一緒に買い物をする事になった。
 憧れている加瀬と休みの日に買い物、それだけ
でも舞い上がってしまう(&前髪を切ってしまう)
山田ですが、いつもの制服じゃない姿を見たり、
学校以外での人付き合いも知る事ができたみたい
です。でも加瀬の目つきは下心ありあり、って
感じですね。山田は気づいているでしょうか。

・月の下の雅ちゃん(平尾アウリ)
 ねこと雅がこたつで暖まっている時、雅が
不意に「月に帰らなければならない」と言い出した。
自分は月から来た人間だというのだが、ねこは
彼女の唐突な言い分がなかなか理解できない。
 雅が本当に月の人間なのかどうかは後半に
わかるとして、あまりにも日常からかけ離れた
言葉についていくのがねこには大変みたいです。
でもねこは必死に受け止めようとしますし、雅も
今の場所から離れるのは嫌なようです。彼女達の
間に恋愛はあるのか、、、という所も謎ですね。

・「ひらり、」レビューリストレビューセンター

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