探偵オペラ ミルキィホームズ 第２幕 第１０話

　誰も予期しなかった方向へ事件は進展していきます。
Ｇ４や怪盗帝国も本気にならなきゃならないような
相手が姿を現し始めていますね。シャロ達にはまだ
トイズが復活する様子はありませんが、それでも
ひるまずに立ち向かっています。彼女達だから
できる事が、そこにはあるのでしょう。

　アニメ「探偵オペラ ミルキィホームズ 第２幕」、
第１０話「Y.H.混乱してらっしゃる？」です。
　ヨコハマ万国探偵博覧会、略して探偵博の開催
まで後１週間ほどとなった。会場ではチェリー画伯
の作ったイベントの象徴、「探偵の塔」の除幕式も
行われている。にぎやかに盛り上がる会場を遠く
から望むシャロ達ミルキィホームズは、しかしながら
表情がさえなかった。探偵博の開催までにトイズを
取り戻そうと奮闘していたものの、いまだに復活の
兆しが見えなかったからだ。

　アバンの部分がいつもの映像と違っていたので
急に本編が始まったのかと思ったのですけれど、
そうではなかったようですね。本編からのカットを
つなげたものになっていましたけれど、何か
ストーリーが大きく動き出しているという意味
なのでしょうか。
　前回まで怪しい動きを見せていた森アーティが
具体的に行動を始めていますね。「パンドラの
かけら」を探し出して、さらにそれを使って何かを
見つけようとしています。これまでと同じように
うまくシャロ達を使って、目指していたものを
手に入れてしまったようです。
　今はまだシャロ達はアーティの策略に気づいて
いませんけれど、それを知ったらどう思うでしょうね。
ネロやコーデリア、エリーは怒るかもしれません。
では人を疑う事を知らない所のあるようなシャロは
どんな答えを出すのか、という流れはこの先に
あったりするでしょうか。

　けどその前に、何だか新手が現れていますね。
これは別にアーティが仕組んだものではなさそう
です。でも見過ごすわけにはいきませんし、それ
ぐらい強い力を相手は身につけているみたいです。
　何しろヨコハマ中の人間や動物にあれだけ影響を
与えていますし。やはり、たまり続けた怪盗達の
トイズが束になると、これほどの力を持って
しまうのでしょう。Ｇ４や、同族とも言える
怪盗帝国でも簡単に蹴散らされるほどです。
（ところでこの戦いが行われた所って、実在の場所に
似てますね。この辺りの設定はやはりこったものに
なっているみたいです。）

　小衣達もこれ以上は無理かと思われましたが、
すごすごと引き下がる彼女達ではないですね。
それぞれに誇りを持って立ち向かっています。
静電気に痛めつけられても武器を手にする
ストーンリバーや次子、スカートの裾を破る
なんてはしたない事もいとわない平乃など、
それぞれに決意が見られます。

　ですが、至近距離からトイズの大技を浴びせ
られてはひとたまりもないようです。シャロ達が
駆けつけた時は皆術にはまっていて、小衣とかは
別の映画作品に出てくる謎の人物みたいな顔に
なってますね。（ちなみにここで言われていた
所では、平乃の「武道の段位全５０段」の中には
「ゴスロリ検定」の結果も入っているそうです。）

　こんな状況の中、無事なのはシャロ達ミルキィ
ホームズだけだったみたいです。その理由は、、、
ラードの方はちょっと無理矢理っぽい感じも
しますが、もう一つの方は、今の彼女達の強み、
なのかも？　彼女達にはもともと持っていた力を
発揮してもらいたい所ですけれど、今はちょっと
難しいのでしょうか。そうなると頼りは、シャロの
「バリツ」とか、、、？　まあ何かやらかしては
くれるはずですよね。その辺りに期待したいです。

　さてバトルが多くなってくると百合的な雰囲気が
なかなか見られなくなってしまう気もします。
この話数の中では、やはりアイリーンが彼女
らしさを出していますね。ヨコハマ中が危機に
見舞われ、自分の体の調子だって良くないのに、
彼女が真っ先に心配するのは、小衣の事です。
アイリーンは、いつでも彼女の事を一番大切に
思っているのがわかる場面なのではないでしょうか。

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