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2012年2月 3日 (金)

戦姫絶唱シンフォギア 第4話

 「鎧の少女」が何者なのかは謎ですけれど、
翼にはそこはどうでもいいのでしょう。2年前の
未熟だった自分がしでかした過ちを償う事が、
今の彼女のすべてのようです。でも、それで
何を守れるのか、翼は冷静に考えなきゃなの
かもですね。同じ事は響にも言えるのでは。

 テレビアニメ「戦姫絶唱シンフォギア」、
第4話「落涙」です。
 翼と響の前に現れたのは、2年前のライブの
際に失われた「ネフシュタンの鎧」をまとった
1人の少女だった。人間同士で戦ってはいけない
と制止する響を振り払い、翼は鎧を取り返す
ために少女に飛びかかる。しかし相手は翼より
はるかに強い。鎧の力だけの影響ではない
ようだ。ノイズさえ自在に操る少女と向き合う
翼は、武器を下ろし、静かに歌い始めた。

 前半の、翼と鎧の少女とのバトルは激しい
ですね。技もたくさん出ていますけれど、
身のこなしも細かく描かれている気がします。
前回の絵が、、、だったのは、この場面を描き
上げるためだった、とか?

 響は、人間同士で争うなんておかしい、と、
翼を止めようとします。でも翼は言う事を
聞きません。翼の言葉によれば、2年前に
自分のせいで「鎧」を失ってしまったから、
自分に着せられた汚名を晴らすために、
どうしても取り戻さなければならない、という
事らしいです。

 ですがこの言葉をそのまま受け取ると、
翼は自分の名誉が一番大事、という風にも
感じられてしまいますね。彼女はそんな女の子
ではないと思いますけれど、それならなぜ
自分の本当の気持ちを隠すような言い方を
するのか、気になります。
 自分の本心を誰にも知られたくないから?
彼女の胸の中にはいつでも奏がいると思い
ますので、もしかしたら彼女と自分との関係を
他の人に変えられたくないと考えていたりするの
でしょうか。

 冒頭の部分では、5年前、翼と奏が最初に
出会った頃が描かれています。2人同じように
生活してきたのではなく、事情があって一緒に
戦うようになったらしいですね。
 ノイズとの戦いの中で、目指すものはお互いに
違っていたみたいですが、相手とは打ち解け
られています。2人とも、この人とだから一緒に
戦える、と思うようになったようですね。

 最初は復讐だけがすべてだった奏。その
思いは少しずつ変わっていったのかもしれません。
そして2年前、事件のさなか、奏は一つの
決断をします。そこまでしても彼女が守りたい
ものが、あの場所にはあった、という事なの
かもです。
 誰かのためになるなら自分の命なんて、と
思うのは潔い態度ではあるのでしょう。けれど
そのために残されてしまう者の気持ちがあまり
考えられていないような感じもあります。
そこまでうまくやり遂げられるほどの余裕が
あの時の奏にはなかったのかもですけど、
ここから何とか翼には持ち直してもらいたい
ですね。

 この話数で奏と同じやり方を選んだ翼。その
後で彼女は、自分は人類を守るための剣であり、
ここで折れるわけにはいかない、と言っています。
今の彼女には、人々を守る事が、生き続け、
戦い続ける理由になっているとも考えられそう
です。これが変わる事になるのかどうかは、
これからのストーリーによるのでしょう。

 そして響は、翼の行動を見て自分が何を
しようとしているのか改めて感じさせられた
みたいです。彼女も自分の大切にしたいものを
意識し始めています。が、未来には相変わらず
本当の事が言えていないようで。
 でも「鎧の少女」は響に目をつけてきています
から、今のように未来達に内緒にしたまま
日常生活を送るのは無理になってきているのでは、
という気もします。前にも書きましたけれど、
響と未来、2人一緒に保護してもらうのが何かと
都合が良さそうに思えますね。
 いっそ響が未来にぶっちゃけちゃえば、二課の
人達も彼女達を一緒にかくまおうとするのでは、
なんて思ってしまいます。未来が響の力の源に
なっているのは明らかですから、そうした方が
誰にとっても良い方向に向かっていくような気も
します。(まあその場合ストーリー的には展開
させづらいのかもですけれど。)

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