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2012年2月20日 (月)

モーレツ宇宙海賊 第6話

 海賊がどういう仕事をするのか、茉莉香はまだ
つかめていないみたいですし、少なくとも高校には
ちゃんと通うつもりでいたようです。けれど周りは
あまり放っておいてはくれないみたいです。忙しく
なり始めている中で、茉莉香は自分の考えを貫いて
いけるのでしょうか。特に、チアキとの関係や、彼女
への思いがどうなるのかが気になります。

 テレビアニメ「モーレツ♥宇宙海賊(パイレーツ)」、
第6話「茉莉香、初仕事する」です。
 広場にたたずむ人待ち顔のマミ。手にしたバッグ
には、ビーチボールにシュノーケル、ビーチサンダル
などが入っていて、泳ぎに出かける準備は万全だ。
そこへ、浮き輪に体を通した茉莉香が手を振り走って
きた。2人は早速、川べりの歩道を一緒に歩き出す。
が、途中で突然、黒ずくめの男どもに取り囲まれて
しまった。一緒にいたのはミーサとケイン。2人は
茉莉香を連れていずこかへ飛び去った。

 以前第3話で約束していた通り、茉莉香とマミは
海へ行こうとしているようですね。始まったばかりの
夏休みを2人でたっぷり満喫しようとしているらしい
です。
 そんな中でも、気がかりになっている事は幾つか
あるみたいです。マミとしては、海賊なんていう、
得体の知れない仕事を茉莉香が始めたら、これまでの
ように一緒に勉強したりバイトしたりみたいな、
(どこにでもあるだろうけど自分達にはとても楽しい)
普通の高校生活を2人で送る事ができなくなって
しまうのかも、と感じているのではないでしょうか。
茉莉香も、オデット2世の練習航海で経験したような
非日常が、自分の生活を大きく変えるだろうという
予感は持っているのでしょう。

 そして2人の間にある立場の違いを見せつける
ように、彼女達は突然離ればなれにされてしまいます。
ここはややコミカルな場面ではあるのかもですけれど、
茉莉香とマミから見れば自分達の楽しみを邪魔された、
という状況でしかないような感じもあります。(そういえば
最初の場面で茉莉香を待っている時、マミが服の中、
肩の辺りをごそごそやっているカットがありました。
あれってもしかしたら、家から水着を着てきている?
もしそうなら彼女は、この日の海での遊びに情熱を
かけて(?)いたのかもです。)この先茉莉香がちゃんと
白鳳女学院に通えるとしても、こんな風に突然
引っ張られる事が多くなると、マミにも茉莉香本人に
とってもあまり楽しくはなさそうですね。
 まるで、海賊が最優先で、自分達の気持ちなんて
お構いなし。弁天丸の人間達がそんな風に考えている
ようにさえ感じられてしまうのでは。

 弁天丸の乗組員達は、なぜ茉莉香を船長にしようと
考えたのでしょう。私掠船免状を交付させるには、
前の船長、ゴンザエモンの親族に継がせるのが一番
だったから、という事情はあるようです。でももし
茉莉香が、海賊に適した性格や能力の持ち主で
なかったら、、、。飾りでもいいからとにかく跡を
継がせて、弁天丸を海賊船として残そうと考えた
でしょうか。
 まあ実際には茉莉香はスペックの高い女の子で、
宇宙に憧れていて、船長になる度胸も持っていたので、
そこはそれほど問題にはならなかったみたいです。
でもそれは別に、茉莉香の将来を応援するために
やった事ではないのでしょうね。

 自分達が海賊を続けたい、または続けなければ
ならない、と乗組員達は考えていて、そこに茉莉香が
引っ張り出された、という格好にも見えてきそうでは
あります。けれど茉莉香には、巻き込まれて痛い目を
見た、という考えにはならないでもらいたいかも
です。自分がこうしたい、という強い意志を持って、
乗組員達を反対に引っ張っていくぐらいの気持ちで
いてほしいものですね。

 そしてマミの事もちゃんと考えてあげてもらいたい
です。これまで描かれている中では、マミという
女の子は単にクラスメイトでバイト仲間というだけ
かもしれません。けれど、茉莉香が海賊稼業に
どっぷりつかってしまわず、高校生の女の子としての
はつらつとした気持ちを失わないでいるための
よりどころとして、彼女との関係を大切にしていて
もらいたいですね。

 ところで海賊って、どんな仕事をするのでしょうね。
茉莉香がやっていたシミュレーションでは派手な
撃ち合いがありましたし、彼女の初仕事では何だか
アトラクション風な展開もあります。
(そういえば船を乗っ取った茉莉香が乗客に言うせりふ
の中で、「無駄無駄無駄無駄あ!」というのがありました
けれど、どこか別作品で聞いたような、、、。前回
ジェニーのせりふといい、この作品って実はパロディ
が多い?)
 こういう、何でもあり的な所が、この世界での宇宙
海賊の持ち味なのかな? 茉莉香は果たしてこういう
ものをやりたかったのかどうかはちょっと気になります。
何でもいいから宇宙へ行きたかったのか、それとも
第2話で梨理香から教えられた「海賊の力」に魅了
されてしまったのか、、、どういう所を求めているのか
によっては、弁天丸の乗組員達や茉莉香自身の行く末
が大きく決まってきそうにも思います。

 ふと思ったのですけど、プリンセスアプリコット号
で茉莉香達がやっていたような事って、ゴンザエモンが
船長の時もあったのでしょうか。もし同じようにやって
いたとしたら、華麗な剣の対決やその後の海賊らしい
こしゃくなやり口も、すべて男同士の戦いとして演出
されていた事になりそうです。そういう野性味あふれる
立ち合いに、船に乗っているご婦人方がしびれる、
というのも面白さの一つだったのでしょう。
 それを女子高生である茉莉香がやるとなると、、、
最終的に女子高生がご婦人方をさらって行く、みたいな
構図が見えてきそうな。海賊船の船長室に陣取った
女子高生が、ご令嬢達を周りにはべらせている絵、
というのも何だか面白いですね。

 さて、後はチアキですね。彼女はバルバルーサの
乗組員ですが、ここではちゃっかり(?)弁天丸に
乗ってきています。口では、特別講習を受けに来た、
茉莉香に会うために来たわけじゃない、と言って
いますが、何をしていてもどうしても茉莉香が
気になってしまうようです。茉莉香が自分で未来を
切り開こうとする態度や、チアキの気持ちも考えずに
謝るだけの姿勢を見ていていちいちしゃくに障って
いるみたいです。
 でも、気にもとめていない相手だったらこれほど
気になりはしないですよね。簡単には認めたくない
けど、とても興味がある。チアキにとっての茉莉香は
そういう女の子なのかもです。
 戦いに対しては何かと気が回る茉莉香ですが、
こういう女の子同士の関係にはまだちょっと疎い
ようにも感じられます。チアキが茉莉香に自分の
存在を強く印象づけるためには、気になっている
事を直球で告白するぐらいしないとなのかもですね。
でもできれば、茉莉香には自分からチアキの思いに
気づいてもらいたいように思います。海賊としての
戦略や駆け引きだけでなく、人間的な成長があって、
その先にチアキとの気持ちのふれあいが描かれて
いくと良さそうですね。

・「モーレツ宇宙海賊」レビューリストレビューセンター

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