探偵オペラ ミルキィホームズ 第２幕 第４話

　寝る場所を巡ってけんかをしたり、快眠する
方法を皆で相談したり、リラックスするために
遊んだり、、、。シャロ達の夜は毎晩がパジャマ
パーティみたいなのでは。そこにはいろいろな
形のふれあいがあり、それを見てエリーが想像を
膨らませてしまう所も、百合につながるポイントに
なっているのかもです。

　アニメ「探偵オペラ ミルキィホームズ 第２幕」、
第４話「ミルキィホームズの寝相」です。
　コーデリアは、白いドレスを身にまとい、きれいな
お花畑をスキップしていた。嬉しそうに先を行く
彼女を追いかけて、シャロ達も笑顔で走っている。
しかし気がつくと、コーデリアは３人に取り押さえ
られていた。そしてなぜか、目の前に突如現れた
足の裏が迫ってくる。足を顔に押しつけられた所で、
彼女は夢から覚めた。実際には、ネロの足が自分の
顔にかかっていたのだった、１つのベッドに４人で
寝ているから、こんな事になってしまうのだ。

　基本的には仲良し４人組ですから、同じベッドで
寝起きするのはどちらかというと楽しい方なのでは
と思えます。以前のエリート探偵チームだった頃は
彼女達は豪華な部屋で別々に生活していましたが、
あの頃に比べて唯一良くなったのは、お互いの肌の
暖かさを感じながら眠りにつき、目覚められるように
なった事なのかなという気がします。

　とはいっても、時には居心地が良くない場合も
あるでしょう。いい夢を見ていた最中に邪魔を
されたら、怒りたくもなってしまうのでしょうね。
　そこから、寝相をよくすればお互い文句はない
だろう、という流れになるのですが、これは、
同じベッドでこれからも寝ていくための方法、
なのですよね。何とかして別々に寝ようという発想
にならないのが、彼女達の結びつきを示している
ように思います。

　寝相をよくするにはぐっすり眠る、そのためには
勉強や仕事の事を忘れてリラックス、、、。エリーが
提案した方法を４人は試していきます。この辺りは
４人でパジャマパーティ、みたいな雰囲気もあり、
コミカルな部分でもあります。
（というか個人的には、夢から覚めたコーデリアが
ネロの足とじゃんけんする場面が笑えた気がします。
コーデリアはちょっとむっとする気持ちを静める
つもりで、絶対勝てると思ってパーを出したのかも
ですけど、ネロの足は絶妙なタイミングでチョキを
、、、。この間合いが面白いです。）

　４人は勉強や仕事の事を忘れようとしますが、それ
以前に勉強が何なのか既に憶えていない、、、！　さすが
かもです。その後は仕事＝探偵以外の事を彼女達は
考え始めます。シャロはかまぼこ食べ放題、ネロは
「うまうま棒」食べ放題、コーデリアはお花畑、と、
彼女達らしいかわいらしい想像をしています。が、
エリーの想像だけはなぜか伏せられていますね。
怪しい声も聞こえていますけれど、、、これは
ブルーレイ＆DVDでは解除、されないかもですね。

　エリーは他の場面でも大人っぽい所を見せて
いるような。ベッドに入って皆で寝ようとしている
時に、１人背を向けて熱心に本を読んでいたり
します。本の表紙が見えかけていますけど、あれ
っていったい何の本なんでしょうね。
　他には、ネロがふざけてコーデリアの耳に
息を吹きかけたり頬をぺろぺろなめたりするのを
見て、体をもじもじさせています。２人の百合な
行動に何かを感じてしまった？
　エリーって、割と想像力が豊かで、ちょっとした
事でもすぐに色っぽい想像に結びつけている感じ
ですよね。そんな状況で、他の女の子達と一緒に
４人で身を寄せ合って眠っていたらもっといろいろ
想像して大変な事になってしまうのでは、なんて
いうのは余計な心配でしょうか。

　ところで、コーデリアとネロが４人の寝る時の
並び方を変える場面があります。元の並び方は、
エリー、コーデリア、ネロ、シャロ。変えた後は、
シャロ、ネロ、エリー、コーデリア、です。２人は
離れるようになりましたが、シャロとネロ、エリーと
コーデリアは、変える前も後も隣同士ですね。実は
この２組が、４人の中ではより近い間柄だったり
するのかもしれません。

　とまあそんな感じでわいわいやっている４人を、
アンリエットは黙ってみているようです。彼女達の
トイズ復活については、しばらく様子を見るつもり
みたいです。
　アンリエットとしては、特に急いでいるわけでは
ないみたいですし、怪盗帝国の仕事も順調に進んで
いますから、余裕を見せているのかもです。けれど、
第１期の第１１話のような大きな仕掛けを作っても、
結局シャロ達のトイズは戻りませんでした。なので、
このままなにもしないでいるのもあまり効果的では
ない気もします。シャロ達がどうしても真剣に
立ち向かわなければならないような大事件が次々に
起きていく、というのが求められる状況なのかも
ですね。

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