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2012年1月13日 (金)

キルミーベイベー 第1話

 どれだけ危険な思いをしたり痛い目に遭っても、
やすなは決してソーニャから離れようとしません。
ソーニャも特にやすなを追い払おうとはしていない
みたいですし、言葉で言う以上に2人は近い関係に
あるのかも。「ふたりのきもち」に期待したい所です
けれど、少なくともここではあまり発展はしていない?

 テレビ放送が始まったアニメ「キルミーベイベー」を
見てみました。第1話のサブタイトルは「いぬをしのびて
さくらさく
」です。
 朝の通学路を走る、「たぶん高校生」の折部やすな。
先を歩いていたクラスメイトのソーニャに近づいて、
肩に手をかける。が、突然手をねじ上げられ、痛い目に
遭わされてしまう。他にも、服についたほこりを取ろう
としたとたんに絞め技を決められるなど、気軽に触れる
事も難しい。普通の高校生に見えるが実はソーニャは
殺し屋で、学業の傍らある組織に所属して仕事をしている、
らしい。

 やすなはソーニャが殺し屋らしい事は知っていますが、
相手の仕事の現場を見た経験があるわけではなさそう
です。でも、身のこなしが鋭い、体術をマスターしている、
武器の知識を身につけている、という所を見れば納得
できるのでしょう。
 その割には、ソーニャには弱点も多いようで、やすな
には何でもないような事でも怖がったりしています。
表面上ではすごんでいても、本当はかわいらしい面を
持っている、という部分が、やすなに興味を持たせて
いるのかもですね。

 教室ではほとんど一緒にいて、下校するときも同じ
道を帰るやすなとソーニャは、誰が見ても仲良しと
言えそうです。でも当人達に仲が良いなんて言ったら、
ソーニャは真っ向から否定するかもしれませんし、
やすなの方はそこまで意識さえしていない可能性も
ありそうです。作中では、彼女達は今の位置関係のまま、
なのでしょうか。
 2人一緒の帰り道、やすなはソーニャに、自分達の
関係について語っています。やすなが無邪気に語る
親愛の気持ちに、ソーニャはどう反応したかというと
、、、ちょっとわからないですね。ここでソーニャが
やすなを百合的に意識している、という事であれば
これから何かありそうかもですけれど、実際にどう
なるのかはまだわからないですね。期待通りにならない
場合もありそうですし。

 他の要素としては、あぎりともう1人のキャラの存在が
ありそうです。あぎりは、やすなとソーニャからは
ちょっと距離を置いているようにも見えます。それが
2人の仲の良さを邪魔したくない、みたいな理由だったら、
彼女が2人の間を取り持つパターンもあるかもですね。
 もう1人は、原作では没になったキャラだそうです。
キャラ紹介のページにもちゃんと(?)「没キャラ」と
書いてありますね。彼女が本編に登場するなら、それは
アニメオリジナルのストーリーになるでしょうから、
彼女の振るまいがやすなとソーニャの関係を加速させる
場合も、、、。まあこれも期待でしかないですけれど。
ちなみにこの没キャラは、第1話ではオープニング映像に
顔を出したぐらいですね。本格的に本編に関わって
くるのはいつになるでしょうか?

 エンディング曲「ふたりのきもちのほんとのひみつ」は、
前にも別の記事に書いたように、2人の間にある愛情を
示しているように感じられます(「ぷろもーしょん」の
ページでこの曲のPVを見る事ができます)。この曲の
ような雰囲気が本編にも描かれれば面白くなる?

 物語の基本は、時折不意に命の危険にさらされながらも、
ゆったりとしたペースを崩さないやすなが、ソーニャや
あぎりとの間で引き起こす笑えるエピソードが描かれて
いく、という感じでしょうか。登場人物が少なく、クラス
メイト達の声やナレーションをまとめて2人の声優の方が
担当されるなどしていて、やすな達に物語を集中させる
雰囲気になっています。シチュエーション的には百合な
流れがあっても良さそうですけれど、そこまではいかない
かもですね。

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