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2011年12月23日 (金)

スイートプリキュア♪ 第43話

 ノイズにはハートのト音記号を渡さない、しかも
アフロディテを救う。これはとても高い壁のように
思えます。でもそれをやろうと響は言います。この時、
彼女には別に自信も勝算もなかったでしょう。かといって
無責任でもありません。伝説の楽譜を守る事も、アコの
母親を助ける事も、響の願いだったのでは。そしてその
思いは、奏達にとっても同じなのでしょう。

 テレビアニメ「スイートプリキュア♪」、第43話
シクシク、、、不幸のメロディが完成しちゃったニャ!
です。
 メイジャーランドにいるアフロディテの所に知らせ
が入った。メイジャーランドの女騎士が、トリオザ
マイナーを捕まえてきたという。早速会見した相手の
背後には、確かにバスドラとバリトンの縛られた姿が
あった。しかし兜を目深にかぶっていた女騎士の正体は、
ファルセット。不意を突いてアフロディテを捕らえ、
マイナーランドへと連れ去ってしまう。ほどなく響達に
連絡を取ってきたファルセットの要求は、彼女達が持つ
ハートのト音記号だった。

 なぜファルセットが「女」騎士に化けていたかは
ちょっとおいておくとして、バスドラ達が昔はどういう
人達だったのかがここで語られていますね。この3人も、
やはりメフィストやエレン(セイレーン)のように、
元はメイジャーランドの住人だったようです。それも
「三銃士」と呼ばれるほどですから、王のそばに仕えて
国のために働いていたのでしょう。

 メフィストがトリオを気にかけていた理由の一つは、
バスドラ達が自分に近い部下だったからなのかもです。
けれどそれ以上に、メフィストは責任を感じている
みたいです。
 なぜなら、3人をマイナーランド側に引き込んだのは
他ならないメフィストだったから。メフィスト自身も
悪のノイズに操られていたとはいえ、自分が手を下した
事で胸を痛めているようです。

 メフィストの言い方からすると、本人は自分がバスドラ
達に悪のノイズを聞かせたのを憶えているらしいですね。
ノイズに操られて自分の思い通りに行動できなくても
記憶は残っている、、、確かにエレンにも似たような所が
あったようです。エレンもこの事では苦しんでいましたが、
メフィストにとっても悩みだったのでしょう。
 かつて自分が王であった国に攻め入り、三銃士やエレン
に悪のノイズを聞かせて自分の側に引き入れる。さらに、
自分の妻や娘と対決しようとする。正気に戻った後も、
思い出すたびにメフィストはとても恐ろしい気持ちに
襲われていたのではないでしょうか。

 戦いのさなか、エレンはハミィの助けを借りて自分を
取り戻しました(そればかりでなく伝説の戦士プリキュア
にもなっていますね)。ですが三銃士はまだノイズに
とらわれています。自分が責任をとるためにも自分の手で
何とかしなければならない、とメフィストは思ったの
かもしれません。

 メフィストの出した答えは、、、自分と引き替えに
3人を救う事でした。誰かのために命を差し出すなんて
そう簡単にできる事ではありませんから、メフィストの
決断は勇気あるものだったとも言えるのかもしれません。
 でも、メフィストがいなくなれば、誰がノイズから
メイジャーランドを救うのでしょうか。誰がアフロディテ
やアコの支えになるのでしょう。メフィストの選択は、
一つの国の王様として、夫や父親としては実はほめられない
ものだったのでは、とも思えます。
 それでもメフィストは、全力でノイズに立ち向かいます。
王様として身の安全を第一にするより、目の前で悪に
染まろうとしている仲間を救いたいという熱い思いが、
体の中に渦巻いていたのでしょうね。

 強い思いを持っているのは響達も同じなのでしょう。
ハートのト音記号は渡さない、アフロディテも助ける、
彼女達はこの目標を、一つも譲る事なく実現させようと
します。
 別に響が楽天的な人間だというわけではありません。
自分が言った事がどれだけ困難なのか、今までの戦いで
彼女は十分わかっているはずです。
 それでも、不幸のメロディから人々を助けるには、
ト音記号をノイズに奪われてはいけないですし、自分を
「家族」だと言ってくれたアコの実の母親を失っては
いけません。響の言葉は、ぎりぎりの選択から出たもの
だったのでは、と思えます。

 自信なんてない、けれど引き下がるわけにはいかない。
メロディ達は戦いへと踏み込んでいきます。が、結果は
、、、。サブタイトルが最初から示していた通りになって
しまうみたいです。彼女達に希望は残されているの
でしょうか。

 といった感じで戦いは激しくなっていきます。、、、
その分百合な雰囲気がなかなか出ないような。一緒に
戦うプリキュア達の絆、特に響と奏のつながりなどを
見てみたいのですけれど、そういう流れになるとしても
まだ先?

・「ふたりはプリキュア」レビューリストレビューセンター

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