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2011年12月 2日 (金)

コミック百合姫2011年11月号 その2

 「飴色紅茶館歓談」は大詰め、ですが作品としては
同じキャラで読み切り作品が続いていくようで、安心
しました。この他、「よめとり!」では、いろいろ
言っても愛し合っている2人が微笑ましいかもです。
また「恋はお静かに」では、ユキと美卯との立場の
対比が面白いですね。

 発行一迅社コミック百合姫2011年11月号を
見てみました。以前に別の記事でも書いています
ので、よろしければそちらも見てみてください。

コミック百合姫2011年11月号

 では前に書いたもの以外の作品について一部
ご紹介、、、。

(・作品名(作者名(敬称略)))

・よめとり!(すこやか)
 教室で口論する石動克三(いするぎかつみ)と剣持白金
(けんもちしろがね)。2人は護神術の名取りだが、
どちらが相手の嫁になるかでいつもけんかしていた。
 十二巫護術(じゅうにふごしんじゅつ)という
特別な力を持った彼女達ですが、している事は
言ってみれば痴話げんか。それも基本的に2人とも
ラブラブなので、大岡をはじめクラスメイト達も
あまり間に入ろうとはしないみたいです。結論
としては、、、医学の進歩に期待? でも本当に
そうなったら素敵かもですね。

・恋はお静かに(かずまこを)
 保健室のベッドの上で、宮崎ユキはたじろいで
いた。けがをした自分の様子を見に来てくれた委員長
の高千穂美卯の考えが、声になって聞こえるのだ。
 ユキは、美卯が気になっていて、もっと詳しく
知りたい、と思っていたのかもしれません。が、
考えが読めてしまうという距離感には慣れない
でしょうし、信じられなかったみたいです。それなら、
ここでの自分の経験も「気のせい」で片付けて
しまいそうな所ですが、、、次の日の出来事の
描き方が鮮やかですね。

・飴色紅茶館歓談(藤枝雅)
 落ち着かない様子のさらさ。彼女はハルや日乃夏
に励まされて、バイト先の「飴色紅茶館」へ赴く。
今日は芹穂への返事を自分なりにするつもりだった。
 芹穂からの申し出はさらさには思いがけなくも
あり、嬉しくもあったのでしょう。でももし女性
2人で寄り添っていくなら、お店とか考えなきゃ
ならない事は多そうです。そこに答えるために、
さらさはこの演出を考えたのかも。この後はできれば
2人きりでじっくり愛を確かめ合ってもらいたかった
所ですが、周り放っておいてくれないようですね。
 というわけでこの作品はこの回までだそうです。
もうちょっと2人がくっつくような盛り上がりを
見てみたい気もしたのですけれど、さらさと芹穂に
すればこれが今の精一杯、なのでしょうか、、、。
 と思っていた所で、別の記事にも書きましたように、
本作は「飴色紅茶館~Golden&Silver Tips~」という
タイトルで読みきりとして続いていくみたいです。
さらさと芹穂を中心に、周りの人達の百合な恋愛が
たくさん描かれていくと良いですね。

・飼い犬よ、手を噛め(文:森田季節、絵:黒柾志西)
 美術準備室で絵を描く高畠芹香は、モデルの能勢夏海
に厳しい言葉を浴びせていた。しかし夏海は怒りも
せず、不平を言うだけで芹香の言いなりになっていた。
 芹香は夏海を見下して、相手がどれだけ救いようが
ないかを延々と頭の中で考え続けているようです。
けれどそれって、ずっと夏海の事を思い続けている、
とも言えそうですよね。芹香は自分の才能のおかげで
夏海がどんな人間なのかが何となくわかったみたい
です。彼女が夏海の側へ踏み込んでいけるかどうかは、
彼女と、夏海が決める事なのかも。

・さかしまシンデレラ(大沢やよい)
 女子高で女の子同士がつきあうなんて、学生生活の
暇つぶしみたいなもの。そう思っているアキに、
真面目そうな女の子、ユリが告白してきた。
 アキは女の子にもてるようで、これまでにも何度か
おつきあいはしていたみたいです。今度もまた同じ
ようなもの、と思っていた所が、という展開ですね。
でもアキにとっては、「暇つぶし」なんて言葉では
くくれないときめきを与えてくれる恋愛に、ここで
気づけた事はとてもラッキーだったのでは。彼女には
ユキとの関係を大切にしてもらいたいですね。

・私の世界を構成する塵のような何か。
(天野しゅにんた)
 大学生の留希(るき)は、恋愛にあまり興味がない。
同級生がボーイフレンドと楽しそうに電話で話している
姿も彼女には理解できなかった。
 恋なんて、と留希が思うようになったのは、もしか
したら、受験の時に出会った祥(さち)と今一緒にいる
祥にギャップを感じているからなのかもですね。でも
そういう心情はまだ祥には通じていないようで、、、。
女性同士の恋愛について知り始めた留希が祥との
関係をどう変えていくのか、といった所もストーリー
として語られるのかもしれません。
 天野さんは、同じタイトルの読み切り作品を7月号に
掲載されています。今度の作品は、同じ舞台で主人公を
変えつつ連載していくようですね。
 この回には、前作の主人公、笙子(ふえこ)と明日菜
(あすな)も登場しています。が、2人は相変わらず
微妙な関係っぽいです。こちらも何か変わっていったり
するでしょうか。

・「百合姫」レビューリストレビューセンター

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