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2011年11月 1日 (火)

ひだまりスケッチ×SP 第1話

 ゆの達ひだまり荘の6人の親密さは、夏になっても
変わらない、いえ、もっと親しくなっている感じが
しますね。ここでは特にヒロと沙英、乃莉となずなが
仲の良さを見せているような。登場人物が少ない
ため、彼女達の接近がより強調されているのでは。
そんな中、時々差し込まれる夏目のカットが、、、。

 テレビアニメ「ひだまりスケッチ」の特別編に当たる
「ひだまりスケッチ×SP(スペシャル)」、全2話の
内第1話を見てみました。本編は2つのエピソードに
分かれていて、それぞれのサブタイトルは、「7月15日
感じるままに」と「8月28日 プカリ」です。
 7月のとある休みの朝、なずなは寝間着姿のまま
ゆったりとお茶を飲んでいた。そこへ乃莉が訪ねて
くる。しかも急いで着替えて早く外へ出ようと言う。
わけがわからないまま準備をして乃莉についていくと、
そこにはゆのと宮子、ヒロ、沙英もいた。6人は
そのまま電車に乗る。途中でやっとなずなが、どこへ
行くつもりなのか皆に尋ねると、乃莉とゆのが慌てた。
相手がなずなに伝えていたものとお互いに思い込んで
いたらしい。今日の外出先は、彫刻野原美術館である。

 この話数では、登場するキャラの数が絞られて
いますね。ゆの、宮子、ヒロ、沙英、乃莉、なずなの
6人の他は、吉野屋先生ぐらいでしょうか。校長先生は
シルエットのみ、夏目も途中に2カットほど静止画で
出てきただけでした。ストーリーに関わってくる
キャラが少ない事で、ひだまり荘の6人の醸し出す
暖かな空気がたっぷりと描かれていたように思います。

 前半のエピソードでは、なずなは最初、出かける
事を聞かされていませんでした。そのため自分の
部屋でくつろいでいますね。
 そこへ乃莉がやって来るのですが、ノックも
しないでいきなりドアを開けています。(鍵をかけて
いないのは不用心のような気もするのですけれど
、、、まあたぶん、やまぶき高校やひだまり荘の辺り
は治安がいいのでしょうね。)ひだまり荘の女の子達は
お互いの部屋を行き来するのは普通で、特に乃莉と
なずなの間には、同級生であるという事以上の
親しさがあるのでしょう。

 皆で行った美術館は、外にも彫刻が並べられて
います。いろいろな形のものがあり、人をかたどった
作品もあります。その内興味を持ったゆのと宮子は
彫刻の格好を真似し始めて、、、。2人ペアで真似する
所が彼女達らしいです。
 次はヒロと沙英にバトンタッチされるのですが、
そこに置いてあった像の真似をするのは恥ずかしかった
ようです。決して体重を気にしているわけではなく、
2人の仲の良さを見られるのが恥ずかしかった、という
事ですよね?

 美術館の中にもたくさんの作品があって、美術科の
5人は興味津々だったみたいです。普通科のなずなは
ゆの達のようには作品を見られないと思っていた
ようですけれど、皆に言わせればそうかしこまる事
ではなく、気軽に芸術作品を作れるんだと、なずなに
示す事ができていますね。

 ところで、美術館の中で作品を見ながら話していた
ヒロと沙英がまたいい雰囲気を作っています。本人達は
普通に自分達の将来の夢を語っていたつもりなの
でしょうけれど、かなりアツアツな感じです。恋心
にはあまり明るくなさそうなゆのでさえ、彼女達を
包む空気の意味には気づいていたみたいです。

 気づいたといえば、夏目も、ですね。どんなに
離れていても、沙英の事となれば敏感に感じ取れるの
でしょう。それにヒロが関わっているともなれば、
気にならないはずがないのかも。
 沙英に近づきたいと思いながらつい強がってしまう
夏目。この特別編や、今度放送される第4期のシリーズ
の中で、彼女がもっと素直になり、沙英との関係を
深めていけるのかどうかが気になります。

 後半のエピソードでは、1年生と2年生の4人が
水泳大会の練習でプールへ行っています。3年生の
2人は、8月の末ではさすがに勉強の方で忙しいの
でしょう。
 4人は一緒に出かけるわけですけれど、その時の
乃莉となずなの仕草が。乃莉がなずなと手をつないで、
エスコートするように階段を下りています。周りも
特に何も言いませんし、本人達もとても自然に
手を引き引かれていますね。4月に出会ってから
何ヶ月かの間に、彼女達はここまでの関係になれた
ようです。それは、ひだまり荘で女の子同士の
ふれあいをたくさん見てきて慣れたから、という
だけではなく、彼女達がお互いを認め合ったから
だと思いたいですね。
 エンディング曲と一緒に流れている映像の中でも、
乃莉となずなは手をつないでいます。彼女達の中では
そうする事がもう普通になっているのでしょう。

 ゆのと宮子の方はそれほどでもなかったでしょうか。
彼女達には、第4期でも見せ場を作ってもらえるの
では、と期待してしまいます。

 プールのエピソードでは、のこぎり、じゃなくて
かなづちだったゆのが、泳げるようになろうと
奮闘しています。宮子がゆのについて、「意識がないと
水に体が浮く」みたいに言っていたのは、以前アニメの
特別編でも放送された、「そして元の位置に戻す」での
出来事を言っているのですね。こういう風に他の
ストーリーとつながっている所は面白いかもです。

 他には、なずなの笑いの才能がけっこう面白い気が
します。「何かお掃除みたいになってませんかあ?」と
にこやかに言う言葉は、実はツッコミなのかも。
また美術品につけるタイトルのセンスとか、プールで
何をして遊ぶか乃莉に聞かれた時の返事など、ボケの
方でも才能を発揮していたように思います。

 夜には一緒に集まって今日の出来事をおしゃべり
したりするゆの達。そのまま一緒に寝てしまうのも
彼女達だから自然にできるのでしょう(しかも
ヒロと沙英は同じ布団で、、、)。次の話数でも
彼女達の愛情あふれる物語を楽しめるのでは、と
期待したいです。

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